【新作】『GTA』のロックスター・ゲームスによる『BULLY』でやんちゃし放題の学園ライフを

15歳の問題児ジミーが巻き起こす地獄の1年間

『グランド・セフト・オート』や『レッド・デッド・リデンプション』シリーズなど、自由度の高い遊びを提案し続けるロックスター・ゲームス。

同社が2008年にリリースした、15才のやんちゃな少年が学園で好き放題暴れまくる『BULLY』が、追加ミッションやキャラクター、ミニゲームなどを網羅した完全版としてスマートフォン向けにリリースされた。

本作では、何をやるのもプレイヤーの自由。問題児ばかりが集まる悪名高いブルワース・アカデミーで、やんちゃし放題の学園ライフが待っている！

触るな危険!?　5つの派閥と愉快な仲間たち

日本人の目線でみているからなのか、それとも海外ではごくありきたりなのか建築なのか。主人公のジミー・ホプキンスが送り込まれたブルワース・アカデミーは、門構えから隠しきれない高級感が漂う進学校といったイメージ。

品のあるマダム、ミス・ダンバーのお出迎えに、いっしゅんでも輝かしい学園生活が待っているのだと期待した自分だが……。

誰にでも発生する1日限りのモテキ、“転校生属性”というやつが働いているわけではなく、やんちゃ坊主な生徒たちはどこにいってもこの調子。

挙句の果てには、学園長まで悪態付き放題なのだ。

5回目の結婚に浮かれる母親は新婚旅行に浮かれ、厄介払いとでも言いたげにこんな学校に叩き込まれるジミー。

“あんな男のどこがいいんだ”と吐き捨てる彼は、編入初日から悪ガキ集団のリーダー、ラッセルからのカツアゲという洗礼を受けて以降、毎日いろいろな生徒から絡まれ放題。そんな中でも際立つのが強烈な個性を放つ5つの派閥だ。

こうした派閥に色男組や腕組な奇面系マンガを思い出しちゃう昭和世代の著者にとって、この波乱に満ちた学園生活はどこかあこがれていた世界。

いつもチャック全開のアルジャーノン、チョコが大好きユニスなど、登場人物は誰も個性派揃いで、毎日がお祭り騒ぎ！

何をやってもプレイヤーの自由だけど、毎日2回の授業や門限などゲーム内の時間に縛られる部分もある。

あくまでもジミーは15才の子ども。『GTA』な雰囲気はあるけど無茶のない範囲で、とびっきりやんちゃな学園プランを立てていこう！

ケンカに役立つ学問のススメ

前述の通り本作には1日2回、午前9時から11時半、午後1時から3時半のあいだに授業があり、出席の有無はプレイヤー自身の判断に出欠を決めることができる。

悪さをしてなんぼのゲームなので、授業なんて無視して遊びまくりたくなるところだけど、ケンカに役立つ素敵な知識を学ぶことができるから見逃せない。

授業の始まる時間になると画面上部にガイドが現れる。

そのあいだに教室を訪れると内容に応じたミニゲームが始まり、体育なら武器の命中率、英語に参加すれば謝罪や挑発の種類が増えたり、女子生徒からのキスのプレゼント（体力回復）が期待できる美術など、さまざまな報酬を得ることができるのだ。

悪態をついてばかりで手がかかるけど、ジミーはとってもできる子。潜在能力をどう育てていくか、どんな学園ライフを送るかはプレイヤー次第。

長いようであっという間の1年をぜひ、実のあるものにしてもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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