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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第421回『上位互換の女』

2015-05-15 20:01 投稿

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上位互換の女

いつからふたりは、こんなに張り合うようになったのだろう。

思えば最初は、俺のほうが教える立場だったはずだ。

「Aちゃん、とりあえず最初は御三家で選んだモンスターを育てればいいよ^^」

「Aちゃん、ゴッドフェスのときはガチャドラを撫でてからレアガチャ回せよ^^」

「Aちゃん、いつか木属性が集まったらプラントアーミーズ作ってよ^^」

嗚呼……。過ぎ去りし、若かったあのころ……。

「明日はもっと、強くなっているといいね!^^」

なんて、真っ赤に染まる夕日を見ながら、(……ぶっちゃけぜんぜんショボいけどな!!www)と優越感に浸っていたあのときは、もう戻ってこない。わずか半年ほどで一気に成長を遂げたAちゃんの姿を見て思い出すのは、終わりかけの夏休みによぎった一種独特の寂寥感である。

Aちゃんは、俺がいきつけのバーに勤めるバーテンさんである。“女角満”の異名で、何度かこのコラムに登場しているので覚えておられる方も多かろう。なぜ“女角満”という名前を冠しているのかと言えば、彼女はやたらと木属性モンスターの引きがよくて、いつのまにか“木パ”をメインにパズドラに臨むようになったからだ。

半年ほど前の段階では、Aちゃんの戦力ははなはだどうってことなかった。ランクはたかだか80程度で、究極進化や+タマゴについての知識もなかったのではなかろうか。でも、お酒を作る傍らにつねにスマホを置き、「パズドラって、おもしろいねー!!」と笑顔で言っては、マドラーを動かすのと同じ仕草でクルクルとドロップを動かしていた。そして、ゴッドフェスの折に俺がお店に行けば、「あ! 大塚さん!! ゴッドフェスやろうよ!!」と腕をつかんで、強引な“一斉ガチャ大会”。この店で俺は何度、レアガチャから「コンニチワ」をするライダーに会っただろうか……。そのたびにAちゃんはケラケラと笑い、そして決まって、「パズドラって、楽しいねー!w」と言ったのだった。

この“パズドラって楽しい!”というピュアな気持ちが、プレイヤーを成長させるいちばんの促進剤なんだろうなといまになって思う。

気がつけば、Aちゃんのランクは100を超えていた。

「ついに100になったよ!!」と喜ぶAちゃんに、俺は余裕の体で「おお!w がんばったじゃん!ww」と笑い含みで返した。当時、俺のランクは200になろうとしていた。

数週間後、今度は「150突破!!!」とAちゃんが言った。俺はすでに200になっていたと思うので、ここでも「へーーー!w やってるねえwww」と椅子にふんぞり返った。

しかしその数週間後、「大塚さんの背中が見えてきたよ!w」と言うAちゃんの画面を見て、俺の体温は明らかに2度は下がった。具体的にはよく覚えていないのだが、だいたい、

・角満 210
・Aちゃん 207

これくらいまで迫られていたと思う。

「いいい、いつの間に!!!? い、い、い、いったいどんな方法でここまでジャンプアップしたんだよ!!!!」

子どもだと思って相手をしていたのに、気がつけばAちゃんは、秘密のドロップを舐めて成長する少女マンガの主人公よろしく、俺に匹敵するほどのオトナになってしまっていた。しかも、

「見てよ見てよw 私、やたらと木属性ばっかレアガチャから出てくるんよww」

そういうAちゃんのモンスターボックスには、ヴィシュヌ、フレイヤ、佐助という俺の主力モンスターはもちろん、加えてパールヴァティー、ヴェルダンディ、緑ソニア、アヴァロンドレイク、劉備といった、当時の俺が欲しくて欲しくてたまらなかった連中もごっそりと入っていたではないか……!!

「な……! こ、これは、いったい……!!!」

絶句するしかない俺に、Aちゃんは艶然と微笑んで言ったのだ。

「大塚さんを抜かすのも、時間の問題だなーwww」

と。

それでも、俺は粘った。Aちゃんに先は越されたがヴェルダンディを手に入れることができ、俺のパズドラ熱が再燃。スキル上げや+タマゴ採集の楽しさにも気づいたことにより、停滞していたランクも一気に上がり始めた。結果、ここ2ヵ月ほどで40以上も急成長。

「ふっふっふ。俺だってやるときゃやるんだ。ヴェルダンディの+値も200を超えたし、これでしばらくは、Aちゃんも追いつけまい」

俺は安心してスマホを置き、ビールを飲んで布団に入った。明日からしばらく、旅に出るのだ。仕事もゲームもネコのことも忘れ、自転車で走れるところまで走るのだ!

「がんばるぞー^^ おやすみー^^」

俺はすぐに、眠りに落ちた。

そして、2日後。

すべてを忘れた自転車旅から戻ってくると、AちゃんからSMSが届いた。ナンダナンダと開けてみると、そこには衝撃的な言葉が……!!

「大塚さーん!! パズドラのランク、300になったよ!!!w そして、ヴェルダンディが+297になりました!!! おっさき~~~!!ww」

驚きのあまりロードバイクから転げ落ちながら、俺は悔し紛れの呪詛の言葉を吐いた。

「は、は、は、張り合ってくるんじゃねーーーーーーよ!!!!(泣)」

いや、Aちゃんは張り合う気などまったくなくて、俺が意識していただけかもしれんけどな……。

そんな“女角満”改め“角満の上位互換の女”は、ヴェルダンディをメインに使っていることから、俺と似たようなパーティー構成で日々のダンジョンに臨んでいる。……正直イヤなのだが、ふたりのパーティーを比べてみると……。

まずは、俺のパーティー。

421-2

これでも十分、やっていけているのだが、Aちゃんは俺の遥か上をいっている。

421-1

もうこれ、泣くしかないわ……。

「お、お、お、俺が作りたいパーティーがここに……!!>< なんで俺のところには、劉備も風紀委員長も来てくれないねん!!!><」

そんなAちゃんと俺の、ふだんのパズドラトーク。

A:大塚さん、●●の地獄級、ノーコンできた?
角:ああ、いけたいけた!
A:よし! じゃあ私もいけるな!!w
角:(……俺ではかるんじゃねーよ!!!)

心にメラメラとたぎるものを抱えながらも、楽しくやっておりますw

 

大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。
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