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【個人開発ゲームを斬る】実写を使ったリアルすぎる脱出ゲーム『1Kからの脱出』

2015-07-29 13:50 投稿

全編実写

image1_1▲まさかの全編実写image1_2▲外の風景も実写だからリアル

なんらかの理由で部屋に閉じ込められ、さまざまなアイテムを使って謎を解き、閉ざされた部屋から抜け出す“脱出ゲーム”。iPhoneのApp Storeで検索すると、1400件以上もヒットしてしまう、人気&激戦ジャンル。

そのクオリティもドンドン上がってきており、今回ご紹介する『1Kからの脱出』も、思わず実写と見間違えるほどのデキなんですが、ホントに実写でしたというオチでした。

騙された感がハンパないですが、せっかくなんでご紹介させていただきます。


“1K”の部屋の中

image2_1▲ドアのガラスに人影がimage2_2▲このドアを開ければオッケー

“1K”の部屋の中を移動し、怪しいところをアップで調べて謎を解き、玄関のドアを開ければ無事クリア。

実写なんで“ネタゲー臭”を感じたんですが、中身は割とオーソドックスな脱出ゲーム。ですので真面目に紹介しようとすると、ところどころでその気を失わせてくれる開発者さんの罠が……。

image3_1▲リアルすぎるサビimage3_2▲CGでは再現不可能な壁のシミ
image4_1▲風呂場のカビimage4_2▲やや濃いめの腕の毛

壁のシミだけを見せつけられるシーンがあったり、突然、腕が出てくるシーンがあったり、戸惑いが隠せません。

やっぱりネタゲーかと思い、そんな感じで紹介しようとすると、ヤル気を復活させてくれる開発者さんの努力が……。

image5_1▲ベランダからの風景image5_2▲意外に綺麗なトイレ

ベランダに出るシーンは、カーテンを1枚ずつめくって、窓を開けて、そしてベランダへ。

トイレの中も、便座を下げて、蓋を閉めて、水槽の蓋を上げて、まるでクレイアニメを撮っているかのように、1枚1枚その変化を丁寧に撮っております。

おひとりでがんばられたのでしょうか。ちょっとウルっときました。

image6_1▲若干閲覧注意image6_2▲突然の死

心の中でツッコミをいれながら、順調に謎を解いていくと、油断したところで“死”が。開発者さんの性格が垣間見られます。ウルっとした涙を返してください。

image7_1▲攻略サイト見たのはナイショimage7_2▲最後も当然実写

いやらしい罠に心折れかけたのですが、仕事なんでがんばって謎を解き、ドアを開けて無事脱出。

この後、いろんな意味で衝撃の展開が待っていました。ぜひ、エンディングだけでもイヤフォンでお楽しみください。

なんだかんだで楽しませていただいたので、開発された“Rissen”さんにいろいろとお話を聞いてみました。

Q1.まずは、簡単な自己紹介をお願いします!

どうも、パチスロ大好きで人生はいつも追加投資状態のおっさん、Rissen(リッセン)と申します。
本職は無職で、副業でスロプロ、もしくはアプリデヴェロッパーをしております。

Q2.あ! めんどくさい人だ! 『1k』は、実写なんですが、こちらの舞台はどこでしょうか?

19年自身が住んでいた単身マンションの部屋です。
引っ越しが決まった時、何かこの部屋を住んでた記録を残したいと思いここを題材にすることを決めました。
ちなみにマンションの5階でありながらネズミが出たり、隣にギャルが住んでた時は朝4時に爆音が流れたり対ホストと思われる会話の後に喘ぎ声が聞こえてきたりとなかなか香ばしいマンションでした。

Q3.ご自身もお住まいもなかなかパンチが効いてますね! ところどころ出てくる“手”はご本人なんでしょうか?

そのようですね。方々でいろいろ言われてるので認めたくないんですが(笑)。

Q4.内容より手が気になってすみません! 過去作品を拝見すると、パチスロアプリが多いんですが、なぜ今回は“脱出”なんでしょうか?

おっしゃる通りもともとパチスロやパチンコ、ギャンブル系のゲームアプリをメインで作ってました。
ただ前々から「ちゃんとしたカジュアルゲームアプリを作ってみんなを驚かせたい!」って心意気があり、どういうゲームアプリがウケるかをリサーチ&熟考して、去年末に『信長の野郎』というアプリを作ったのですが、リリース後大コケして、なぜだろうとあらためて自身で冷静に分析し直したんですが、よくよく考えてみるとコレが売れると思って作ったアプリだとしたら正気の沙汰じゃないなと思い、一度基本に戻ってちゃんと型にハマったゲームを作ろうと、実写の脱出ゲーム案を思いつき、脱出ゲームのネタを引っ越すその日まで温めてました。

image8_1▲ウケると思った『信長の野郎』image8_2▲ワケワカラン

Q5.要約すると「ふつうに売れそうなゲームを作ってみたかった」てことですね! 制作期間は? 苦労したところは?

ゴールデンウイークに新居が決まり、引っ越ししながらだったんで作業は飛び飛びだったんですが、制作期間は実質2週間くらいですかね。苦労したのは脱出ゲーム自体作ったことがないからすべてが手探りだったことです。
基本迎合しない性格なんで謎も全員が解けなくていい、多少理不尽でもいいと思って作りました。ノーヒントでクリアできるのは2割くらい、5割はヒント見てクリア、3割はクリアできなくて「このクソゲー!」ってレビュー書いてくるぐらいでもいいかなと(笑)。
あと、全体で無機質にしたかったんで基本言葉や言語は極力使わないようにして、ゲームも本当に目が覚めたら知らない部屋で目が覚めて右も左もわからない感を出せるように、まず「どうすれば脱出できるか?」以前に「何をすればいいのか、何ができるのか」をいっさい説明せずに放り投げるくらいで、レビューが荒れるの覚悟で省きました。
ファミコン世代のおっさんなんで、クリアまでの導線がしっかりあって、ただその導線を進んでくいまのゲームよりは、ファミコンのクソゲーみたいに買ったその日は説明書見ても操作方法もよくわからず何していいかわからないからすぐやめちゃったけど、しばらく経ってやってみたらちょいちょいやりかたがわかって、気づいたらクリアしてたみたいな昔のゲーム感のほうが好きなんですよね(笑)。

Q6.もうちょっと短めにお願いします! ココはぜひ見てほしいというアピールポイントは?

19年住んだ“生活の証”ですかね。壁の汚れも床のキズも風呂場のカビも、いまの最先端の3Dグラフィックでもここまでリアルに表現にするのはなかなか難しいと思いますね。風呂場のカビに関しては「吐きそうになった」とリアルな声もいただいております。本当は掃除してから撮影しようと思ったんですが、19年住んだら掃除して多少綺麗にしても敷金の戻る額は変わらないと聞いて、面倒くさいから止めました(笑)。

Q7.トイレは綺麗なんですけどね! 「この謎は天才かと思った」、逆に「この謎ちょっと強引すぎた」などありますか?

脱出ゲームを作るのが初だったんでこの謎がいい悪いよりも、いろいろ試行錯誤しすぎてペットボトルに水を入れるのが、蛇口に直接でもでもるという事実を完成してから気づきました(笑)。
あと、台所に袋がワイヤーロックに繋がれてるのという状況は我ながら意味がよくわからないです。

Q8.思いっきりネタバレなんで画像は載せないでおきますね! 最後のオチの意味がイマイチわからないのですが、ネタバレにならないような感じで教えてくれませんか?

一応アレ、続編の伏線なんです。
が、確かにわかりにくいんで、もうちょっとわかりやすい別エンディングをアプデで追加予定です。
ただ、ネタ自体相当寒いんでやろうかどうか、迷ってます(笑)。

Q9.アップデートでエンディングが変わるって斬新ですね! ボツ画像やボツアイデアなどありますか?

ボツ画像というか写真はかなり枚数を撮って使用したのは2割くらいですね。明るさや画角違いでかなり撮りました。撮影はiPhone6で部屋の写真はパノラマで撮影して画像を一周で繋げました。
洗濯置き場の下の部分も本当はアイデアがあり写真を撮ったのですが、さすがに限度を越えた汚染具合だったのでボツにしました。
ボツアイデアは部屋の壁になにかメッセージ的なモノを仕込もうと思ったんですが、撮影した写真をみてあの壁の汚れはむしろなにかアリそうな感が強すぎたんで、あえて仕込むのやめました。あまのじゃくなんで(笑)。

Q10.壁のシミだけを見せつけられる身にもなってください! リリース後、反響はいかがでしょうか?

予想した通り脱出ゲームファンの厳しい洗礼はありましたね。
「謎がよくわからん」とか、「UIとか説明ないのが不親切すぎる」とか。
まぁその辺りは想定済みだったんでいいんですが、予想外だったのはいい意味でも悪い意味でも実写の部屋が「生活感ある」というのとか「汚い」っていう部屋自体の感想の多さですね。その“汚い部屋”につい最近まで私は住んでたんですがね(笑)。
それと手の毛を批判されたのは、とうとう自分も見た目や人間性や性格を超えて手の毛まで批判される域まで来たのかと逆に清々しくなりました(笑)。

Q11.正直、腕の毛の印象しか残ってません! 仕事なんで一応聞きますが、続編はありますか?

構想はあります。といっても実写で別の部屋の脱出ゲームを……とかじゃなくて、実写で……ゲフンゲフn

Q12.あっそんなに興味ないので、濁さなくても大丈夫です。最後に何かひと言よろしくお願いします!

ふだん日中はほぼパチンコ屋にいるおっさんだっていうのは、クラスのみんなにはナイショだよ!(CV:●●●)

賛否両論ある開発者さんの腕の毛。みなさんもぜひ、その端末で確認してみてください。

そして、なぜか開発者さんに興味が出てしまった方は、下記のリンク先からほかのアプリも遊んでみてはいかがでしょうか!
⇒http://rissen.chu.jp/app.html

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


※あぷまがへのアクセスはこちらから

実写版脱出ゲーム[1Kからの脱出]

メーカー
Studio Rissen
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 5.1.1 以上 Android 2.2 以上

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