観光を10倍楽しく! 『イングレス』のミッションで仙台名所を全力疾走

2015-07-01 11:37 投稿

激闘の翌日に開催されたもうひとつのイベント

2015年6月20日の土曜日に行われた大型イベント“ペルセポリス”。

※イベントの模様の記事はこちらから

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その翌日開催された“Mission Day in Tohoku”は、八戸、大仙、盛岡、陸前高田、女川、石巻、仙台、福島の8エリアから、好きな場所を選んで指定されるミッションのクリアーを目指しつつ、東北の地を楽しもうという素敵なイベントだ。

[仙台エリアでのイベントメダル獲得条件]
①指定した4エリアにひとつずつある指定ミッションをふたつクリアー
②指定スポットで撮影した写真をチェックポイントで提示
③指定スポットは当日(21日)午前9時ごろ発表予定
④写真はひとりで写っている(自撮りも可)、本人が確認できるもの
⑤東北を全力で満喫し楽しむこと

これが公式から発表された仙台エリアのルール。達成すると特別なメダル(実績やトロフィー的なもの)がもらえるってわけ。

ちなみにミッションというのは、エージェント自信が作成、みんなでプレイするユーザー発信型のミニゲームのようなもの。

指定されるポータルをハック、破壊して奪うなどルールは多数あり、クリアーすると独自のメダルがもらえちゃう仕組みだ。

今回のイベントに合わせて、仙台エリアでは下記4つのミッションが用意された。

仙台エリア
ミッション:仙台ゆかりの開拓者に、聞き込み調査を実施セヨ!
対象ポータル数:7
移動距離:4.5km
所要時間:60~90min

秋保エリア
ミッション名:体感セヨ!仙台の奥座敷・秋保のXM!
対象ポータル数:6
移動距離:2.5km
所要時間:45min

作並エリア
ミッション名:「マッサン」の美学を体感セヨ!
対象ポータル数:7
移動距離:3km
所要時間:60~90min

松島エリア
ミッション名:日本三景松島で縁結び
対象ポータル数:7
移動距離:3km強
所要時間:60min
必要経費:200円(福浦橋通行料)

・イベントの開催時間は午前9時~午後5時
・メダルがもらえるPASSコードの配布は午後1時~午後5時のあいだ。

クリアーに欠かせない肝心な“指定スポットで撮影”。

これに関しては当日発表とされていて、これをオレは開催時間から勝手に“9時に発表”と勘違い。

前日の大型イベントから同行している相方は、全力で戦い抜いた疲れからホテルに着くなり爆睡していたし、オレもそれ以上、何も調べることなく眠りにつく。

これが当日、最悪のスタートになるとは……。

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午前9時
仙台市内某ホテル:問題発生!!

9時に発表されると思い込んでいた撮影スポット。じつは早朝に明かされていて、大半のエージェントがすでにチャレンジを開始していた。さらに、

「クリアー報酬で配布されるメダルのPASSコードには限りがある

そんな噂が駆け巡っていたから、さぁたいへん。

前日のイベント開催地であった仙台は、多くのエージェントが滞在しているため倍率が高く、朝からチャレンジしているとなればすでに手遅れかもしれない!

しかし、まだ希望が残されていた。

なんと、指定の撮影ポイントが仙台市内のポータル“夏の思い出”で、上記の仙台ミッション中に巡ることになる場所であり、仙台は倍率が高いと考えたエージェントが多かったのか、各地に散っているとの噂も出ていたのだ!!

事の真相はわからない。

とにかくオレらは慌ててホテルを飛び出した。

 
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すでにお昼を過ぎ、全7個中ハックできたポータルはいまだに5個。オレと相方のモチベーションは大幅に低下。

もう、ミッションディなんてあきらめて、のんびり観光でもしようかとセカンドプランの話で盛り上がる。

そんなオレらに声をかけてくれたくれたのは、通りすがりの見ず知らずの女性エージェント。聞けば両親や兄弟といっしょに『Ingress』を楽しんでいたらしい。

「お昼を過ぎてもいまだ、こんな有り様で」っとボヤくとその方が、「時間内にクリアーして報告しておけば、後日GoogleアカウントにPASSコードが送られるようですよ」と、考えもしなかった情報を教えてくれた。

ここでオレらのやる気スイッチが再びONに切り替わる。

競歩の選手になれるんじゃ?ってくらいの速度で、お尻をプリプリしながら仙台を駆け巡り……。

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さぁ、タイムリミットの午後5時まで、あと3時間弱。

相方の希望で、1度行ってみたかったと語る松島海岸を目指すことになった。仙台駅から仙石線で40分程度、ギリギリなのである……。

午後2時35分
松島海岸に到着

仙石線という路線で松島海岸まで1本……のはずだったのだけど、目的地よりもずっと手前の駅が終点の電車に乗車してしまう緊急事態。

乗り継ぎの電車は15分後、放心状態のふたりからはため息しか出ず……。

松島海岸駅に着いたのは午後2時35分前後。この地で挑むミッションの所要時間は60分らしく、迷わず進めれば午後3時35分には終わる。

仙台に戻るまでの時間を考えても午後5時には間に合いそう!

少しだけ気持ちに余裕ができたオレらは

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ちなみに五大堂とは、大聖不動明王を中心に、東方降三世、西方大威徳、 南方軍荼利、北方金剛夜叉の五大明王像を安置したことからそう呼ばれる場所。

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本来なら観光ガイドを見ながら各地を巡るんだろうけど、『Ingress』を通じて見れば、それらはみんなポータルになっているので、迷うことなく歩くことができる

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しかし、そのときオレらがいた場所から駅までは約15分。

松島海岸発午後3時45分だかの電車に乗れば間に合うけど、それを逃すとつぎは午後4時11分発らしく、これだとクリアー報告をする会場に間に合わないかも知れない……。

自らの招いたスケジュールに悔いながらふたりは全力疾走。ホームで電車を待つ方々から丸見えな道を駆け、無事、乗車することができたのでした。

午後4時50分
ミッション報告ポイント到着

今回のミッションディに設定されたノルマを達成。決められた報告ポイントで待っている係員のもとへ。

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クリアーして獲得した2個のメダルと、指定された撮影ポイント(自撮り)の写真を提示してもらえたのがこれだ。

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PASSコードを入力するとプロフィール画面に登録される。

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みずから招いた手違いで、とんでもなく慌ただしかったミッションディだったけど、観光地の場合、主要な名所はだいたいポータルになっているので、『Ingress』のおかげでどこだって迷わず歩くことができた。

今回挑んだものを含め、各地にあるミッションにはそれぞれテーマが記されていて、どんな目的、見どころがあるのかを知ることもできる

 
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ちょいと敷居が高いと思われがちな『Ingress』。たかがゲーム、なんて人もいるかも知れない。

けどね、屋外で楽しむ本作はじつに健康的だし、なにより、多くの新しい出会いや交流の場が生まれる。

『Ingress』っていうフィルターを通せば、これまで当たり前のように感じていた地元の光景も、まったく別の世界、発見を感じられるはずだ。

あまり難しいことは考えないで、まずはインストールしてご近所を散歩しながら楽しんでもらいたい!!

(P.N.深津庵)

※前日の“ペルセポリス”イベントの模様の記事はこちらから

(イングレス)Ingress

メーカー
Niantic Labs
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iOS 7.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 この App は iPhone 5、iPhone 6 および iPhone 6 Plus に最適化されています。Android 2.3 以上

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