【新作】ジャイロセンサーを使うホラーゲームが怖すぎてクリアーできない『Red Collars』

謎に包まれた漆黒の世界

最初に言っておかねばならないことがある。

ここで紹介する『Red Collars』はとにかく真っ暗で、難易度がどうとかそんな問題以前に探索が困難という、プレイヤーの度胸と懐の広さを試すホラーゲームだ。

本作はジャイロセンサーによる操作を採用。視点の移動を実際にスマホを動かして行うため、その空間に立っていると錯覚を覚える点は、いま話題のVRに近い感覚かも知れない。

ブゥゥゥン

不快な機械音が聞こえる薄暗いエレベーターは、不自然な衝撃とともに真っ暗で奇妙なフロアで停止。

そこが何なのかもわからないまま、プレイヤーの探索が始まるのだが……。

それでは皆さん。
奇妙な世界にご案内です!!

とにかく真っ暗、それだけで怖い!!

たどり着いたのはおそらく1階と思われるフロアで、灯りと言えば遠くに見える間接照明と、その左にある砂嵐を垂れ流すテレビくらいだ。

間接照明やテレビのある空間を調べていると、背後でかすかに物音が、聞こえたような……そんな気がする。

もうね、序盤からすべてが心霊現象に感じる怖さで、何も信じられないわけです。勇気を出して振り向いてみると、その遥か先には蛍光灯の灯りが!!

■ステージ1：病棟探索

かすかに聞こえる環境音、やり過ぎなくらいの暗闇。

まずは受付カウンターを目指すこと。それがステージ1クリアーの鍵だぞ。

怪現象、始まる……

本作はステージ制らしく、条件をクリアーするとシーンが切り替わる。が、なんだか様子がおかしいのだ。

ちょっとこれを観てほしい。

■ステージ1～2：怪現象

そう、どうやらこの世界は、エレベーターに乗ることでステージが進行するのだが、同じフロアをループしているようなのだ。

し・か・も、間接照明横にある宙吊りの足はなんですか!?

ステージ1ではあんなのなかったよね。

どうせなら、ずっと見えなくていいんだけど、おそらく基本はループで、徐々にフロアが変化しているのだと思われる。

いったい、ここで何が起こっているのか。

さぁ、勇気を出してもう少し先に進めてみよう！

音に攻略のヒントが隠されている

“ヘッドフォン推奨”

そんなホラーゲームは数知れず、その多くは演出を楽しむための環境設定みたいなもの。

それに対し、本作では環境音が攻略のヒントになっている。ヘッドフォンを装着していないと、重要なものを聞き逃す可能性がある。

しかし、ここで問題になるのが、画面は真っ暗という点。

たとえば電話の呼び出し音が聞こえても、フロアが真っ暗なのでどこに本体があるのか視認しにくいのだ。

それでは、実際に呼び出し音の元を探す初見プレイの様子をご覧頂きたい。

■ステージ2：呼び出し音、そして……

死亡フラグを立てちゃったのは明確だけど、それが何なのかは検討もつかない。

ひとり言→威嚇→絶叫

今回の動画はプレイ画面だけなのでおとなしいもんですが、撮影中は怖さをごまかすためにひとり言や、むやみな威嚇で自分が優勢であるのだと暗示をかけていた。

しかし、そんな抵抗も虚しく、宙吊りの足が見えたときや、足音が迫ってきたときは、年甲斐もなく絶叫。

けっきょく、いまだクリアーには至らず。その要因は暗すぎる演出がもたらす探索しにくい点にあって、見落としているポイントも多い気がするのだ。

つぎは誰か同行者（犠牲者）を探すか、挑戦したい猛者がいればぜひ、俺を召喚してもらいたい!!

P.N.深津庵（めっちゃビビリさっ！）