【個人開発ゲームを斬る】『渋谷ダンジョン』日本最大級の難関”渋谷の地下街”をリアルに再現

2015-10-19 12:00 投稿

『新宿ダンジョン』続編

大阪から東京に出てきた私には、あまりピンとこないのですが。

「新宿の地下街と、渋谷の地下街、どちらが複雑なんだ?」

という論争的なものが、昔からあるそうで。

image1_1▲前作『新宿ダンジョン』image1_2▲目指すは東京都庁

昨年、新宿の地下街をリアルに再現したダンジョン探索ゲーム『新宿ダンジョン』がリリースされ、大きな話題となりました。

▼『新宿ダンジョン』を知りたいなら
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そして今年。

「こっちの地下街の方が複雑だ! なんで新宿だけなんだ!」

という、アツい声に応えたのかどうかわかりませんが、渋谷の地下街を舞台にした『渋谷ダンジョン』がついにリリース。

開発されたのは東京に縁もゆかりもない沖縄在住の方というのが、なんとも不思議なんですが、せっかくなんでご紹介させていただきます。

image2_1▲こちら『渋谷ダンジョン』image2_2▲目指すは聖なる犬像


触ると幸運が訪れるという“聖なる犬像”を求め、渋谷ダンジョンの中を探検します。

基本的な操作方法などは、新宿と同じ。

方向キーで移動し、怪しいところに突撃。

image3_1▲バトルはなしimage3_2▲侵入禁止の障害物

渋谷の広いダンジョンをやみくもに探すのではなく、序盤は迷わないように、ある程度制限がかけられております。いま持っている武器では倒せない“スライム”や、絶対に通れないトゲトゲ床など。

まずは、行けそうなところを進んで行きましょう。

image4_1▲ココを踏むとimage4_2▲ココが開く

すると、床に“踏むと色が変わるボタン”が。

プチプチ踏みまくると、どこかで何かが開く音が。

こんな感じで、謎を解きながら少しずつ行動範囲を広げていきます。

image5_1▲脳内にはゼルダのアノ時の効果音image5_2▲全体マップ

さらに進んでいくと宝箱を発見。中からは、渋谷ダンジョンの全体マップが。

“リアル渋谷地下街”と比べてみると、その再現度に震えます。

image6_1▲切符を拾い集めろ!image6_2▲改札を突破!

さらに進んでいくと、“色のついた切符”を発見。

これまで通ることができなかった“同色の改札”を通れるようになり、さらに行動範囲が広がります。

全体マップでなんとなく把握はできますが、

「ココの階段を降りた先にはこの色の改札があって今は通れないから、切符を拾ったら後で来よう」

という手書きメモを用意しておくといいかもしれません。

image7_1▲チェックポイントimage7_2▲虹のしずく=トイレ?

謎を追っていくだけではなく、各地に置かれている“星”や、よく見ないと気付きにくい“虹のしずく”を拾い集める、ヤリコミ要素もあり。

image8_1▲鍵を拾い集めろ!image8_2▲いきなりヤリ!

クリアまでがんばろうと思ったんですが、リアルに迷ってしまい、締め切りに間に合わないので諦め、開発された“UeharaLaboの上原”さんにいろいろ聞いてみました。

Q1.前作『新宿ダンジョン』から1年以上経ちましたが、今作はどれぐらいの開発期間なんでしょうか?

開発期間は1年程度です。
しかしずっと作り続けていたのではなく、並行してほかのアプリも作成しながらゆっくり進めていました。

Q2.今回もおひとりで作られたのですか? 前作で儲けたお金で外注などは?

はい、前作と同じくタイトル画面とアイコンのCG以外は、すべてひとりで制作しています。

Q3.『新宿』制作の際、沖縄から何度も足を運んだとのことでしたが、今作も前作で儲けたお金を使って、何回か渋谷に来られたんですか?

今回も何度も渋谷に足を運びました。
ただ新宿の経験があるため取材のスピードは前回より上がっており、上京の回数は少なめですみました。

Q4.『新宿』からここがパワーアップしたとか、ここを意識して変更したなんてところはありますか?

地形の再現度は新宿よりパワーアップしています。
取材の途中で地形のメモを取るのが面倒になってきたため、iPhoneを使い現地で直接見ながらマップを作っていました。
なのでその分、再現度はかなり高くなったと思います。

Q5.『新宿』もそうでしたが、ゲームはドット絵なのに、アイコンだけ見ると美麗な3Dゲームっぽく感じます。詐欺ですか?

前回もそうでしたが、ゲームっぽさを出したいのでゲーム中はドット絵にしていますが、アイコンまでドット絵にするとちょっと寂しいのでギャップも狙って今回も奇麗な3Dにしてみました。

Q6.リリース後の手応えは新宿と比較していかがですか? また儲かりそうですか?

やはり続編ということもあり、新宿よりインパクトは弱いようです……。
ただゲームとしてのおもしろさでは今回のほうが楽しんで貰えているように感じています。

Q7.リリース後、何かおもしろい反応や、儲け話はありましたか?

渋谷区の議員さんがプレイし、レビューまで書いてくれていたのが驚きました。
また、新宿ダンジョンをプレイ済みで続編のリリースを待っていた人がけっこういたのは嬉しかったですね

Q8.つぎに儲ける場所はどこですか? もうないですか?

体力次第です。残った候補の(大阪)梅田駅と東京駅はとにかく広いので……。

Q9.今作の儲け次第ですかね! 最後にひと言お願いします!

よく「新宿駅と渋谷駅のどちらが広い、複雑だ」と争っているのをネット上でよく見ますが、自分はこのふたつをダンジョン化し、答えを見つけ出しました。
もし争っている人を見たら、「これをプレイすれば答えが見つかるよ」と、このアプリを紹介してあげてください!

広い渋谷ダンジョンをひたすら歩くだけではなく、飽きさせないよう随所に仕掛けが用意されております。

前作同様、「渋谷の地下街のゲーム作ったった!!」というだけのネタゲーではなく、しっかり楽しめるゲームとなっておりますので、東京に関心のない方も、遊んでみてはいかがでしょうか!

[関連記事]
※【新作】新宿のつぎは渋谷!『渋谷ダンジョン』やっぱり脱出不可能!?

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


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渋谷ダンジョン

メーカー
UeharaLabo
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 7.0 以上 Android 2.3.3 以上

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