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『チェンクロ』初の○○な展開!? 第5章“薄命の大陸”について松永Dを直撃

2015-06-18 11:11 投稿

新たな試みに挑戦

まもなく2周年を迎えようとしているスマホ向けRPG『チェインクロニクル ~絆の新大陸~』。

今回は、本日2015年6月18日より始まる新章のアップデートについて、総合ディレクターである松永氏にインタビュー。新たな大陸で義勇軍を待ち受けるものとは?

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『チェインクロニクル』
開発総合ディレクター
松永純(まつながじゅん)
(※記事中は松永)

寿命の短い種族が登場“薄命の大陸”

――“薄命の大陸”とは、タイトルからしてこれまでとイメージが違いますね。

松永 第2部では大陸ごとテーマを持たせていて、ケ者の大陸では新しい大陸とそこで体験する異文化を、罪の大陸ではとにかくむちゃくちゃな派手さを表現しました。

今回第5章となる“薄命の大陸”では、タイトル通りにド直球で“命”をテーマにしています。

――前回の罪の大陸と比べると印象がまるで違います。

松永 はい。第2部でどんな大陸を登場させるのかは、第2部制作スタート時から構成を決めていて、大陸ごとに毎回、“物語”としての方向性が変わって見えるようにしているんです。

『チェンクロ』はやはり、物語がもっとも大切なタイトルですので、新章ごとにプレイヤーの皆さんに新鮮な感覚を抱いてほしいというのがあって。罪の大陸では、ド派手なエンターテインメント性を、逆に薄命の大陸では、真面目な物語的テーマに取り組む、という具合にしています。

今回の大陸で登場する薄命の民は、みな10歳前後までしか生きられないという重い宿命を背負った種族です。その宿命の中で懸命に生きる者たちが、それぞれの想いをもってぶつかりあい、そこに義勇軍一行が絡んでいくという流れになっていて、物語として非常にしっかりとした内容になっています。

また同様に、キャラクターや世界観デザインの印象も、大きく変わるように構成しました。罪の大陸が、悪の匂いがするようなダーティな方向性に対して、新章のキャラクターの見た目は幻想的で美しい雰囲気を重視しています。ですので、物語もビジュアルも、まったく違う新章を楽しんでもらえると思います。

――命というテーマはかなり重そうですが……。

松永 今回は、スマホゲームという枠組みの中で、どこまでマジメに物語のテーマ性というものに取り組めるのかという、ひとつのチャレンジだとも思っています。

とはいえ『チェンクロ』であることに変わりはないので、ご安心ください! 熱さあり、涙ありの、いままで通りの読み味のメインストーリーに仕上がっています。逆にその読み味を守らなければ、『チェンクロ』の物語にならないので。

いままでのよさは揺るがない、けれどいままでとは違う雰囲気の『チェンクロ』を発見してもらえると思っていますので、ご期待ください!

――独特の雰囲気に期待します! では薄命の大陸では、どんなキャラクターが登場しますか?

松永 今回の大陸で登場する“薄命の民”は、全員が子どもです。

すでに発表されているセトやピノといったキャラクターを始めとして、どのキャラクターもかわいいだけでなく、この大陸独特の幻想的な雰囲気をまとった、魅力的なイメージに仕上がっています。

また、大陸の設定を詰めていくうえで生まれたオッドアイメガネといった共通設定も、各キャラクターを立てるうえで、ひと役買っています。

ですが今回、キャラクター造形については、インパクトの強い特徴を持たせたにもかかわらず、個性として表現しきれるまで、苦労が多かったです。

これだけの特徴をもたせても、「これが薄命の民なんです」というイメージに到達するまでに時間がかかりました。いままでは少なからず、獣人や犯罪者、エルフなどの既存イメージに頼っていたのだなと思いましたね。

ですので、この大陸についてはキャラや世界設定を、これまで以上に作り込みました

“幻想の少年”セト
(SSR)
CV
:福圓美里

職業:魔法使い

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――なるほど。キャラクターを特徴付けるのがたいへんだったと。

松永 はい。先に話したように、新大陸の構成は2部スタート時から決まっていたんですが、じつは罪の大陸と薄命の大陸の順番はもともと逆でした。作り込むのに時間がかかってしまって、登場順を逆にしたんです。

たとえば、「犯罪者はこういう生活をしているだろう」とか、「獣人は本能のままにこんな生きかたをしているだろう」といったキャラクターのバックボーンは、ある程度は説明がなくても共有ができるんです。

そういった共有の認識をもとにシナリオやキャラクターのビジュアルができていくのですが、薄命の大陸のキャラクターはそういうことがなくて。

そもそもどんな場所に住んでいて、どんな社会を形成して、どんな気持ちでこれぐらいの年代を生きていて……といったことを、全部言語化しないと共有化できなかったので、本当に一から作っていきました。

それが本当に長かったです。大げさかもしれませんが、ファンタジーの世界観を改めてひとつ作ったという実感が今回はあります。

でも、その苦労もあって、各キャラクターのバックボーンに流れている、薄命の大陸だけの空気というものを作ることができたのではと思っています。ファンタジーを愛するプレイヤーの皆さんに、ぜひその空気を感じていただきたいです!

――メガネキャラも多くした理由はなんでしょう?

松永 薄命、という設定がまずあり、それを『チェンクロ』の世界で外見的に表現する特徴として、オッドアイを選択しました。

彼らの持つ、儚さを表現できたらなぁと。そしてこの世界では、視力もよくないだろうという設定にして、眼鏡をかけさせたという流れです。

ですので、メガネキャラが多いものの全員でないのは理由があって、眼鏡をかけていないキャラは、目が悪くてもそのまま生活している何かしらの理由を必ず持っているんです。

もちろん、キャラとして特徴付けやすいという単純な狙いもあります。とにかく、いろいろと試行錯誤してやっていきました。

“愛されし少女”ピノ
(SSR)
CV
:小林ゆう

職業:魔法使い

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――今回の大陸の物語を作る過程で、とくに印象に残っていることはありますか?

松永 やはり、いままでにないほど苦戦したことでしょうか(笑)。それと設定の立てかたについては、いままでとは異なる作りかたをしていったので、とても新鮮でした。

さっきも話したように、ユグドを始め、これまでの大陸の世界観にはモデルになっているものがあり、それを『チェンクロ』らしくアレンジしているんですよね。これまでも各種族のバックボーンというのは、大切に作ってきたつもりですが、それでも既存の概念を使って“外側”から作っていくようなイメージで。

たとえば、ケ者という新しい種族を用意するとき、ケ者はどういう生きかたをするんだろうというのはもちろん考えるんですが、それより先にまず“犬鼻族”とか“狐尾族”といった種族設定を、もともとのモチーフから決めていって。

――でも今回は違ったと。

松永 ええ。薄命の大陸にいる種族は、モデルというモデルがないんです。あるのは命が短いという宿命だけで。見た目としては人間と同じなのに、人とはぜんぜん違う生きかたをしている。

そんな民の生活をひとつひとつ作っていくのは、“内側”から積み上げていく作業でした。どうやって生まれてくるんだろう? どうやって育てるんだろう? 仕事という概念はあるのか? そういった設定をひとつずつ積み上げていって。

そうやって用意した特徴的な設定のひとつとして、薄命の民を分かつ3つのグループがあります。主要キャラクターとしてエルとアル、そしてナロという3人のキャラクターがおり、彼らを軸として3つのグループが存在しています。

彼らは“生きかた”によって、異なるグループに分かれているんです。

――おぉ、その生きかたというのが気になります。

エル

ERU

松永 エルは、“受命者”というグループのリーダーで、この大陸の最長老で13歳です。

寿命が短いという宿命を受け入れて、短い時間の中で種族としての使命をまっとうしようとしている者たちです。短い時間しか生きられない中で何が残せるのかを考え、種族として生きていこうとしている多数派です。

アル

ARU

松永 アルはエルの弟で、“探究者”という別のグループのリーダーです。

彼らは、短い時間しか生きられないという宿命を受け入れず、何か方法があるのではないかと救済の道を探し続けている者たちです。

ナロ

NARO

松永 ナロは、“ハグレモノ”と呼ばれる者たちです。

彼女たちは、短い人生ならばいっそ、好き勝手に生きようという主義で生きています。やりたいことをやり、自分の幸せだけを考えようという方針です。

彼らは生きかたや考えかたがまったく違うので、彼らの想いがぶつかりあうことでドラマが展開していきます。なんだか、話しているとすごく重いストーリーだと思われてしまいそうで怖いですが(笑)。

――命とは何か、というお話ですものね。

松永 そうですね。キャラクターの個別の設定も、当然ながら悲劇的なものが多いです。

たとえば、探究者グループのナンバー2で、圧倒的な魔法の天才でもあるリンというキャラクターは、魔術を究めることで世界の真理に近づいて、種族の寿命を延ばそうと研究を続けていました。

でも途中で、自分に残された短い時間では、求めている真理までどうやってもたどり着けないという真実に気づき、苦悩しているという設定なんです。

“真理の少女”リン
(SSR)
CV
:皆口裕子

職業:魔法使い

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――自分が薄命の民だったらどうするか、考えてしまいます。

松永 およそ10歳までしか生きられないと知っていれば、精神的な成熟や老いは早いかもしれません。

でも、肉体は老いませんし、知識が追いつかないので、人間が成長して老いていく過程と比べて、ちぐはぐなんです。ただの子どものような子もいれば、いろいろとあきらめて老成している子もいたり。

結果として、心を惹きつけるキャラクターが揃ったと思っています。どの少年少女も、キレイでかわいい容貌と同時に、彼等だけのドラマを持ったキャラクターになってくれました。

プレイヤーの皆さんには、ぜひいままでにないキャラクターたちとの出会いを期待していただければと思います。いつも以上に、物語を味わえるのが今回の『チェンクロ』です。

――実際、どのように『チェンクロ』っぽくするのでしょう?

松永 どの生きかたを選ぶか、考えますよね。どの道も、ありえますから。だからこそ、こういう種族を作れたのだと思います。どれも真実だと思うので。

確かにテーマとしては非常にシリアスです。ですが絶対に揺るがないのは、彼ら薄命の民と出会うのが、プレイヤーの分身たる主人公と、義勇軍一行だということです。

主人公も、ピリカも、仲間たちも、決して後ろを向くことはしません。つねに明るく、前を向いて歩みます。彼らの物語である限り、『チェンクロ』の物語は『チェンクロ』なんです。

それはきっと、新章を読んでいただければ、わかっていただけると思います。

――ますます気になってきました!

松永 それと、大きな筋としての第2部のメインストーリーも大きく進みます

第2部の宿敵の立ち位置にいる“三魔神”という存在がいて、男性の姿をしたマスカルウィンとゆるキャラのバルクスがこれまで前面に出ていたのですが、今回はラベゼリンという少女の姿をした魔神が大々的に登場して、三魔神の目的などいろいろな情報が明かされていきます。

第2部としての物語もこれまで以上に大きく進むので、そこも含めて楽しめる内容になっています!

2色のマナが登場しバトルも進化

――バトルの新要素にはついてもお聞かせください。

松永 今回もいろいろ用意していますよ!

全体として、今回は“マナ”をテーマにしています。薄命の民は、全員オッドアイなのですけど、それを反映させて“マルチマナ”という要素を入れています。

いままでだと、ひとつのマナは1色だったのですけれど、マルチマナのキャラクターがいると2色混合のマナが出る、というものになっています。なので、複数の職業を組み合わせたパーティを組みやすくなります。

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▲この場合、僧侶と戦士で使えるマナということになる。

そのうえで“マナ数追加効果”という、たとえば戦士マナが一定数以上あると大ダメージが出るなど、マナの数によって効果が変わるアビリティやスキルを用意しています。

前回の“罪の大陸”は、バトル中のアクション的な連携を楽しんでいただく狙いが強かったのですが、一転して、今回はパズルゲーム的な遊びができるようになっています。

こうすればすごいパーティになる! という組み合わせが、マナを軸に想像できるようにしているんです。

――バトルのおもしろさに奥行きがでますね。

松永 それと、リターン(返還)という新しいスキルもあります。たとえば、発動中に敵を3体倒すとマナがキャッシュバックされるというものです。

なので、いまこのスキルを使うべきか……みたいなドキドキ感がさらにアップします。うまくいけばマナが返ってくると、いう感じですね。

返ってくるマナの色はランダムなので、「違う色のマナが返ってきたから、つぎは別のキャラクターのスキルを使おう」となったり、“マナ数追加効果”の恩恵が切り替わったりします。

マナの色をユーザーさんがバトルの仕方でコントロールできてしまうという、いままでにない遊びになっています。

――臨機応変な対応が必要だから、タイムアタックが盛り上がりそう!

松永 そうですね。いままで、3マナを使用するスキルは使いにくかったところがあったと思うのですが、マルチマナやリターンが導入されることで、大きなスキルをくり出すパーティも組みやすくなります。

――なんだか、カードゲームみたいになりますね。

松永 『チェンクロ』のバトルというのは、いわゆるアクションゲーム的な、どのタイミングでどう(スキルを)打つか、みたいなものと、カードゲーム的なものとの合わせ技かなと思っているんです。

今回はとくに、カードゲーム的な部分が強めの内容になっていますね。カードゲームは、バトルそのものだけではなく、デッキを組むのがおもしろいという部分もあると思うので、そこを楽しんでいただければと思います!

もちろん、「いまのタイミングでリターンの条件を満たすことができるか?」などの判断など、プレイスキルの部分も要求されますし、大技をくり出すチャンスも増えるので、アクション的なところが好きな方にも、楽しんでもらえると思います。

それと、とにかく楽にプレイしたいという人にもよいです。どちらの職業でも使えるマナとか、使ったマナが返ってくるというのは、単純に便利なので。どんなプレイスタイルの方にも気に入ってもらえると思いますので、ぜひ薄命の大陸の民を仲間にして、パーティに入れてもらえたらと思います。

――“地形変化”というものも以前の発表でありましたが。

松永 マナを軸にしたものとは少し違うのですが、使用すると戦場の背景が変わって、砂漠になったり海辺になったりします。

つまり、特定の地形で強化されるアビリティを持ったキャラクターをパーティに入れやすくなるわけです。絆アビリティなどに地形効果系のものを持つキャラクターが多いので、その組み合わせも楽しんでいただきたいです。

あと、急に戦場が変わると、「おっ!」ってなりますよ(笑)。ビジュアル的にもおもしろいです。

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▲バトルフィールドを上の画像のように変更させてしまう“地形変化”のスキル。

――ところで新モンスターは……。

松永 はい、もちろん出てきます。亀や鳥といった、いままでにないモチーフの魔物が出てきますので、新章のバトルを楽しんでいただければと思います。

――では最後に、新章を待っている読者にひと言お願いします!

松永 今回の新大陸でも、新しい世界が、新しい物語が、新しいキャラクターが、義勇軍の前に現れます。

皆さんに、どこまでも広がっていく物語をお届けすることが、『チェンクロ』を開発し続ける意味だと思っています。今回も気合を入れて作りましたので、新章“薄命の大陸”をご期待ください!

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チェインクロニクル

ジャンル
RPG
メーカー
セガゲームス
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 5.0以降、Android 2.3.3以上

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