【注目アプリレビュー】『Angry Birds Space』はやっぱり絶対にプレイすべき定番作だった

2012-05-24 12:00 投稿

●ユーザーの心を鷲づかみ! 大好評の『Angry Birds』最新作

Angry Birds』は、2009年末にフィンランドのRovioからiPhone向けに配信されたゲームアプリ。2010年に入って瞬く間に世界を席巻し、2012年5月現在ではシリーズ累計10億ダウンロードを突破! 日本国内でも3月にフジテレビやタイトーとの提携が発表されるなど、3年目に入ったいまなお話題には事欠かないモンスターゲームだ。同様に今年の3月、満を持して宇宙バージョンの新作『Angry Birds Space』が配信された。

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『Angry Birds Space』のここが
・“宇宙”を生かした仕掛けが新鮮
・短時間で充実したゲーム体験が味わえる
・リーダーボードの人数が桁違いなので、やりがいは半端じゃない
ここが×
・重量の影響で、軌道が直感的にわかりにくい場合がある
こんな人にオススメ
・『Angry Birds』シリーズを遊んだことがない人
・『Angry Birds』シリーズをしばらく遊んでいなかった人
・『Angry Birds』シリーズを遊び続けてきた人
・要するにどんな人にもオススメ

ファミ通Appの読者の方なら「『Angry Birds』を見たことも聞いたこともない」という人は少ないと思われるが、最近になってスマホを使い始めた人や、「名前はよく聞くけど遊んだことはない」という人は少なからずいるかもしれない。そこでまずは、『Angry Birds』とはどんなゲームなのかを簡単におさらいしておこう。これまでも、そしてこれからもしばらくは“世界でもっとも多くのユーザーが遊んだ(遊んでいる)スマホのゲームアプリ”であることは間違いないので、ゲーム好きのスマホユーザーは必ず押さえておくべきシリーズである。

●『Angry Birds』の魅力とは?

『Angry Birds』は、物理演算を取り入れたアクションパズルだ。スリングショット(パチンコ)を使って決まった回数だけ“鳥”を撃ち出し、フィールドに配置されたすべての“豚”を倒せばステージクリアーとなる。基本的にはこれをくり返し、全ワールドを制覇していく。ガッツリ遊びたい人には、課金することで開放されるさらなるワールドも用意されている。

 ▲数十のステージで構成されたワールドに分かれている。背景にはコラボレーションしているNASAの人工衛星が!

 

 ▲コミックライクなデモシーンが流れる。簡単なストーリーはあるが、知らなくてもゲームプレイにはまったく支障なし。

 

Angry Birds』の魅力は、一言でスパッとは表現しにくいが、

・タッチスクリーンに最適化されたシンプルな操作
・ひと目でわかるルールと愉快なリアクション
・アナログ操作と物理エンジンによる、いい意味でのパターンの再現性の低さ
・運と実力が絶妙にブレンドされたゲーム性

といったところが挙げられるかと思う。また、最高評価の三ツ星を目指して何度もチャレンジするコアな遊びかたも用意されており、とにかくクリアーを目指すカジュアル層から、ランキング上位を狙うコアゲーマー層まで幅広い層に支持を受けている。個人的にはリトライが快適なところも気に入っており、暇つぶしに始めたつもりが、「気がついたら2時間経っていた」というようなことは往々にしてある(笑)。

 ▲基本はスリングショットに鳥をつがえ、引っ張って離すだけ。操作はきわめてシンプルかつ直感的。リアクションも豊富だ。

 

 ▲ステージクリアー時は、スコアに応じて★で評価される。実績やリーダーボードもあり、やり込み要素もたっぷり。

●怒れる鳥は宇宙へ羽ばたく

最新作『Angry Birds Space』は、宇宙空間ならではの(無)重力の概念があることが大きな特徴。ステージによっては岩やデブリが浮遊していたり、複数の惑星の重力圏が重なっていたりする。重力圏に入った鳥は慣性を保ちつつ自由落下運動をする。そのため、軌道がどう変化するのかが一見してわからない場合があるが、その試行錯誤は醍醐味でもある。このアイデアのおかげで、前方にある惑星の真裏を狙うような、いままでにないシチュエーションが大幅に増えている。ラストショットの軌道は視覚的にわかるので、連続で同じミスをする恐れもない。こうした細やかな気配りもストレスのない快適なプレイ感覚に貢献していると思う。間口は広く、突き詰めると奥深い『Angry Birds Space』の世界へぜひ足を踏み入れてみよう。

▲惑星の周りにある、泡のような輪郭が重力圏を示している。この中を狙うか外を狙うかで、軌道がガラリと変わってしまうのだ。正確に狙い撃つシューティングのおもしろさと、予測のつかないアドリブのおもしろさが同居している。

シリーズが進むとともに増えてきた、鳥のバリエーションも戦略性と爽快感を高めている一要素。鳥を射出後、何かにぶつかって失速する前にタップすると能力を発動。周囲を巻き込んで爆発させたり、逆に凍らせたり、方向転換させたり、3方向に分離させたり、さまざまな現象が起きるのだ。ステージごとに撃ち出す鳥の種類と順番は決まっているので、クリアーまでの手順を組み立てやすいだろう。

▲初出の鳥が使えるようになると、コミカルなデモで効果を教えてくれる。さっそくタップして確認してみよう。

また、お助けアイテムの“Mighty Eagle”を使うと、タップした地点にブラックホールが出現。画面奥から手前へと、巨大な鷲が周囲を巻き込みながら飛び去っていく。広範囲を巻き込んでくれるため攻略が格段に楽になる。基本的には課金アイテムだが、ボスを撃破するとボーナスとして3つもらえる(初回のみ)。どうしてもクリアーできないステージがあったら投入しよう。

 ▲Mighty Eagleは効果絶大! 効果範囲は非常に広いが、空振りに終わることはある。なるべく多くの豚が密集している場所を狙おう。

“物理ゲーム”とも言われる、『Angry Birds』のような物理エンジンを用いたアクションパズルは現在では相当数が配信され、一大ジャンルを形成している。質の高いもの、おもしろいものも多いが、やはり強いのは本家。このタイミングで始めるならば、『Angry Birds』らしさを失わず、新鮮なアイデアをうまく取り入れた『Angry Birds Space』が最適。また、もしスマホゲーマーを自称するような人であれば、プレイすべき1本なのは間違いない。「飽きた」などと言わずに改めて体験してみてほしい。引っ張って離す、そのさきの進化は絶対に自分の目で見て確かめるべし。(バロンマサール)

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Angry Birds Space

メーカー
Rovio Mobile Ltd.
価格
85円[税込]
対応機種
iOS 4.0 以降、Android 1.6以上
備考
Android版は無料。

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