【TGS2015】KOBOJOのCEOが語るフランス産JRPG『ZODIAC』の魅力とは?

2015-09-19 13:00 投稿

JRPGの新機軸となるか

一見すると和製RPGのようだが、実はフランス産。そんなもの珍しいタイトルが出展されている。そのタイトルはKOBOJOの『ZODIAC』。すでにご存知の方をいると思うが、シナリオライターに野島一成氏(『ファイナルファンタジー』シリーズ他)、音楽に崎元仁氏(『ファイナルファンタジー タクティクス』他)が参加しており、昨年の東京ゲームショウでは賞も受賞しているタイトルなのである。

東京ゲームショウ2015では、CyDesignationがアートディレクションをつとめていることが発表された。

内容はコマンドバトルRPGとなっており、バトルシステムは我々日本人に慣れ親しんだもの。しかし、そこにはオンラインマルチプレイも可能になっているという新しさも加えられており、ただのJRPGとはまた違った楽しみかたができるようにも工夫されている。また、本作に登場するグラフィックはすべて手作業で緻密に描かれた2Dとなっており、その美しさには息を飲むほどだ。

DSC_0520

これまでにもJRPGっぽさを目指して作られた海外産のタイトルはあったが、そのどれもが「JRPGっぽいと言えばそうだけど、やはり違う」と思わざるを得ないものだった。しかし、本作はその感覚が薄くなっている。

これらに関して、KOBOJOのCEO、Mario Rizzo氏はこう語る。

「今回の『ZODIAC』は日本のアーティスト、フランスのアーティスト、アメリカ・フランスのデザイナーが協力して作った、まさに真のコラボ作品といえるタイトル。こういった協力があったからこそ、今回の作品ができたのだと思います。JRPGというジャンルは、あくまでもひとつのジャンルではあるけれど、すごく幅の広いジャンルですよね? なので、この『ZODIAC』も、そのJRPGという中のひとつの新しい形として認めてもらえたらと思っています。

本作のメインターゲットとなっている層は、JRPGをプレイしたことがない西洋のプレイヤーたちです。日本人をターゲットにしたJRPGはみなさんプレイしたことがあるかと思いますが、西洋をターゲットにしたJRPGというのは遊んだことがないと思うので、ぜひ遊んでみてください。そして、来年のTGSにはまた新しいタイトルを出展できるよう、現在新規タイトルを鋭意開発中なので、そちらも楽しみにしておいてください」

DSC_0513

本作は、“日本人アーティストがプロジェクトに参加しているが、海外で作られた海外ゲーマー向けのJRPG”という、新しいチャレンジから生まれたタイトル。本作のプラットフォームはiOSとPS Vita。国内でのリリース時期はまだ未定となっているが、TGS 2015 KOBOJOブースでは日本語にローカライズされたモデルを遊べるようになっているので、ぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか?

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧