【新作】『七怪談』3日以内にメールを7人に拡散しなかった結果……

恐怖を招く危険なメールが友だちを襲う！

「この手紙を○人のひとに送れ」

こんな感じで特定の内容を拡散させる、“不幸の手紙”や“幸福の手紙”なんてものが著者の幼少期に流行った。

当時、心霊ブームだったこともあって、おもに霊的な恐怖を連想させるものが多く、それはもう日々恐怖に震えたもんです。

そうして時代は移り変わって2016年。

その手法も手紙からメールにカタチを変え、スマホで飛んできちゃうから拡散も光の速さ。

本記事で紹介する『七怪談』も、3日以内に７人の相手に拡散しなければ、身近にいる7人の知り合いに不幸が起こるという内容のメールから始まる。

本作を開発したのは『僕の彼女は浮気なんかしない』や、『元カノ(仮)と今カノと僕』。
『話聞いてよ＞＜ 恋愛相談アプリ』など、架空のSNSを介して選択肢を選んでいくスタイルを得意とするGLOBAL GEAR, K.K.の最新作。

しかし今回は恋愛要素いっさいなし
ド直球の恐怖を実際に体験してみるぞ!!

不幸を呼ぶメール、削除する？　しない？

プレイヤーのもとに届いたのはベタな内容の“呪いのメール”だった。

3日以内にこのメールを7人に送らなければ……
身近にいる7人の知り合いに不幸が起こるだろう

本作の趣旨を知っているのがプレイヤーの強み。
これぞまさに神の目線。

何が起こるのかも想像できるので最初は無難に、拡散したパターンのエンディングでも見ようかな、っと。

恐怖体験、待ったなし！

藤田つぐみの場合
“テケテケ”

同じ大学に通う彼女は物静かな性格。
自分の意見をしっかり持ち、すっごい真面目なメガネ女子だ。

この日も講義の内容でわからないところがあったとかで、大学に残って先生に教わっていたらしい。

そうこうしているあいだに外は真っ暗。
バスが来るまで話し相手になってほしいと言うのだ。

この話を聞いた人のところには、3日以内に下半身のない女性の霊が現れると言い出すつぐみ。

おい待ってくれ、つぐみさん
そんな重要な話、なんで後出しなんですか!!

どうやら彼女自身、この話を途中で聞くのをやめたようで、それから3日が経とうとしていると言う。

“テケテケ”
この都市伝説をご存知の方も多いと思う。

下半身のない女性が、時速100キロとかそれ以上の速度で追いかけてきて、そのときに発する音からそんな名前で呼ばれる存在だ。

つまり、つぐみはこのあと、テケテケに追いかけられるはず。それを阻止できるかどうかは俺の選択肢次第ってわけだ。

しかし、つぐみの身には着々と危険が迫っていた。

“なんとか落ち着かせる”

これがベストだと考えて何度も声をかけるのだけど……。

そして

あいつが

目を合わせるべきか、それとも逸らすのか？
刻一刻と迫るテケテケに対して、どんな選択を指示すればいいのか。

ちなみに、世に言うテケテケの目的は2種類ある。

見つかることができなかった下半身“自分の足”を捜している説。

すぐには死ねずに助けを求めるも、見捨てられたことから人間を恨み、ただ殺戮を目的としている説だ。

『七怪談』の説はどっちなのか、俺は前者の説を前提に“振り返らない”ことをつぐみに伝える。それからしばらくして、彼女から1枚の画像が届いた。

そこには……

各キャラクターには5つの結末がある！

プレイヤーはつねに3択を迫られ、選ぶものに応じてロウソクが変化していく。正しいものであればそのまま、危険なものだとロウソクの長さが短くなってしまう。

また、何らかの結末に達すると炎は消え、5段階いずれかの結末を迎えるってわけだ。

7人それぞれが有名な都市伝説や幽霊、さまさまなテーマに関する事案に巻き込まれる。

ベストエンドが理想だけど、せっかく“怪談”と銘打っているのだから……。

P.N.深津庵
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