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Tegra開発元、新しいiPadのA5Xについて「事実は事実だが、とあるグラフィックベンチマークのみの話」

2012-03-30 18:54 投稿

●「事実は事実だが、とあるグラフィックベンチマークのみの話」

2012年3月29日、スマートフォン/タブレット向けプロセッサ”Tegra 3″を開発しているNVIDIA(エヌビディア)が、報道向けに発表会を開催した。発表会では、”Tegra 3″の仕様が改めて説明され、そのほか”Tegra”向けに最適化された新作ゲーム5タイトルも紹介された。

ゲームに触れるまえに、まずは”Tegra 3″とはなんぞや? というところからおさらいしていこう。”Tegra 3″とは、前述した通り、NVIDIAが開発したプロセッサ。”Tegra 3″最大の特徴と言えば、12個のGPU(画像処理を担当する回路)による、高いグラフィック描画能力と、クアッドコアによる高い処理能力、そしてなによりも、第5のCPU、コンパニオンコアによって実現した省電力性能である。従来のクアッドコアプロセッサは、常に全力疾走をしているため、どんなときでもフル稼働。そのため、バッテリーの消耗が激しいのが難点であった。その点、”Tegra 3″は、ハイパフォーマンスが見込めるクアッドコアと、省電力性に優れたコンパニオンコアが、それぞれ状況に合わせて使用率を切り替えるため、必要以上の電力を消耗しないようになっている。

上はCPUの使用率を確認できる動画。データを読み込むときにだけ4つのCPUが働き、動画を再生したり、ホームページを閲覧するだけの段階になると、コンパニオンコアしか動いていないのが確認できる。また、2つのCPUだけで処理しきれる場合は、2つのCPUでしか動いていない点も確認できる。つねに最小限のバッテリー消耗で、最高のパフォーマンスを実現してくれるのだ。

ちなみに、3月16日にAppleがリリースした新しいiPadに新搭載されたA5Xチップについてもコメント。AppleはA5Xチップに関して「グラフィックの描画能力は”Tegra 3″の数倍の能力を有している」というコメントを発表しているが、これに対してNVIDIAは「事実は事実だが、とあるグラフィックベンチマークのみの話」とし、「iPadとTegraの両方に対応したゲームがいくつかあるが、Tegraのほうがグラフィックスは優れている」と述べたうえで、「弊社は最終的なユーザーエクスペリエンスにフォーカスしており、その点については他社には負けない自負がある」とコメントした。どうやら、一概に「どっちが上」というのは言えないようだ。

 

●気になる新作ゲーム情報を公開! これは期待が高まる!!

さて、プロセッサに関するおさらいはココまで。ファミ通App編集部がもっとも気にしている部分は、もちろんゲームに関する情報! 今回の発表で公開されたゲームは5本。

家庭用ゲームを完全移植し、美しいグラフィックとスピード感あふれるプレイが楽しめる『Sonic the Hedgehog 4:Episode II』。

植物の力を駆使して、惑星を侵略してくる機械を破壊していくターン制ストラテジーゲーム『Eden to GREEEN THD』。

冒険家ハミルトンと、相棒のトリを操作してパズルと解いていく『Hamilton’s Great Adventure THD』。

武器や防具も豊富に登場し、ダイナミックなアクションが堪能できるアクションRPG『Dark Kingdom THD』。

ひと通り触ってみたのだが、どれもグラフィックが美しい! 影や光の再現、水の表現、細部にまで作り込まれたキャラクター。どのゲームも、「これこそが”Tegra 3″の本気だ!」という意気込みが伝わってくるほどのクオリティーに仕上がっていた。すべてのゲームを触ってみて、個人的にいちばんおもしろかったのは『Eden to GREEEEN THD』。植物それぞれにしっかりとした個性が設けられており、タワーディフェンスや、戦略シミュレーションが好きな人にはたまらない作品だ。リアルタイムストラテジーではないため、考える時間もたっぷりあり、じっくり戦略を練ることができるのだ。「これぞストラテジー!」と言えるゲームだった。そのほかのタイトルも、高いグラフィック、臨場感、個性に富んだゲームシステムに溢れており、遊び応えはバッチリだ。うーん、製品版のリリースが待ちきれない!(ヒゲメガネ長谷部)

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