【新作】親父を殺した犯人は!? 過去に戻って真実を暴く推理アドベンチャー 『俺に父親を救うことができるのか』

2016-11-27 12:00 投稿

運命の分岐点までタイムリミットは6日間!!

自分を憎んでいるかのような振る舞いが多かった父親が何者かに殺される。

あんなやつは死んで当然、忌み嫌っていた主人公はさほど悲しむことなくその現実を受け入れたのだが、ある日目覚めてみると彼がいたのは父が死んだ6日前の世界だった……。

犯人は誰なのか?

『俺に父親を救うことができるのか』は、家族のありかたを問うタイムトラベル推理アドベンチャーだ。

oretiti01

大嫌いだった父親をなぜ救おうと思ったのか。

数時間でクリアーできるお手軽さとほどよい謎解き、人々の証言から矛盾点を探し出しながら、事件の真相を解き明かしていくストーリーにも注目のタイトルなのだ。

ゲームの見どころ
●弟の事故死から始まる過酷なストーリー展開
●気になるポイントまですぐ戻れるセーブ機能 

弟の事故死から始まる過酷なストーリー展開

10月26日木曜日、事件の3日前。引きこもって出てこない主人公のかけるを心配した父親、轍 悟(わだち さとる)がリビングで怒鳴っていた。

かけるが頼んだ買い物の途中、事故で死んでしまった弟の秀(しゅう)

自分だけが学校に行くなんてできるわけがない。罪の意識に苛まれ、引きこもっていた彼にきつく当たる父親との距離はどんどん離れてしまう。

顔も見たくない、そんな気持ちが現実になった10月29日の日曜日。父親の部屋を覗いたことで事件が発覚、彼の通報によって家にはたくさんの警官が集まっていた。

oretiti02書き込みoretiti03書き込み
oretiti04書き込みoretiti05書き込み
▲容疑者のひとりとして呼び出された警察署、その事情聴取の中で殺害時刻はコンビニにいたと説明するも、そんな様子は映っていなかったと突き返されてしまう。しかし、刑事はかけるが犯人ではないだろうと話を続ける。

長い事情聴取の後、自室で目覚めた彼は、携帯電話の日付から10月23日の月曜日、事件の6日前に戻っていることに気づく。

そこにいたのはとてもやさしい言葉をかけてくれる父親。真逆の性格になっていることに戸惑いながらも、かけるは事件を未然に防ごうと立ちあがるのだ。

oretiti06書き込みoretiti07書き込み

居心地の悪さから1ヵ月ぶりの学校に行くかけるは、クラスのトラブルに巻き込まれたり、ご近所さんたちの悩みを聞いたりと忙しい。

そうした交流から父親が死にいたるまでの6日間を洗い出し、よき理解者とともに真犯人へと近づいていく。

ゲームとしてのボリュームは小さめだけど、その中に詰め込まれたストーリーは見どころがいっぱい。あっという間にエンディングを迎えちゃうほど夢中になってしまったぞ!!

oretiti08書き込みoretiti09書き込み
oretiti10書き込みoretiti11書き込み

気になるポイントまですぐ戻れるセーブ機能

刑事や父親の知人など多くの人物がストーリーのカギを握っている。

彼らの簡単なプロフィールや重要な発言はデータファイルに保存、画面下に並ぶコマンドからいつでも確認できるため、難易度がノーマルであれば行き詰まることなく最後まで進めるはずだ。

oretiti12書き込みoretiti13書き込み
oretiti14書き込みoretiti15書き込み
▲ストーリーを左右する重要な局面になると複数の選択肢が出現。メッセージウィンドの“一旦閉じる”をタップすればデータファイルを開くこともできるぞ。

また、街中で発生するクエストでは事件に関係するヒントを得られることもある。クリアーの必須項目ではないけど、迷ったときはいったん手を止めてご近所の皆さんの悩みを聞いてみよう。

oretiti16書き込みoretiti17書き込み

なお、本作はタップで移動するのだけど若干操作性が悪く、人に接触して余計な会話をくり返したり、オブジェクトにひっかかって動けなくなってしまうこともある。

短時間でクリアーできるゲームとはいえ、同じ探索をくり返すのはつらいので、こまめにセーブを切りわけながらやり直せるポイントを作っておくことをオススメするぞ。

oretiti18書き込みoretiti19書き込み

操作性と若干気になる進行不能な点を除けば、手軽に短編小説を読んでいるよう感覚で最後まで楽しめた。

クリアーした後、家族のことを改めて考えてしまう、そんな彼らのストーリーをぜひ、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

俺に親父を救うことができるのか

メーカー
YUKI ARAIKAWA
配信日
配信r中
価格
無料
対応機種
iOS/Android

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧