【新作】iPhoneで『ワンダーフリック』完全版が遊べるようになった!

2014-02-08 15:44 投稿

どんなに待たされても1度はプレイしておくべき!

Androidで先行配信されていたレベルファイブの超大作RPG『ワンダーフリック』オンラインサービス対応版が、ついにiPhoneでも配信スタート。

iPhone版『ワンダーフリック』は、2013年11月末にプロローグ編として配信された『ワンダーフリック 大冒険プロローグ』からアップデートが行われて、オンラインサービスが受けられるようになったもの。先行配信されていたAndroid版のユーザーとも同じサーバーを介して、いっしょに遊ぶことができる。

編集者4名による体験リポートを掲載

ここでは、2014年1月9日・16日合併号の週刊ファミ通に掲載された内容を一部抜粋して、編集者4名による『ワンダーフリック』のショートインプレッションをお届けしていく。



大塚角満(オオツカカドマン)……週刊ファミ通副編集長。『モンハン』や『パズドラ』といった作品にいち早く目をつけて、記事を書くことがライフワークな男。

ここがポイント
・ハードの垣根というものを、本当の意味で初めて越えるかも。
・リッチさという点においても、革命を起こすアプリかもしれない。

スマートフォンのアプリには、現時点でふたつの道がある気がする。ひとつは、ひたすらゲーム性を高めたアイデア重視の作品。社会現象にまでなった『パズル&ドラゴンズ』を例に出すまでもないが、天才的なひらめきをもとに構築されたアプリが、最近目立って増えてきていると思う。そしてもうひとつの方向性が、高性能化するスマートフォンのスペックをフルに活かした、リッチに作り込まれた作品だ。

『ワンダーフリック』の情報を初めて見たとき、俺は、「リッチが極まったアプリが、もう現れた!」と思った。そして実際にプレイし、美しく描き込まれたグラフィックと、ぐりぐりに動く3Dのダンジョンを体験してその想いを確信に変えたのだが、同時にこんなことも思ったのだ。「こいつは、アイデアもスゲえゲームだったんだな……」と。

目まぐるしく展開する戦闘シーンでのやり取りは、スマートフォンのアプリはもちろん、家庭用ゲーム機のそれでもついぞ体験することのなかったものだ。また、サイコロの出目によるレアアイテムの抽選や、課金アイテム“妖精コイン”の使わせどころ(アイテムの抽選場面でゾロ目が出るとレアリティーの高いものをゲットできるのだが、ここで妖精コインを使うとゾロ目の出る確率が上がったりする)も思わず「なるほど!」と手を叩きたくなるもので、『ワンダーフリック』が“ただキレイなだけ”の作品ではないことを強烈に主張しているようにも思えた。加えて、底が見えないほど深いトレジャーハンティングへのこだわりも、『ワンダーフリック』は内包させている。アイデア+リッチさ…… という理想を実現したこのアプリが、2014年は旋風を起こす気がしてならない。



ふじのっち(フジノッチ)……『ワンダーフリック』の配信に合わせてiPhoneを購入した、週刊ファミ通副編集長。どこでも遊べるので、携帯ゲームが大好き。

ここがポイント
・「何が出るかな? 何が出るかな? それはサイコロ任せよ。タァ!」
・本当に欲しいアイテムは、高確率のサイコロでレッツチャレンジ!

自分の行動や運命を小さな正六面体の出た目に委ね、たとえ結果が望まないものだったとしても、決して抗うことはできない……それが“サイコロ”である。「半か丁か!」、「半!」、「……ピンゾロの丁!」、「ぐはぁ!」。時代劇でおなじみのアレもそうだし(さすがにやったことはないけど)、「1なら飛行機で北海道に帰れたのに、出たのは3! 東京から深夜バスで博多行き!」もそう。あ、これは『水曜どうでしょう』の“サイコロの旅”ね。この企画は大好きだったなあ。

……なぜサイコロの話をしたかというと、僕が本作に興味を抱いたきっかけが、バトルの報酬を3つのサイコロの出目で決めるというシステムだったから。1のゾロ目(1が3つね)が揃えばSレアとなり、もっともいいアイテムが手に入る。1以外のゾロ目でレア、2個のゾロ目でノーマルか獲得G(ゴールド)倍増……といった具合に、とにかくゾロ目になるといいアイテムがもらえるようになっているのだ。ちなみに、3つのサイコロがすべて同じ出目になる確率は、36分の1。決して低いわけではないが、簡単に出せるものではない。実際にやってみるとわかるけど、なかなかどうして。やっぱり簡単には揃わないもので……。

そんなときのための秘策がコチラ! 本作には、“妖精コイン”を使うことで、最初に振った2個のサイコロをゾロ目にしたり、3つ目のサイコロの目を2分の1の確率でゾロ目になるようにするといった“救済措置”が用意されているのだ。つまり、失敗してもレアアイテムをゲットするチャンスが残っているわけ。まずは自力で36分の1に挑み、2個揃ったら高確率でチャレンジ。2個揃わなかったときは救済措置でもう一度リーチに。この気軽さが、ありがたいんだよなあ。



高月堂(コウゲツドウ)……週刊ファミ通編集者。生存に必須な養分は、RPGとシミュレーションRPGとドット絵。アプリはリアルタイムバトル専門。瞬殺命。

ここがポイント
・RPG、パズル、仲間とのやり取りなど、ゲームの魅力を贅沢に凝縮。
・2014年に発売される予定の家庭用ゲーム機版にも期待大。

できることは、ひとつよりたくさんあったほうがいい。ひとりで遊ぶより、みんなで協力し合い、競い合ったほうが楽しい。『ワンダーフリック』は、ゲームのおもしろさをできるだけシンプルにまとめ、さらに「ちょっと欲張りすぎなんじゃない!?」と思うほど、多くの要素を盛り込んだアプリだ。

『大冒険プロローグ』からアップデートすると、『大冒険〜』にはなかった数多くの要素が解放される。そのひとつが、アイテム合成。同じレベルファイブ作品の『ファンタジーライフ』では、ミニゲーム形式で合成を行っていた。『ワンダーフリック』にもこの形式が受け継がれるのでは、と予想していたが、まさかアクションパズルだったとは……。このパズル、短時間でうまくブロックを合わせる必要があり、かなりの歯応えがある。素材がある程度揃ったら、合成作業に集中してみようかと、楽しみにしている。

もうひとつ楽しみにしているのが、装備品集め。アバターを作成してプレイするゲームは、お気に入りの武器や防具を苦労して集め、身につけるのが醍醐味だ。いつも男キャラでワッショイワッショイむさ苦しくプレイしているが、今回は妖精ドレスのためだけに女キャラに手を出すか。いや、他機種版でセカンドキャラを作るという手もあったな……。

そうそう、もっとも待ち望んでいるのは、家庭用ゲーム機版。外出中はスマートフォンアプリがプレイしやすいが、やっぱり家では家庭用ゲーム機で遊びたい。通信機能はどう使われるのか? 新要素や機種限定ダンジョンは? 気になることが多すぎて発売が待ちきれないが、いまはコツコツとスマートフォン版をプレイしつつ、続報を待つことにしマス。



岩田ジュビ郎(イワタジュビロウ)……ファミ通Appの若手編集者。毎月一度は、ゲームセンターを貸し切り、友人たちと『ガンダム』のゲームをプレイする。

ここがポイント
・スマートフォンアプリの領域を超えた、圧倒的ボリュームと映像美。
・手のひらで感じる、少年時代のワクワクドキドキがいっぱい!

僕はふだん、週刊ファミ通とはまた別の、ファミ通Appというモバイルゲームを専門に扱う部署で働いている。それゆえ、スマートフォンゲームの黎明期から、アプリを遊んできた人間だ。2013年8月、そんな僕がひと目見た瞬間に傑作だと“確信”したのが、この『ワンダーフリック』。いざプレイしてみると、幼少時代に初めてRPGに触れた、“胸が躍り、心が弾む”あの感覚が甦ってきた。4インチの液晶から映し出された映像は、僕がいままで見てきた「美しすぎる!」と騒がれていたどのアプリもはるかに凌駕。草や木、土の匂いまで感じられるようなクオリティーだ。

いよいよ、レベルファイブもアプリに本気を出してきたというわけか……。それは本作の制作陣からもうかがえる。社長である日野晃博氏みずからが開発に深く関わって指揮を執り、同社の主力スタッフが集結して作られているタイトルだそうだ。それならば、“確信”した僕の“編集者の目”も狂いはなかったということで、とりあえずひと安心(笑)。

キャラメイキングも、ほかのアプリと比べて作り込まれている。性別、体格、髪型といった項目から、細かく設定すれば顔の輪郭や眉、目、口の形まで選択することができる。さらにはカラーまで! これなら他人とかぶる心配もなく、個性を発揮できるだろう。そこにつける装備品も多数用意されている。装備は頭、体、腕、足に分けられていて、組み合わせ次第ではもっともっと自分らしさを出せる。キャラメイキングからして、作り込まれた圧倒的ボリューム。まるで、ひとつの惑星がスマートフォンの中に詰め込まれたタイトルになっている。この年末年始……そこで描かれる自分だけのストーリーから抜け出せる自信はない。

※この記事は、iOS版『ワンダーフリック 大冒険プロローグ』および開発中のバージョンをプレイして作成しています。そのため、ゲーム内容が実際のものと異なる場合があります。

ワンダーフリック

ジャンル
RPG
メーカー
レベルファイブ
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 6.0 以降/Android 4.0 以上

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