【個人開発ゲームを斬る】『新宿ダンジョン』開発者が世に問う新たな脱出ゲームのカタチ『沖縄からの脱出』

2016-03-25 18:34 投稿

沖縄!

“新宿地下街”を忠実に再現し、“ネットの話題”と“莫大な富”をかっさらった、ドット絵脱出ゲーム『新宿ダンジョン』。

▼2014年の話題作
※【個人開発ゲームを斬る】『新宿ダンジョン』忠実に再現された“地下新宿”を攻略せよ!

その開発者さんは、どういうわけか沖縄に住んでいたりします。だからなのかどうかはわかりませんが、今回の脱出の舞台は地元沖縄。

しかも、その土地の美しさを見せつけるかのごとく、全編実写。

こんなところに住んでるなんて、ああウラヤマシイ……。

image1_1▲リモコンに電池をセットしてimage1_2▲テレビをつけたらそこは沖縄


先に申し上げておきますが、“全編実写”というポイント以外は、ごくごく普通の脱出ゲーム。

怪しいところをタップで拡大。隠されたアイテムを見つけて、タップで回収。そのアイテムを使って謎を解き、無事脱出。

そんなどこにでもある脱出ゲーム。

気がつけば沖縄、残波岬

image2_1▲行ったことない残波岬image2_2▲ピカピカの車

理由はわかりませんが、気がつけばあなたは沖縄、残波岬。なんとかして、東京に戻らないといけません。

あっちこっちと移動すると、ピカピカの高級車が。とりあえずこれに乗るのが目標のようですが、もちろん“カギ”がかかっております。

というわけで、カギを探しましょう。

実写実写実写

image3_1▲沖縄の海image3_2▲とくに何もない壁も美しい
image4_1▲沖縄っぽいアイテムimage4_2▲沖縄っぽい? 謎解き

実写ですから。

美しい沖縄の海やら、とってつけたような“シーサー像”が重要アイテムとして出現。中には、“沖縄の暑さ”を利用したような謎解きもあったりなかったりしますが、これは私の考えすぎかもしれません。

image5_1▲行ったことない中城ビーチimage5_2▲パラグライダー!

その後、すったもんだがありまして、舞台は“中城ビーチ”へ。

波打ち際に流されてきた“ビン”など、ちょっと胸がキュンキュンするような仕掛けもありつつ、謎解きを進めていくと、動かない“パラグライダー”が。これは何かに使うのかな?

image6_1▲ペタンコのゴムボートimage6_2▲なんだかんだで脱出

砂浜を歩いていると、空気の抜けた“ゴムボート”が。これも何かに使うのかな?

その後、すったもんだがありまして、気がつけば、沖縄から脱出成功。

ボリュームがそんなにあるわけではなく、また、動画広告を見るとヒントが得られるので、10分もあればクリアできてしまいます。

これは困りました。

ゲームのボリュームはどうでもいいですが、記事のボリュームがちょっと寂しい。無理に伸ばすとネタバレがひどくなりそうなので、あとは開発された“Uehara”さんにいろいろ聞いてみることにしました。

Q1.『沖縄の脱出』を作ったキッカケは?

前に新宿駅を舞台にした『新宿ダンジョン』というアプリを作ったのですが、この時に「現実をゲーム化するのは楽しいな」と思いまして。
そこでつぎは地元の沖縄で何かできないかなと考えたところ、脱出ゲームならできるのではないかと思い、制作にいたりました。

Q2.謎解きはどんな感じで作ったのでしょうか? ロケーション優先か、謎解きを考えて、そういう場所を探したのですか?

まずはロケーションからです。
いろいろな場所に実際に行き、見栄えはどうか、謎解きはどこに配置できるか等を考えて場所を決めます。
あとはホームセンターで商品を端から眺めながら謎解きの検討ですね
先に頭で考えても現物がないと実現できないため、道具から謎解きを考えていきました。

Q3.アプリ内で使用している写真撮影は、全部ご自身で行われたのですか? 協力者などいらっしゃいますか?

ひとりで行いました。
ゲーム中では人が写っていませんが、じつは画面の外には結構な人がいて、その中で何もない岩の窪みに電灯を向けたり、ひとりで砂浜を掘ってアイテムボックスを埋めるのはなかなか精神的にアレでした。

Q4.それは寂しいですね! 撮影など諸々含めて、どれぐらいの期間で作ったのでしょうか?

合わせて4ヵ月くらいです
もっと早く終わらせる予定でしたが、撮影や謎解きを考えるのに結構時間かかってしまいました。

Q5.ちなみに、沖縄の“観光大使”的なものを狙ってますか?

なれるならなりたいですが、自分は沖縄の売りの海や夏が大嫌いなので、多分無理かと思います。

Q6.これは炎上発言ですね! ところで作中にとても素敵な車が出てくるのですが、こちらレンタカーでしょうか?

いえ、自前の車があったのでそのまま使いました。

Q7.とてもいい車に乗っておられるんですね! では途中で出てくる◯◯◯◯◯◯◯もご自身のものなんですか? さすがにあれはレンタルですよね??? 買うとめちゃくちゃ高いですものね?

いえ、あれも自前です。
レンタルがなかったので自前で購入し、それを使用するためにスクールに通い、 自分でエンディングまで作成しました。

Q8.え? あれもご自身のものなんですか? 失礼ですが、普段はどのようなお仕事をされているんですか?

今回の『沖縄からの脱出』のような、スマホゲームを作成して生活しています。

Q9.え? アプリだけで食べてるんですか? アプリってそんなに儲かるんですか?

なんとか食べていけていますね。
スマホアプリは儲かる人はすごい儲かるみたいです。
この『沖縄からの脱出』もヒットしてほしいところです!

Q10.だいぶ記事のボリュームもでてきたので、最後に何かひと言、よろしくお願いします!

脱出ゲームを遊んだことない人でも最後まで楽しめるように、難易度は低め、ヒント機能も用意しています。
沖縄の綺麗な海や空が味わえるので、ぜひ遊んでみてください。

文中でも触れましたが、難易度もそれほど高くなく、ホントにサクッとクリアできます。ちなみに開発者さんはとてもイケメンです。地位もお金も手に入れて、ああウラヤマシイ……。

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


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沖縄からの脱出 〜実写脱出ゲーム〜

メーカー
daisuke uehara
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 7.0 以上 Android 4.0 以上

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