【Androidおすすめアプリ】かわいい兵隊がドンパチする戦略シミュレーション『成金大作戦』

2011-10-14 22:26 投稿

●現代兵器を駆使し、敵の拠点を占領せよ

『成金大作戦』は、歩兵や戦車、戦闘機といったさまざまな現代兵器を操り、敵軍と戦うターン制の戦略シミュレーション。

 

重戦車は陸上の兵器に対して強いが機動力に劣る、対地ミサイルは戦車などへの遠隔攻撃に向くが直接攻撃に弱い、歩兵は機動力も攻撃力もないが敵の拠点を占領できるというように、兵器ごとにさまざまな特徴があり、「この兵器はまるで役立たない」といったものはほとんどない。また兵器のパラメータはかなり簡略化されているので、兵器マニア以外寄せ付けないものではなく、一般のゲームファンでも入り込みやすいものになっている。

 

マップは全10種類。けっして広いと感じるマップではないが、敵軍との一進一退をくり返しながらの攻略となるため、攻略に要する時間はなかなかのものだ。敵の首都を占領する、敵を全滅するといった、それぞれのマップごとの条件を満たすと勝利となる。

 

ph1

▲敷居が高いイメージの戦略シミュレーションがお手軽にできる。戦争の殺伐さが感じられないデフォルメなグラフィックも、ゲームを親しみやすくしている。

●あの『ファミコンウォーズ』のおもしろさがここに!!

画面写真を見ると、戦略シミュレーションファンなら誰もが『ファミコンウォーズ』を思い出すのではないだろうか? 筆者も『ファミコンウォーズ』シリーズはそこそこ遊んだほうなので、逆にどう異なるのか興味津々でプレイしてみた。

 

結論から言うと、『ファミコンウォーズ』ファンなら、そのまま楽しめそうだ。戦略シミュレーションとしてはシンプルなルールに深い戦略性を持ったお手軽さがポイント。各マップは地形や施設の配置がよくできており、詰め将棋のような緻密な戦略が楽しめる。もちろん詰め将棋みたいと言っても、戦略はプレイヤーそれぞれだ。たとえば生産する兵器にしても、安くて大量出動でき、敵を足止めできる歩兵を多用する人もいれば、機動力を重視して軽戦車を量産する人、敵から離れた場所で被害を受けることなく遠隔攻撃できる対地ミサイルを使いまくる人などさまざまだろう。

 

ステージは、クリアしていくとつぎが出てくるというもの。たとえばステージ1を終えるとステージ2が遊べるようになり、そのつぎはステージ3……という具合だ。ステージが進むごとにマップ攻略は難しくなり、使える兵器の種類も多くなるため、プレイヤーのスキルアップに沿ってゲームも歯ごたえが出てくることになる。初心者が初期のステージでいきなりつまずいたりすることも少ないだろう。

 

物足りないという意見があるとすれば、上述のようにひとつひとつの面が独立しているため、ストーリーを楽しんだり、ユニットを育てるといった楽しみかたはできないところだろう。ただそのぶん、ステージ開始時の状況がプレイヤーごとに変わることはないため、簡単すぎてつまらないとか、難しすぎてクリアー不可能といった状況にはならないというメリットがある。

 

なお、本作には続編として『成金大作戦+』、『アルテマ成金大作戦』があり、新たなマップや兵器が加わっている。いずれも有料のため、まずは無料の本作をプレイし、気に入ったら挑戦してみるといいだろう。

 

ph2

▲戦闘には、ほとんど乱数が入っていないようだ。兵器の数や攻撃力、相性がそのまま結果に現れてくる。マグレ勝ちや納得のいかない負けというものはないため、純粋に戦略勝負を楽しめる。

ph3

▲街をレベルアップさせると、得られる資金が多くなる。街がふたつつながっている場合は、兵器を生産できる”陸軍都市”などに発展させることもできるのだ。

■基本操作

操作は非常にシンプル。行動させたい部隊にカーソルを合わせて移動させ、攻撃または待機させる。必要な部隊を行動させ、生産が終わったら、ターンを終了させて敵軍にターンを回す。戦略シミュレーションによく見られる”ZOC”や”索敵”といった複雑なシステムはなく、ほかのユニットがいる場所以外は自由に通行できる。占領は、歩兵系のユニットを街などに置いて待機するか攻撃すればいい。

 

ph4

▲画面を縦に切り替えると、操作ボタンが下にまとめられる。携帯電話のように片手で操作するのに便利だ。

ph5

▲”ビュー”ボタンを押すと、建物の位置やレベルがひと目でわかる。この画面から街のレベルアップもできる。

ph6

▲敵ユニットにカーソルを合わせると、移動可能範囲が表示される。思いのほか広いので、思わぬユニットから攻撃を受けないよう注意しよう。

【成金大作戦】
メーカー:MocoGame
配信日:配信中
価格:無料
対応機種:Android 1.6 以上

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧