【大塚角満の熱血パズドラ部！】第656回：念願のあの子

2018-08-28 20:44 投稿

念願のあの子

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さて。

まもなく8月が終わろうとしているわけだが、仕事で忙殺されていた先々週（前述のパズドラ部ムックと、同日発売の『ファンタジーライフ』の単行本の仕上げでてんてこ舞いだった）、その余波でゾンビと化していた先週も、しぶとくパズドラだけはがんばっていた。とくに、ムキになってトライしていたのが“8月のクエスト”。もちろん、それには理由がある。

この“〇月のクエスト”シリーズは毎回、全クリアーで、素敵な特典がゲットできるようになっている。しかし、全クリアーは当然ながら難度が高く、俺はいつもひとつかふたつ残しの状態でタイムアップを迎えてしまい、ほとんどの特典を取り逃してきた。それでも、悔しさはあまり感じていなくて、その証拠に6月や7月の全クリ特典が何だったのか、1ミクロンも覚えていないのである。

しかし。

8月のソレだけは、どうしても手に入れたかった。

この特典モンスターが初めて登場したとき、そのあまりのかわいさに俺は瞬時に心を射抜かれて、描いた日野慎之助さんの家の方向に向かって｢南無南無南無！！｣と御神酒を捧げたくらいなのである（ちょっとオーバーではある）。ポーズも、表情も、露出具合も、そして躍動感も、完璧以外の言葉が見つからないくらい。

｢属性が闇なので使えないけど……これだけはどうしても欲しいよぉぉおおお！！！｣

ってんで、無謀にも魔法石を突っ込んだりしたっけ……。木属性以外のモンスターのためにガチャを回したことって、それ以来ないかもしれないわ。

そんな、俺を虜にしてやまなかった常夏のモンスター“雪白の美姫・ヴァルキリークレール”が、8月のクエストの全クリ報酬であった……！　これはもう、どんな手を使ってでもクリアーするしかないではないか！！！

この“〇月のクエスト”で問題になるのは、決まって“上級者向け”に配置されている“チャレンジLv9”と“チャレンジLv10”だった。“級”にカテゴライズしたら間違いなく壊滅級になるであろう、ふたつのクエストだ。

簡単に全クリ特典を渡さぬために配置された、屈強なガーディアン。『バキ』に例えたらジャック・ハンマーと烈海王、『修羅の門』で言ったら海堂晃と片山右京、そして『銀英伝』ならロイエンタールとミッターマイヤーに相当するのが、このLv9とLv10なのである。

ところが。

いつもは苦戦しまくった末に、｢もう特典なんてイラネーや……｣とやさぐれて布団をかぶってあきらめてしまうふたつのクエストを、なんと8月に限ってはアッサリとクリアーしてしまったではないか！！

もちろん、ノーコンクリアーである。いつも以上の力が出るくらい、ヴァルキリークレールが欲しいか俺。

しかしここでハマってしまったのが、固定チームで挑む“チャレンジLv8”だった。

慣れない火属性ということもあってか（関係ねえ）、2階に登場するアースガルをどうにも倒しきれないのである。

おそらく、ほかの月でLv9やLv10に費やすよりも多くのスタミナを突っ込み、ようやく、

｢すべてのスキルを使うつもりでやらなきゃダメだ！｣

と気づき、全力でアタックすることを誓う。その結果、この戦いでリーダーチェンジを使ってワングレンをリーダーに据え（リーダースキルは、HP満タン時に火属性の攻撃力が4倍）、アースガルが攻撃をしてこないあいだに火ドロップを溜めて一気に叩く……という戦法に到達。これによりどうにかこうにかアースガルを攻略することに成功し、その後のアモン、ソティス、ボスのリファイブも同じ作戦で退けることができた。勢いに乗って残るクエストもつぎつぎと撃破し、ついに……！

久しぶりに、月のクエストをコンプしたぜ～～～！！

これにより念願の、

ヴァルキリークレールもゲット！！！　属性が俺と合わないので使わないと思うけど、ときたまモンスターボックスから取り出して愛でてやろうと思っている。

いやぁ～それにしても、ムックの発売直線でずっと欲しかったヴァルキリークレールを手に入れられるとは……幸先がいい！！

おしまい。

第655回

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