「つぎのフェーズでは3億人を有するプラットフォームを目指す」 グリー 2011年6月期第4四半期 決算説明会
2011-08-08 17:11 投稿
●2012年6月期の事業戦略についても言及
2011年8月8日、都内にてグリー株式会社の“2011年6月期第4四半期 決算説明会”が開催。同社の田中良和代表取締役社長、天野雄介コーポレート部長が出席し、2011年6月期第4四半期の同社の業績と、今後の目標などを語った。なお、2011年6月期第4四半期の決算内容については、既報の記事を参照してほしい。
2011年6月期第4四半期を前に、ハイライトと題した同社の今後の目標について語った田中氏。「現在、GREEのユーザー数は1億人以上に達しておりますので、“3億人を超えるユーザー数を有するプラットフォーム”を作っていくことをつぎの目標としたいなと思っております」と、Tencentやmig33といった海外有力プラットフォームとの仕様の共通化を推進し、全世界でさらなるユーザー数の獲得を目指すとした。また、アプリについても「さまざまな国での展開を進めておりまして、日本を始め欧米、中国に向けて提供するスマートフォン向けアプリは6500本を突破。日本におきましてもスマートフォンのプラットフォームを拡大しており、Webアプリ、ネイティブアプリ(Android、iOS)でゲームを展開していきます」とコメントした。続いて、具体的な目標として2012年6月期の事業戦略について触れた田中氏。“3億人超のプラットフォームを目指す”ということで、国内3000万人、欧米、アジアで2億7000万人のユーザーを獲得するという目標は前述のとおり。そのほか、「いまは日本が中心となっていますけど」としたうえで、今後は欧米やアジア向けに自社ソーシャルゲームをリリースしていくことを明らかにした。そのほか、北米や中国の現地法人に続き、欧州やアジアなどの世界各地にオフィス(拠点)を設立し、開発スタジオなどにおいてもグローバルな開発体制を構築すること、Tencentやmig33といった世界有力のプラットフォームとの連繋強化だけでなく、SK telecomなどの世界のキャリアとの提携を推進していくことなどを挙げた。また、「自社ソーシャルゲームを複数リリースし、国内ではソーシャル電子書籍などのアプリのラインアップを強化する」など、スマートフォンに対して、さらなる注力をしていく意思を示した。
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