【個人開発ゲームを斬る】『呪巣 -零-』怖すぎて紹介を避けていた脱出ゲーム

2015-11-02 18:40 投稿

とある家族の物語

ファミ通Appでも、記事や動画でたびたび紹介されている『呪巣』という、人気の脱出ゲームがありまして。

風の噂によると、少人数で開発されているらしいので、このコーナーにピッタリのアプリなんですが。

これまで見て見ぬ振りをしていました。だって、めちゃめちゃ怖そうですもん。紹介するからには、それなりに遊ばないといけないんですよ。

無理ですね。はい。

image1_1▲舞台は前作の25年前image1_2▲“零”の死から49日

それでもいつか紹介させていただきたいという思いはありました。

話題作ですから。そういう仕事ですから。

そしてめでたく、シリーズ最新作『呪巣 -零-』がリリース。やるなら、いましかない!


いろいろ調べて

image2_1▲部屋を物色image2_2▲零の願い

主人公、“哀”の双子の姉“零”が、階段から落ちて死亡してから49日。

姉妹の薄暗い部屋の中をいろいろ調べていると、零が書いたと思われる手紙を発見。

「わたしの宝物が見つからないから、探してほしい」

image3_1▲この絵の意味するものとは?image3_2▲取れそうで取れない

その手紙の裏を見ると、零が描いたと思われる絵が。

零がトイレの中に閉じ込められている? なぜこんな絵を?

零がなくしたという宝物を探して、部屋の中を調べていると、届きそうで届きそうにない位置に何かが。ここは今後、別のアイテムを見つけて戻ってくるのでしょう。

新たな手がかりを求めて

新たな手がかりを求めて、母の部屋へ。

image4_1▲母の部屋は勝手に入れないimage4_2▲見るなよ! 絶対に見るなよ!

母の部屋の前まで来たものの、カギがかかっていて中に入れない。なんとなく、鍵穴をタップすると、そこから部屋の中を覗ける状態に。

これは、覗いたらアカンやつや!

でも、穴があったら覗きたくなるのが人情というもの。

そして見事に「ギャー」

image5_1▲何も語らないおばあちゃんimage5_2▲変な人形集めないで!

心を落ち着かせ、つぎはおばあちゃんの部屋へ。

おばあちゃんは、零が死んだあの日から、全然喋らなくなってしまったとのこと。

部屋の中には、なんとも薄気味悪い人形がたくさん。触りたくありませんが、仕事なんでいろいろタップして調べていると「ギャー」

image6_1▲料理をしているお母さんimage6_2▲和式が怖い

リビングに移動すると、お母さんが夕食の準備を。話しかけても、料理に夢中の様子。

絶対何かあると、わかっていながらも、いろいろタップして調べていると「ギャー」

そして舞台は

そして舞台は、零が閉じ込められたと、絵で訴えていたトイレへ。当然のように和式。ジャパニーズホラーはやっぱり和式。

image7_1▲何か見つけた!image7_2▲怖い文字が連続で!

トイレの中を「ギャー」「ギャー」言いながら調べていると、フィルムケースをゲット。中に入っていたメモを取り出すと、怖い文字が連続で書かれています。

これも零が書いたのでしょうか? あんな優しかった零が? 会ったことはないですが!

このトイレからの脱出が序盤の大きな山場。諦めずにいろいろとタップし続けてください。

image8_1▲部屋を自由に移動image8_2▲どこかで使うヒント

トイレからの脱出後、大きな事件が起こり、いよいよ本格的な謎解き脱出ゲームがスタート。部屋を自由に移動し、アイテムやヒントを見つけ、零の宝物を見つけ出しましょう。

宝物を見つけ出したとき、知りたくなかった真実を、知ることになるかもしれませんが。

image9_1▲押すなよ!image9_2▲絶対に押すなよ!

また、謎をひたすら解いていくだけではなく、いろんな仕掛けが彼方此方に散りばめられています。

“◯◯のイベントを行った”

というヤリコミ要素が用意されているので、「ギャー」「ギャー」言いながら、開発者さんの罠にのってみるのもいいかもしれません。

怖がりながらも、結末が気になって、なんとかクリアできたので、開発された“チームEDGES”さんに、いろいろ聞いてみました。

Q1.はじめまして! まずは簡単な自己紹介をお願いします!

ムゥ:EDGESのプロデューサー兼企画兼デザイナーのムゥといいます。もともとゲームに限らずいろいろな企画やデザインをやっていました。インダストリアルデザイン出身なので、人への物理的な影響や精神的な影響を与えるモノ、コトにとても興味を持っています。

 :初めまして、熊です。EDGESのゲームプログラムとゲームエンジン開発を担当しています。元はゲーム会社出身です。いろいろなゲームを作ってきました。これからも市場にないゲームを作りたいです、EDGESの製品を海外展開することに力を入れてがんばっています。

ヒロ:シナリオとデザインを担当しています。本職は映像系の3Dデザイナーをしており、以前はコンシューマーゲームのデザイナーをしてました。

Q2.いっぱいお返事来た! まず『呪巣』シリーズについて。“ホラー脱出ゲーム”を作ろうと思ったきっかけは?

熊とEDGESを結成してからいくつかのカジュアルゲームを作っていたのですが、ちょっと大きめなものを作ろうという話になりました。
私自身ホラーが大好きすぎて、やるなら“スマートフォン史上、いままでにないくらい怖いホラーゲームを作りたい!”と。
そう思ったときがちょうど5月で、あと3ヵ月も経てばちょうどでホラーの季節。時期的にもバッチリだということになり、ヒロもデザイナーとして参加いただき、開発がスタートしました。
脱出ゲームというジャンルを採用したのは、少人数でも作りきれると思えたし、ホラーととても相性がいいと感じたからです。

Q3.いろいろな人に聞かれていると思いますが、『呪巣』このネーミングに決めた理由をお願いします!

ジャパニーズホラーっぽさをだしたかったので、“呪”という文字を使いたいというのがありました。
あと呪われる場所がひとつの家という設定となっているため、呪いが集まる、吹きだまり、霊の住処のようになる場ということで“巣”というキーワードを思いつき、『呪巣(じゅそう)』と名付けました。
ひとつの家の中に怨念が渦巻いているストーリーなので、とてもぴったりな名前となりとても気に入っています。
いろいろと、『呪◯』というタイトルの映画が大量にあるのですが、『呪巣』はないと思います!(自分調べ)

Q4.今作『呪巣 -零-』は3人で作られたのでしょうか? また、どれぐらいの期間で作られたのでしょうか?

メンバーはムゥ、熊、ヒロのメイン3人とアルバイト1人です。

開発期間は約3ヵ月です。『呪巣』も『呪巣-零-』も大体同じくらいの期間で作っています。
『零』は前作の素材も生かして制作しているので、ボリュームはアップしています!

Q5.“ホラーもの制作”でよく聞く、開発中に“霊的な現象”は、やはりありましたか?

ムゥ:ラップ音的なものはしょっちゅうで慣れましたが……。
いちばん怖かったのは、夜中に作業していたときにとなりの家の倉庫が突風で吹っ飛び、となりのマンションのベランダから中に突っ込んだときの音と悲鳴ですかね。霊とは関係がないですがw。

:テスト端末でデバッグしているときに電源オフしていても、『零』のBGMが1分間なり続けたことがありました。
電源を切っているのになるのでどうしようもなく、恐ろしかったです。

ヒロ:基本夜中に作業することが多いのですが、後ろに気配を感じるということは結構ありました。「ペタペタ」という足音が聞こえたこともあって、そのときは全身鳥肌ものでした。
霊的な体験はまったくないタイプなんですけど、ババァのアップやら怖い霊の素材を作成するときは、資料としてPC画面いっぱいに怖い写真やイラストにつねに表示して怖い画像に囲まれて生活していたので 精神的に参っていたのかもしれません……。
魂削って作業していました……。

Q6.ひえー! EDGESさんでバイトしたくない! 前作と比べて、「ここを改善した!」「ここをパワーアップした!」という点は?

シナリオにはかなり力を入れました。登場人物も掘り下げて深みが増したと思います。
“前作の伏線の回収は”もちろん、新たな謎も出てきています。いろいろと今後にもつなげやすいように工夫した作りになっています。

ほか大きくは
1.今回はゲームのエンジンを自社開発してアプリサイズ大量は減量。ボリューム2倍以上なのに半分以下になりました。
2.ランダムのホラー演出を増やしています。集中しているとき、油断しているときに奴らが登場します。
3.今回は脱出できるエンディングを用意させていただきました!
4.コンテンツは前回より2.5倍ぐらい増やして、プレイ時間は3倍になりました。

Q7.こ、怖いですが、何かボツになったイラストなどありますか?

ボツになったものも含め子ども部屋に置いてある落書きをお送りします。
ほとんどボツなく、描いたものは使ってしまっております。すみません……。

image10_1image10_2
image11_1image11_2

Q8.こえー! リリース後の反響はいかがでしょうか? 海外でも人気があるのでしょうか?

おかげさまで、前作をプレイしてくれていた方が心待ちにしてくれていたことや、いろいろなサイトでレビューいただいたりしたこともあり、多くの方にプレイいただき、いい感じにトラウマを与えられたと思います。
iPhone版リリース後、すぐにTop50に入りまして “アドベンチャー”カテゴリでは最高3位となりました。

『零』はまだ海外ではリリースされていませんが、英語ローカライズも検討しています。
いまは中国語版のiPhone版を申請中です。まだ中国ではリリースされていないのに、中国のいろいろなサイトで『零』の情報がを掲載されている状況です。
中国のゲーム運営会社から協力運営の連絡が届いたりもしており、これからの海外運営にも期待しています。

また、ドワンゴ様にご提供いただいている、“ニコ生機能”のおかげで実況動画がとてもたくさん公開され、恐怖の共有に拍車がかかりました。
有名実況者さんや芸能人の方のプレイ動画もアップされていて感無量です!
“呪巣”で検索して、ユーザー様のTweetを見るのが毎日の楽しみになっています!
学生さん、とくに女性の方が友達と集まってプレイしてくれているというのが印象的でした。

Q9.“呪巣”が感染してるんですね! 来年の夏も新たな『呪巣』を期待していいのでしょうか?

もちろんです!
舞台が同じになるのかはまだわかりませんが、素材収集やストーリーなどの案出しはもう始まっています。
もしかしたら、さらに時代がさかのぼっていく……かも?

『呪巣』シリーズ以外の別のホラーシリーズも考えていますので、ご期待ください。

Q10.怖いですが、つぎも遊ばせていただきます! 最後に何かひと言、お願いします!

ムゥ:EDGESがホラーを出す理由はふたつです。

“日常生活にまで影響を与えるトラウマをユーザーに植え付けるゲームの創造”
“スマホ史上もっとも怖いスマホゲームといえばEDGES”

というものをしっかりと形にしていければと思っています。
EDGESとして、スマホゲームでどのような恐怖体験を提供していくか楽しみにしていただければと思います。
ホラー以外でも定期的に新作アプリを出していきますので、そちらもよろしくお願いいたします!

ヒロ:ホラーゲームといえばEDGESと言われるよう精進していきます!
夏になったら“EDGES”で検索!

:ユーザーの笑顔とゲーム市場の新しい血液のために、EDGESは寝る間を惜しんでがんばっています。

ちなみに筆者はこのレビューを書くとき、明るいお昼間に音をできるだけ小さくして、画面移動するときは、画面から目をそらすという、万全の体制で遊ばせていただきました!

それでも怖かった!

この記事が掲載されるころにはEDGESさんの新作がリリースされている予定ですので、そちらも遊んでみてください!

◆最新作『だまれ!ZOMBIE』
(現在Androidのみ)

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(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


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最恐脱出ゲーム:呪巣 -零-

メーカー
EDGES
配信日
配信中
価格
無料(有料アイテムあり)
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 6.0 以上 Android 2.3 以上

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