ネットフリックス新サービスはビデオレンタル店!!
配信事業会社ネットフリックスは、同社によるオンライン映像ストリーミングサービス”Netflix(ネットフリックス)”の最新VRバージョン”NETFLIX ZONE(ネットフリックスゾーン)”のデモ映像を公開した。
▼Netflix Zone – Netflix Hack Day – Spring 2016』
“ネットフリックスゾーン”は、HTC Viveの特徴でもある”ルームスケール(体験者本人が実際に立ったり、座ったり、歩いたりすると、その動作がVR上に反映される)”機能を活かした、”ネットフリックス”をVR上で楽しむ新サービス。
なお、同社からGear VR版のアプリはリリーズ済み。椅子に座って楽しめる従来のものに対して、今回のサービスはHTC Vive対応のルームスケール版という位置づけのようだ。
今回公開された映像をみていてまず目に付くのが、80、90年代のビデオレンタルショップ風のデザインだろう。”ネットフリックスゾーン”内では、ストリーミング作品がVHSカセットとして棚に並んでいる。体験者は店内を歩き回りながら見たい作品を物色し、VHSカセット風になったストリーミング作品を実際に手に取ることで、その詳細を見ることができる。
ストリーミングサービスを売りにしている同社が、あえてVHSカセットをテーマにしているあたりが非常に印象的なデザインである。
また公開されているPVでは、『デアデビル』のVHSカセットを手にすると、ビデオレンタルショップだった景色が一変。壁に大きなスクリーンが現われ、周囲には対象の作品を連想させる背景も現れていた。スクリーン上では作品の予告編が上映されているのだが、ただ予告編を再生するだけでなく、作品世界に浸れる仕掛けも組み込まれているようだ。
上記の背景がせり上がってくる仕掛けは特定のタイトルだけなようで、映像内では『デアデビル』とは異なるパッケージを手に取った途端、通常のストアの風景に変わっていた。
▲手にしたVHSパッケージをその場に投げ捨てる。ちょっと大胆な扱いにドキドキしちゃう。
▲HTC Viveのコントローラで作品を手に取ることができる。実際にビデオレンタル店で品定めをしている気分だ。
▲映画をチョイスしたらVRコントローラで持ち上げると周囲の景色が変化。
▲スクリーンがせり上がって予告編の再生が始まった後も、周囲を自由に見渡すことができる。
▲再生する作品をスクリーンに投げると予告編が始まる。
VHS世代、文字通りビデオレンタルだった時代を知っている大人はもちろん、80年代を知らない若い世代にはそのクラシック感を味わうことができそうだ。
今後の情報、詳しい仕様にも注目していきたい!
※深津庵のTwitterはこちら
▲VRのまとめページができました