【新作】香港ノワール再来! 黒社会に暗躍する男たちの戦いを描く 『紅蜘蛛2/Red Spider2』

2016-03-25 11:00 投稿

総プレイ10時間に及ぶノベルワールド

映画の脚本や監督、プロデューサーとして知られるジョン・ウー氏が手掛けた名作『男たちの挽歌』。

そして、アンディ・ラウやトニー・レオンが主演を務めた潜入捜査映画『インファナル・アフェア』など、黒社会を舞台にした男たちの友情と壮絶な戦いを描く“香港ノワール”。

こうした世界観をノベルゲームにしたのが、本記事で紹介する『紅蜘蛛2/Red Spider2』だ。

 
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簡単に説明すると1930~40年代から始まる、暗黒街を舞台にした欧米のギャング映画の総称“フィルム・ノワール”が由来。

その香港版という位置づけから、日本ではそれらを“香港ノワール”と呼ぶようになった。

さて、本作のジャンルはノベルゲーム。

香港の黒社会に生きる者たちを中心に、選択肢から分岐していく全6種類の物語を読み進めていくことになるのだ。

ちなみに、今回紹介するのは前作『紅蜘蛛/Red Spider』(iOS版)、(Android版)の7年前の世界。主人公が体験した“とある出来事“が本作で明かされていくぞ。

雇い主への裏切りから物語が始まる

暗殺組織“蜘蛛网-ウェッブ-”の若き女暗殺者である石蒜(以下、シースァン)。

彼女は、香港警察の來(以下、ライ)を暗殺するよう組織から指令を受けていた。

しかし彼女は、雇い主でありライの上司である劉劍明(以下、ラウ)を好まず、ライの目の前でラウを殺害してしまうのだ。

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結果的に救われたライは、組織から追われることになってしまったシースァンを救うため、黒社会組織“紅花会”の会長、楊坤(以下、クヮン)を紹介。

彼の計らいで国外に身を潜めることになる。

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▲命の恩人ではあるけど相手は暗殺組織の人間。どこまで信用していいのか、この判断が正しかったのかと不安になってしまう。

香港警察の捜査を開始!

尖沙咀警署所属の刑事、和李森(以下、サム)、郭追(以下、チェイス)。

彼らはラウ殺害事件の手掛かりを求め、事件現場ビルの防犯カメラ映像と、ラウが使っていたプリペイド携帯の発信履歴を取り寄せていた。

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ゲームを始めてわずか十数分。
この短期間にさまざまな登場人物が現れ、きな臭い展開がつぎつぎに発生する。

誰が黒社会に手を染めているのかわからない。
いつ裏切られるのか、何を信用すればいいのか不安でいっぱいだ。

そんななか、ラウの兄で旺角警署所属の督察、劉明華(以下、ラウミンファ)が登場。捜査状況がいかほどか探りを入れに来る。

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▲ラウの兄、ラウミンファは暗殺組織のウェッブと、とあるつながりをもった要注意人物だ。

そしてもうひとつ、ラウ殺害と時を同じく、KTV“キャバクラ”の女性が姿を消していることがわかる。ライとサム、チェイスは、この女性が何かしらの情報を持っていると推測。

捜査範囲を確実に絞り込んでいくのだ。

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ちなみに、洪興社の当主、張雷(以下、ジャン)は女暗殺者シースァンの顧客。

しかも、蜘蛛网の幹部という厄介な男なのだ。チェイスの目的は!?

潜伏先のタイで新たな出会い

クヮンの手引でタイに渡ったシースァン。

彼女の前に現れたのは、蜘蛛网の訓練施設でともに訓練を受けた天狼(以下、ウルフ)と、洪興社の当主ジャンだった。

シースァンとは幼なじみのウルフとの再開は偶然なのか?

複雑に入り組んだ物語なので、どうしても疑念ばかりが湧いてしまう。

みんな怪しいぞ!!

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本作はまだまだ始まったばかり。

物語中の選択で郭追編、來編、永孝編、天狼編、張雷編、和李森編、6種類のエピソードをプレイ可能。

また、前作の永孝編を紐解く短編が収録されたプレミアム版が、Android(540円)でのみリリースされている。

iOS版とAndroid版のどちらを選ぶかはプレイヤーの環境次第。

ただひとつ、本作に興味が湧いたひとはぜひ、前作からプレイすることを強くオススメする。

誰が敵で味方なのか予想のつかない

“香港ノワール”の熱い展開を存分に堪能してもらいたい!!

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▲ちなみに本作のテーマ曲に『エストポリス伝記』の塩生康範氏、『パズドラ』の中島享生氏が参加しているのだ。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

紅蜘蛛2/Red Spider2

ジャンル
ノベルアドベンチャー
メーカー
Hibiki Fujii
配信日
配信中
価格
無料(Androidのみ課金要素あり)
対応機種
iOS/Android

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