関係者の素顔に迫る!!『イングレス』大規模イベントXMアノマリー“EXO5”の舞台裏リポート(後編)

2017-11-14 17:35 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

XMアノマリーを成功に導くものたちの想い

全世界を舞台にふたつの陣営がAR(拡張現実)を介して陣取りを行う位置情報ゲーム『イングレス』といえば、『ポケモンGO』の基盤ともなっているナイアンティック社(以下、NIA)を代表するタイトルだ。

本記事は約1年ぶりに国内で開催された大規模バトル、XMアノマリー“EXO5”大阪の舞台裏に迫るリポート記事の後編である。

※前編はこちら

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激しい戦いを中継するニコニコ生放送や、レジスタンス(青)とエンライテンド(緑)両陣営のサポートスタッフについて紹介した前編に続き、ここからは、NIAとエージェントの関わりやアフターパーティーを盛り上げてくれる出演者の想いなど、XMアノマリーという大規模なイベントの裏側をフリーライターの深津庵がリポートしていく!!

【Ingress記事まとめ】
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エージェント目線で現場を巡るNIAスタッフたち

ニコ生の出演が終わった川島氏と須賀氏がその後どこに向かったのか。

多忙なふたりのことだから、まっすぐアフターパーティー会場である靱テニスセンターに移動するのかと思ったらそうではなかった。

わずかな時間を使ってエリアを歩き、いままさに戦っている両陣営のエージェントが集まる場所を訪問。現場の声を聞き、交流を深めながら会場を目指していたのだ。

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ふたりが姿を見せるだけで歓声が上がり、緊迫した戦場が一気に和む。別途公開中の当日実施した両氏のインタビュー記事でも語られている、“共感と共有”を大切にしていることが伺える瞬間だ。

彼らが多くのエージェントに愛されている理由が、こうした交流を積極的に行い分け隔てなく接してくれる存在だからだと再確認することができた。

靱テニスセンターに向かう途中に乗ったタクシーでは、道すがらエージェントを見かけると窓を開けて応援する川島氏。思わず本気で戦いに参加してしまう須賀氏、ふたりの様子がとてもよかったぞ!!

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XMアノマリーの集結ポイントである会場へ

激しい戦いが続いたXMアノマリー“EXO5”大阪の最終結果が告げられるアフターパーティー(以下、アフパ)。ここ大阪では靱テニスセンターで行われるということで、設営準備が進む会場を訪問することにした。

そこでは丁度、ニコ生の生中継にも出演していたエージェントでありシンガー・ソングライター山本紗江さんのリハーサル真っ只中。

エージェントが集うコートには全面にシートが敷かれ、設営スタッフが機材の調整に走り回っていた。

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シンガー・ソングライター山本紗江さん直撃インタビュー

──ニコ生に欠かせないメンバーのひとりですが、毎回心がけている点はなんでしょうか?

山本 第1回のオファーをいただいたとき、ソラトニワ(インターネットラジオ)の番組とのコラボということで、ニコ生中継スタジオも“ソラトニコスタジオ”という名前でした。ラジオでは声だけで良かったのが、ニコ生だと表情や動きも伝わる。皆さんが退屈しないような絵になることを心がけていますが、いまだに試行錯誤の連続ですね。

──最初にオファーを受けたとき、正直どう思いましたか?

山本 『イングレス』の専門番組、“INGRESS SPECIAL:HACK WITH SORAXNIWA”をスタートさせて半年くらいの時期に最初のオファーをいただいたと記憶しています。ニコニコ生放送やニコニコ動画には昔から親しんでいたので、その公式番組に出演ということでとてもワクワクしたのを覚えています。いまでも出演のご依頼が来ると本番までいつもワクワクしていますよ!!

──“これだから『イングレス』はやめられない!!”と感じた、印象深い経験を教えてください。

山本 意外かもしれませんが、誰かと大きなことを成し遂げたことやニコ生のような華やかな舞台での経験ではなく、“EXO5 Controller”にチャレンジしたとも、誰もいない原宿にひとりで行ったくらいなんです。それでもコントロールフィールドを作るのが楽しく、段々ハイになっていた状況は最近もっとも印象深かった経験ですね。

──『イングレス』に出会ってから、シンガー・ソングライターとしての活動にどんな変化がありましたか?

山本 『イングレス』の曲はあるあるネタなどを取り扱うので、誰にでも口ずさみやすいメロディを心がけています。もちろん、エージェント活動での経験がふだんの作詞作曲業にも影響を与えていると思いますね。

──年内にエージェントレベル16を目指していたと思いますが進捗は?

山本 ありがたいことに音楽活動でとても忙しい状況になっていまして、じつは全然なのです……。グリフハックをこれまでの2倍以上やらなければいけないし、APも全然足りてないので焦っています。エージェントレベル16がたとえ無理でも、レベル上げは今後もコツコツ頑張ります!!

──ニコ生の最後に駆け足で告知があったニューシングルについてく・わ・し・く!!

山本 今回『いんぐれす音頭』というシングルを制作しました。ふだん、ふたつの陣営は対立関係にありますが、互いが手を取り合うクロスファクションといった場で、陣営の枠を超えてみんなが楽しめるものがほしいなと考えていたんです。そこで思いついたのが“音頭”、つまり踊りだったんです。また、今回のXMアノマリーに合わせて“大阪アノマリー”というテーマでもう1曲書いていますが、こちらは昭和歌謡をイメージしています。これは和をテーマにしたもので、Jundon57(エージェント)さんがイメージ通りのジャケットを描いてくださいました。

──シンガー・ソングライターとして今後の目標をぜひ!!

山本 上京して1周年、それに合わせたCD・MVを作ろうと現在取り組んでいます。また、ツイキャスで同時観覧数100人を目指していまして、それが達成できたら11月26日あたりからクラウドファンディング立ち上げも企画しようと模索しています。どんな想いでCDを作るのか、興味を持っていただけるかたがいればぜひ、専用のページを覗いていただけるとうれしいです。

●ツイキャス『sae_catfreak』

●山本紗江クラウドファンディングページ

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両陣営が集うアフターパーティーで語られたもの

アフパ本番では『イングレス』のスポンサーであり、エージェントのあいだですっかり人気者になっていた伊藤園のマーケティング担当である大楽泰督氏の異動が告げられた。

じつは大楽氏から事前の報告を受けていた深津は、絶対にエージェントは悲しみますよと密談。本人はそんなことないよと恥ずかしそうに笑っていたが、会場からは異動を惜しむエージェントの声が響き渡ったのである。

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大楽氏はステージで、『イングレス』に関わることになった当時、役員から“徹底的にエージェントと向き合え”と言われていたことを振り返る。

そうして迎えたXMアノマリー“ペルセポリス”仙台の際、“イングレスといったら伊藤園”と言ってもらえるようがんばると語っていたのだが、そこには自分自身への覚悟を込められていたのだと明かした。

さらに、大楽氏の「伊藤園は真摯に向き合えているでしょうか?」と問い、会場からはたくさんの拍手が送られ、その瞬間、自分のことのようにうれしくなり少しだけ涙が出てしまった。

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その後、須賀氏の海外転勤が告げられると、大楽氏のとときは違って悲しむ声が小さい。

これは須賀氏とエージェントの関係性が良好だからこそのノリで、XMアノマリーのときは帰ってきますと続けると「えー!!」と返され、「そっちじゃない!!」と、速攻で須賀氏がつっこみ笑いが起きる。

こうしたコントのような掛け合いが、これからのXMアノマリーでも楽しめることを切に願う。

転勤の真相と須賀氏の想いはこちらで!!

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さらに、ステージでは今里ゴールデンストリートバンド山本紗江さんによる『イングレス』にちなんだライブも開催。

エージェントなら思わず頷いてしまう歌詞と最高のパフォーマンスで肌寒かった会場を温めてくれた。

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XMアノマリー“EXO5”大阪を制したエンライテンドは、深津が所属するレジスタンスとはゲーム上対立する陣営だ。

前編で紹介したサポート会場には本来立ち入ることができないのだが、取材の趣旨を説明すると快く快諾してくれた。

アフターパーティーの場でも面識のあるエージェントが、敵味方関係なく声をかけてくれたこと。そして、このXMアノマリーを開催するにあたり、地域を代表して運営に関わった両陣営のPoC(Point of Contactの略)と呼ばれるリーダーの皆さんに心から感謝します!!

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そしてエージェントの皆さん

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XMアノマリーがつなぐエージェントの輪

今回のXMアノマリー“EXO5”大阪には、13人のメンバーとともに2台の車で関東から参加した。

片道約8時間、新幹線や飛行機を使えば楽なのだろうが、気兼ねなく語り合うことができるのは車でしかできない魅力だ。

『イングレス』に関係のない趣味の話題や、サービスエリアで何を食べよう、大阪に行ったらこれがオススメと、イベントはもちろんそれ以外の楽しみと時間をたくさん共有することで思い出の量も増えていく

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活動地域が異なりふだんは会えないエージェントとも、XMアノマリーがあると言わずとも再会できるのもうれしい要素。

前編でもお伝えした通り、会場ではソロやXMアノマリー未経験のエージェントでも、安心して参加できる環境が両陣営ともに整っている。

日々の活動では体験できない戦いが詰まったXMアノマリーにぜひ、ひとりでも多くのエージェントに参加してもらい、そのおもしろさを知ってもらいたい!!

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P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
※深津庵のTwitterはこちら

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