
すべてのVTuberがニコニコに集まれる土台が作られる。VTuberと公開収録できる新サービス“バーチャル機能”が発表!
2018-04-16 18:27 投稿
ニコニコがVRに関する新事業をスタート
2018年4月16日、ニコニコを運営するドワンゴが“VRを活用した新サービス体験会”をニコニコ本社にて行った。
こちらのイベントは、先日行われたニコニコ超会議発表会の際に、同時に発表された新サービス“バーチャルキャスト”の体験会と、ニコニコがVRを使って目指す未来が語られるものとなった。
まず行われた説明会では、ドワンゴの事業戦略本部 VR文化推進室 副室長の助田徹臣氏が登壇。
氏は、ドワンゴはこれまでにもVR関連技術の研究開発を推し進めており、そういった方面からも、ネットとリアルの境界線を積極的に崩そうという試みていることが語られた。ニコニコ超会議や闘会議なども、そのひとつの施策だという。
VR/ARに焦点を当てると、ドワンゴはこれまでにも“ARキャラクターライブ”(2011年~)、“小林幸子50周年記念武道館ライブ VR生放送”(2014年)から始まり、2016年にはN高校でのVR入学式(2016年~)とさまざまなイベントを執り行い、技術的にも、またイベント興行の面で見ても多くの知見を溜めているという。
ドワンゴはこの知見を活用し、現在流行となっているVTuberへの対応も行っており、そのための施設も保有しているとのこと。施設の中には、10×8メートルという国内最大規模のVRスタジオも有しているとあり、ここからもVRに対する本気度が伺える。
続いて行われたのは、本日初公開となるニコニコ本社生放送スタジオに追加される“バーチャル機能”の発表。
こちらは、スタジオに用意された透過有機ELディスプレイにVRキャラクター(アバター)を表示し、現実世界にいながらも、VRアバターと目を合わせてコミュニケーションを取りながら、収録が行えるというもの。
こちらの機能は、モデルデータさえあれば演者の身ひとつで、VRキャラクターをゲストに呼んだラジオの公開収録のような収録が行えるという。
また、今回の発表会ではVRキャラクターをさまざまなアプリケーションと互換性をもたせる新たなファイル形式“VRM”も発表された。
VRMは、既存のキャラクターデータをVRMファイルフォーマットにコンバートさせることも可能で、モデルデータ開発ソフトによって生じるさまざまなクセもこのVRMが吸収し、無理のない互換性を持たせることが可能になるという。
なお、こちらのVRMは本日からオープンソースで無料公開されるという。
ユーザーがニコニコ本社で使える新サービスも
発表会の最後には、ビジネス的な視点からドワンゴがどのようなVR事業を展開するかが語られた。
まず、先日発表されたバーチャルキャストについて。誰もがVTuberとなれるというこのサービスは、現状ユーザーに向けてのみのサービスとも思われているが、企業アカウントにも対応したサービスであり、企業が独自にキャラクターアバターや背景、演出などをカスタムすることができるという。
また、ドワンゴは「VRキャラクター、VRコンテンツを作りたいけれど、その知識がない」という企業をサポートするビジョンも持ち合わせているとのこと。
この試みが成功すると、企業とユーザーとをVR空間が繋げてくれるような世界が訪れることになる。果たしてそういった未来が訪れるまでに、どれほどの時間を要するのかは不明だが、今後の展開には期待せざるを得ない。
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