『テラバトル』神を求める最期の冒険“エンディングクエスト”へ……2018年10月Ver5.5.0アップデート配信決定

2016-04-28 13:45 投稿
2016年4月28日に大型アップデートが実施されたミストウォーカーのスマホRPG『テラバトル』(※データの公開は4月29日、OSによりダウンロードができるタイミングが異なります)。これを記念してプロデューサーの坂口博信氏(文中は坂口)と本作の楽曲を手掛ける植松伸夫氏(文中は植松)の対談を実施。ふたりの出会いから制作現場の裏話など、さまざまな話題が飛び出す必読のインタビューとなった。
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──最初に、おふたりの近況を簡単にお話しいただければと思います。
植松 僕はライブ&ライブの日々ですね。海外のフェスに呼んでいただいたり。
坂口 最近、南米にも行ってましたよね?
植松 『ファイナルファンタジー』(以下、『FF』)シリーズのピアノオペラコンサートでブラジルとメキシコに行きました。楽しい旅でしたけれど、スリリングでもありましたね。「外でスマホを使ってると、お金持ちと認識されて強盗にあうから絶対にやるな」なんて注意されたり(笑)。
坂口 (笑)。すこし前に植松さんの海外ライブに合わせて、ハワイで『FF』同窓会をやったりもしましたよね。
植松 あったねえ。意外に、と言うとなんだけれど、当時のメンバーは結束が固いね(笑)。
坂口 いまも交流がありますし、長い付き合いになりましたね(笑)。
──おふたりは出会われてから何年くらいになるのですか?
坂口 PCでゲームを作っていた時代からだから……そろそろ30年になるのかな。
植松 当時、坂口さんはまだ大学生だったよね。僕もプータローで(笑)。
──植松さんはそのころもう音楽の仕事を目指されていたのですか?
植松 はい。それで、当時僕の家が喰えないアーティスト志望の仲間のたまり場になっていましてね。そこにある日スクウェアで企画のアルバイトをしている子が遊びに来たんですよ。「どういう仕事なの?」って聞いたら「ゲームを作っている」と。いやあ驚きましたね。ゲームを作るなんていう仕事があるんだと(笑)。
坂口 当時は“ゲームを作る仕事”に名前も付いていなかったですからね。
植松 そうしたら、その子から「いま作っているゲームのBGMをシンセサイザーでアレンジしてソノシート(※塩化ビニール製のレコード。機能はレコードと同様だが、薄く柔らかいため雑誌の付録などによく用いられた。)にして付属させたいんだけど、そのバイトやらない?」と紹介されて。で、打ち合わせでスクウェアにお邪魔したのが最初ですかね。
坂口 いまの子はソノシートなんてわからないだろうなあ(笑)。
──以降、いろいろな作品で共演することになると。
坂口 『FF』シリーズではずっといっしょだったしね。植松さんはほかにも多くのゲームに楽曲を提供していますけど、僕は植松さんひと筋!(笑)
植松 いやいや、僕が浮気性みたいに言わないでよ(笑)。
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──話が大幅に逸れましたが(笑)、いっぽうの坂口さんの近況といえば……。
坂口 そう! 『テラバトル』の話をしないと(笑)。4月末に現時点で最強の敵となる“竜王降臨”クエストが実装されます。そのクエストのBGMを植松さんにお願いしました。
──なるほど。
坂口 さらに、新作のシナリオもすでに送ってあります!
──話がものすごい飛びましたけど、ビッグニュースじゃないですか!
植松 まだ読んでないんだよね(笑)。
坂口 ちょっと頼みますよ(笑)。ともかく、つぎも植松さんといっしょにやりたいということで。詳しい発表はしばらくお待ちいただければと。
──楽しみにしています。いまのお話にもありましたが、植松さんはシナリオやビジュアルなどを見、曲を作る、という形で作業を進められるのですか?
植松 おもにシナリオを読んで、ということが多いですね。だいたいシナリオのほうが先にあがっていますし。もちろん、追ってあがってくるビジュアルも参考にはします。
──シナリオだけでイメージを作るのはたいへんそうですね。
植松 まあそこは慣れですね。それよりもシナリオが毎回とにかくブ厚くて、読むのがたいへんなんですよね(笑)。
坂口 どうしても量が多くなってしまうんですよ(笑)。
植松 それから、ビジュアルでいうと、タイトルロゴがあるとイメージは沸きやすいですね。形や色使いなどはとても参考になります。
坂口 へえー、そうなんですね。初めて聞きました。
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──今回の竜王降臨はそこまで長いシナリオのようなものはないと思うのですが、どのように発注を?
坂口 そうですね、「ボスっぽい曲をお願いします」と。
──ふんわりした感じですね(笑)。
植松 慣れて来るとね、こうなっていくんですよ(笑)。最初、ゲームの立ち上げの段階ではイメージが固まるまで細かくやりとりをするんですよ、もちろん。
──坂口さんからいろいろと注文があるわけですね。
植松 そりゃもういっぱい。
坂口 そんなに言ったかなあ(笑)。
植松 まあ僕としても言ってもらわないとわからない部分もあるので、だからたいへんということではないです。
坂口 以前、僕のほうのイメージがものすごく迷走してしまったことがあって、植松さんからあがってきた曲が「完全にイメージどおりなんですけど、一度リセットしていいですか!」ということがあり(笑)。最近はなるべくお任せするようにしています。
──長いことおふたりでやっていますし、坂口さんの好みと大きく違うということもないんではないかと想像しますが。
坂口 そこは本当にそうですね。植松さんがほかの人に提供した曲を聞いて「こういう引き出しもあるんだ」と思うこともありますし。でもやっぱり僕がお願いすると僕好みの曲になっているんですよねえ(笑)。
──植松さんの中で坂口シフトのようなものがあるのでしょうか?(笑)
植松 あるかもしれないなあ(笑)。ずっとやってきて、彼の好みも肌感覚で理解して自然とそうなっているんでしょうね。
──坂口さんは植松さん以外の方に曲を頼んでみようと思ったことは?
坂口 『テラバトル』ではDLスターターでいろいろな方に参加して頂きましたね。ただ、メインで流れているものはやっぱり植松さんがいいな、という気持ちはあります。
──ちなみに、楽曲の制作期間はふつうどのくらいなのですか?
植松 ケースバイケースですけど、比較的余裕はあると思いますよ。たとえば「1週間後にほしい」とかそういうことはないです。
坂口 ただ、ファンファーレやジングルってあるじゃないですか? いわゆる効果音系のもですけど、これはたまにギリギリになるときがありますね。植松さんが忘れて貯め込んでることが(笑)。
植松 どうしても後回しになっちゃうんだよねえ(笑)。
坂口 ただ、じつはジングルを植松さんに頼むというのは贅沢なんですよね。内部で作ってしまうことも多いですし。ただ、僕は非常に大事なものだと思っているので、植松さんにお願いしています。
──話題は尽きませんがそろそろお時間ということで、最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
坂口 『テラバトル』はこの4月アップデートを皮切りにさらなるボリュームを予定しています。アップデートの頻度もあがっていくと思いますので、ぜひお願いします。
植松 僕は、引き続き個人とバンドの音楽活動が中心です。ライブも精力的に行っていますので、興味のある方はぜひ足を運んでいただければと思います。
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