やっぱり交易&海戦はおもしろい!コーエーテクモゲームスの新作海洋シミュレーションRPG『大航海時代VI』CBTプレイリポート

2019-08-08 17:00 投稿

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大航海時代VI

いざ広大な大海原へ!

コーエーテクモゲームスより、2019年夏リリース予定の新作スマホ向けアプリ『大航海時代VI』。

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本作は大人気シリーズ作品『大航海時代』の最新ナンバリングタイトルで、海での冒険や探検、交易品の運搬、海賊との海戦といったシリーズ作品の流れを汲んだ要素が楽しめるシミュレーションゲームとなっている。

本記事では、2019年8月1日まで実施された本作のクローズドベータテストのリポートをお届けする。

ゲームの見どころ
・光輝く地球儀が主人公のルーツを辿るカギ!
・航海で冒険を、交易でお金稼ぎを楽しもう
・各々の得意分野で冒険をサポートするキャラクターたち

光輝く地球儀が主人公のルーツを辿るカギ!

本作の舞台はポルトガルのリスボン。主人公は、祖父が遺した1通の手紙をきっかけに、自分の本当の故郷を見つけるため仲間たちとともに海へ出ることになる。

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▲主人公は地球儀と一緒に海から来た!? どうやら地球儀が本作のストーリーを語るうえで重要な鍵となるようだ。

そこで突然地球儀が光りだし、ストーリーは序盤から急展開! 主人公たちは航海中に嵐に呑まれ、1523年のリスボン、大航海時代の真っ只中にタイムトラベルしてしまう。この突然のSF展開には筆者もビックリ! ここからどうなってしまうのだろう……。

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ストーリーはそうした冒頭を経て、1523年を舞台にした冒険が描かれていく。果たしてここからどのようなストーリーが展開されるのか? これについてはネタバレになってしまうほか、CBTということでの制限もあったので触れないでおくが、なかなか濃い内容であったことは伝えておこう。

それとこれはストーリーと直接関係する話ではないが、マップが超広い! さすがは大航海時代を舞台にしているという表現が正しいかはさておき、大海原に出て世界の大きさを知っていくという体験が擬似的に味わえるのは、ほかのゲームシリーズにはない要素だろう。

数時間プレイした程度では、マップがどこまで広がっているのか、その全貌をまったく把握できないほど広大なこの世界で、自由気ままに船を走らせるのもまた、ワクワクを感じさせてくれるおもしろいポイントだ。“航海”というものをじっくり味わいたい人は、世界に向けて船を走らせてみるのもいいぞ。

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航海で冒険を、交易でお金稼ぎを楽しもう

さてストーリーは一旦置いておいて、ここからはシステムのプレイリポートをお届けしていこう。まずは、本作の主軸となる航海と交易、探検を紹介!

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▲船の進路は、移動したいところをタップするだけで決められる。お手軽操作でのんびり船旅が楽しめる作りだ。

航海編

『大航海時代』というタイトルである以上、航海がなくては始まらない! 本作では、プレイヤーが所持する艦隊を自由に動かして広大な海を駆け、新しい街や港を見つけたり、探検出来る箇所を探したりできる。

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雑に言ってしまえば、自由気ままに船旅をしつつ世界を見て回れるといったところなのだが、海の天気は変わりやすく、航海中に雨や濃霧、落雷、雪など、悪天候に見舞われることがある。これら悪天候は想像通り航海に直接影響が出る要素となっており、船の足が遅くなったりと、さまざまな効果を与えてくる。

そう、大航海時代、かつての船旅は過酷なものだったのである。のんびり晴れた日の中を航海出来ると思ったら大間違いだ! それをゲームでもストレスにならないレベルの演出で表現してくれているので、ただ船を走らせるという動きにも、アクセントを感じさせてくれる設計となっていた。

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▲落雷や雪などの天候だと、船の航行速度が低下。船旅にはやはり天候を読む力が必要か……。

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▲航行中は物資が常に減少。もし、この物資が0になると航海は終了となる。

大航海時代でもうひとつ忘れてはならない要素、それはやっぱり“海賊”だろう。船旅で注意すべき点は天候だけではない、海賊にも注意が必要だ! 海にある海賊船と思しき船と接触すると、そのまま海戦へと突入するぞ。

プレイヤーの中には、こういったバトルの要素を好まず、ただひたすらに交易を続けたいという人もいると思うが……。個人的には、この海戦がおもしろかった! それこそ交易品を積んでいるのに、海賊船を見つけたらわざわざ戦いに船を走らせてしまうほど。……これではどちらが海賊かわからないな。

ちなみに、戦闘は通常マップとは異なるフィールドで行われ、操作方法も通常マップとはまたべつのものへとシフトする。バーチャルパッドで移動し、画面右下の砲撃ボタンで攻撃のリアルタイムバトルだ。

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▲船の両舷から出ている扇型のエリアが、艦砲射撃範囲。赤枠で囲まれている敵船が範囲内に入ったら、大砲をぶちかまそう!

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▲敵船も止まったままではないので、動きの先を読み、しっかりと狙いを定めて敵船を倒そう!

ただ、操作に慣れないうちは「船の移動と攻撃を同時に行うのが難しい」と感じる人もいるだろうし、人によっては「スマホゲームは違う作業をこなす片手間で遊びたい」という人もいるだろう。そんなときは、下の画像で黄色枠で囲まれた箇所、その真中にあるオート操作をオンにしてみよう! 手軽にバトルが楽しめるようになるので、ゲームが苦手な人でも安心だ。

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交易編
続いては、交易についてご紹介! 交易とは、言葉から想像できるそのままの内容をゲームにしたもの。自分の商館で取れたものや、ほかの街や港で手に入れたものをべつの街や港で売り、利益を上げるというものだ。

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序盤でこそ、自分の街で得たものを売りに出すしかないが、ある程度元手となるものが貯まってきたら、外の街や港を渡って商品を仕入れていこう! 本作に登場する商品は時間経過によって価格変動が起こるので、“安く買って高く売る!”をモットーに、ガンガン利益をあげていこう。

もちろん、そうして利益を上げるには、物の相場をしっかり把握する必要はあるほか、運に左右される部分があるので、一気に荒稼ぎすることも夢ではない!?

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▲特産品を一定以上購入すると投資レベルが上昇し、購入できる特産品が増えるぞ!

探検編

では、最後に探検について紹介していくぞ! 探検とは、航海中などに発見したポイントに探検隊を派遣して調査。海賊が隠した財宝などを見つけるシステム。

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探検地の調査はスゴロク形式で進行。連れてきたキャラクターたち(探検隊)は、提案書(コマを進められる数が書かれたカード)をもとに前進し、さまざまなアイテムを手に入れたり、戦闘に臨んだり、はたまた戦闘を避けたりして最深部を目指していくことになる。

とまぁ、基本システムはスゴロクのような感じなので、ゲーム慣れしていない人でもこちらのモードは躓くことなくプレイ出来ることだろう。また提案書にはいろいろな効果(スキル)を発揮するものもあるので、ゲームに慣れている人は、これをいかに活用していくかを研究してみてもいいだろう。

ちなみに、マスにはトラップが仕込まれていることがあるのだが、そういった点はトレジャーハンティング映画で遺跡探索をしているような気分が味わえてGood! 気分はさながらトレジャーハンター!?

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▲提案書の左上に書かれた数字の分探検隊が前進。緑色の提案書にはスキルがあり、通常より多く進むことができる。

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▲トラップだけでなく、交易品や宝箱などが手に入ることも!

そして、トラップをかいくぐり敵を倒し、なんとか探索地最深部に到達すると、財宝を護る番人とのバトルが始まる。この戦闘はオートで行われるので、事前準備となるキャラクター編成、キャラクター強化がものを言うことになるのだが、キャラクターについてはまた後述。

そんなこんなで見事戦闘に勝利すれば、番人が守っていた財宝(発見物)をゲット! 探検地によって手に入る発見物は異なるようなので、世界中を旅してレアな一品を探し回ってみるのもいいだろう。

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各々の得意分野で冒険をサポートする個性豊かなキャラクターたち

基本システムを軽くチェックしたので、ここからはキャラクターについて触れてみよう。本作に登場するキャラクターには、それぞれ交易、海戦、探検という分野で得意、不得意が設定されている。

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キャラクターたちはストーリーや海戦などで入手できる宝箱やガチャで入手する“紹介状”で仲間にし、増やしていくことになる。そして、仲間にした者たちにどういった采配をしていくのかが、本作のプレイのポイントになってきそうだ。

「海賊船と戦いにいこう!」というときは、海戦が得意なものを編成し、ガッツリ荷物を運んで交易で儲けを出したいときは交易が得意なものを船に乗せよう。バランスよく人員を配置して、あらゆる動きに対応させる采配をするのも手だと思うが、可能ならば目的ごとに特化したチームを作って、あらゆる行動の最高効率化を目指したい。

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▲キャラクターや船を雇用できる“日替り雇用”もある。

ちなみに、キャラクター、船を育てる育成システムも存在するので、もし「手持ちにいる船員では、あの海賊に勝てない!」という場面に出くわしたら、船員を育成してみよう。目に見えて数値が上がるといったことはないが、効果はしっかり現れるので、育成をするのとしないのとでは大きな違いを感じられるぞ。

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▲ランクアップでレベル上限を解放できる。ランクアップには同キャラの契約書が必要なため、ダブっても心配なし。

海戦や交易、探検をこなして、自身の街を発展させるために大海原を奔走する『大航海時代VI』。海戦はクセがあるもののスリリングで、戦略を持った動きがしっかり功を奏してくれる面もあるため、駆け引きも楽しめる内容となっているのが印象的だった。

また、交易でじっくりじっくり資金が溜まっていく感覚は、なんとも言葉に表せない“ジワジワと喜びが蓄積される”ような、これまでにない感覚が味わえたので、これは新鮮だった。「きっと、貯金が趣味という人はこんな気分を味わっているのかな?」なんてことを考えながら楽しませてもらった。

ただ、やはりまだベータ版であるということもあり、「ここはこうしてほしい」、「正式版ではこうなっているといいな」と思える箇所もあったのも正直なところ。しかし本作は運営型のタイトルとなっているので、こうした些細なところは気にしなくてもいいだろう。

本作は2019年夏配信予定と、リリース日が比較的近め(たぶん)。今回惜しくもベータ版の参加抽選から漏れてしまった人は、正式サービスのアナウンスを逃さないよう、公式Twitterアカウントなどをフォローしておこう!

大航海時代VI

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルシミュレーション
メーカーコーエーテクモゲームス
公式サイトhttps://game.uw-vi.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/daikoukai_06
配信日配信中
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