スマホと連動した次世代TCG『銀鍵のアルカディアトライブ』ついに発表 異世界と現実の融合の先へ

2015-06-10 19:40 投稿

ついに謎のベールがはがれる

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2015年6月10日、東京都内にてグリーが新作トレーディングカードゲーム『銀鍵のアルカディアトライブ』の発表会を行った。本作はKADOKAWA、グリーエンターテインメントプロダクツ、ホビージャパンの3社により開発が進められてきたタイトル。これまではティザーサイトの開設のみとなっており、タイトル以外の情報は何も伝えられてこなかったが、今回の発表で大きく情報が開示される運びとなった。

3社による本気のプロジェクト

先述した通り、本作はKADOKAWA、ホビージャパン、グリーエンターテインメントの3社による企画。開発は、強い流通を持ち、多くのコンテンツを管理してきたKADOKAWAが販売、イベント運営、世界観設定を担当する。トレーディングカードゲーム(以下、TCG)に対して深い知識と経験を持つホビージャパンがゲームルールを開発。そして、ネットワークを利用したアプリ開発に関する多大な経験を持つグリーがアプリを手がけるといった形で3社がそれぞれの強みを活かして進めているという。

本作『銀鍵のアルカディアトライブ』は、TCGとゲームアプリを融合させた新しい遊びを目指したコンテンツ。本作に関してKADOKAWA ライセンス事業部 MD事業部 担当部長の池田正道氏は「TCGとアプリとを連携させるという企画は、これまでにほかのメーカーも考えていたことだと思う。それを本作は日本初としてスタートさせることになる。このカードとアプリの連携に関してはもうすでに特許出願をしており、本気の事業としてスタートしているものだ」と語る。

今回の企画が立ち上がった背景について、グリーエンターテインメントプロダクツ 代表取締役社長 原田考多氏は「TCGには、デッキ構築やコレクションといった面白さもあるが、いちばんの楽しさは対面対戦だ。そこで生まれる表情の読みあいや駆け引きから生じる独特の空気などで演出される、深いコミュニケーションがあるからこそTCGは楽しい。しかし、このコミュニケーションはあくまでもローカルなもの。その場限りのもので、コミュニティが地理的に限定的されており、これこそがTCGが抱える課題。本作ではスマートフォンを介して、プレイヤーの対戦をつなげていくことで、コミュニティをオープンにし、TCG市場の拡大を図る」と述べている。

また、同発表会で登壇したホビージャパン ゲーム事業部部長 一戸健史氏は「ホビージャパンは、今回ゲームシステムの設計を担当している。私たちは1994年からTCGの販売、開発、販促を行い、国内のTCG事業全体と関わってきた。その私たちから見ても、本作は既存のものとはまったく似たものがない、新しい作品になっている。それは、スマートフォンとTCGが組み合わさることで、ここまで世界は広がるのかと感心するほどだ。この違いを言葉で説明するのは難しいので、ぜひいちど体験してみてほしい」と本作への期待を語っている。

スマートフォンとの連携で新しく生まれるもの

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本作にはいくつかの特徴がある。ひとつは、スマートフォンとの連動により、新しいプレイ体験を演出する“スマートリンケージシステム”。通常TCGはローカルで対戦をして、その結果もローカルで、その場で終息するもの。しかし本作は、ベースとなる対戦自体はローカルで行いつつも、勝敗の管理やバトルの演出、後述する必殺技の利用といった面でスマートフォン端末を使用。これによりこれまで脳内で補完されてきた演出を可視化しているほか、グラン・アポカリプス(詳細は後述)という勝敗による全国規模の陣取り合戦が楽しめるようになっているという。

陣取り合戦でさまざまな要素が変化

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ふたつめの特徴は、陣取り合戦、グラン・アポカリプスの存在。これは本作中の仮想世界において陣地の取り合いをするゲームシステム。プレイヤーはグラン・アポカリプス開始時に赤、青、黄のどの勢力に参加するかを決め、他勢力のプレイヤーと陣地(勝ち星)を奪い合うことになる。見事勝利を収めた勢力はインセンティブとしてゲーム内アイテムなどが得られるようになっているため、かなり白熱したバトルになりそうだ。また、このグラン・アポカリプスは個々の試合だけではなく、公式店舗で開催される大会や全国的なイベントで行われる大会の結果も反映されるという。

また、グラン・アポカリプスの勝敗によってストーリーも変化。どこが勝ってどこが負けたかによって、それぞれ異なるストーリーが展開していくそうだ。このグラン・アポカリプスは2~3ヵ月単位で開催されるとのこと。

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キャラクターが成長するTCG!?

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3つめの特徴は、プレイヤーキャラクター(メイガス)の成長。本作では、敵のメイガスを撃破することが目的となる。メイガスは複数存在しており、プレイヤーが特定のメイガスを使用し続けると、メイガスは成長し、その能力が上昇していったり、新たな必殺技を習得できるようになるという。また、メイガスの成長に応じて、メイガスに着ける装備(メモリ)も解放されていくというシステムが実装されるとのこと。

完全にフェアな場が用意されるという前提で戦いが進むTCGにおいて、プレイ前の環境に、直接的な強さに影響を与えるキャラクターの成長という要素を加えるのは異例のこと。このシステムがどう活きてくるのかは、サービス開始まで未知数なところではあるが、非常に気になる大きなポイントになることは間違いないだろう。

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本作の遊びかたとは?

本作のTCGは完全ターン制。一方のプレイヤーがターンの主導権を握っているときは、相手は何があってもアクションを起こせないようになっている。一時期流行ったトラップといったシステムは存在していないとのこと。この状況で、プレイヤーはカード50枚でなるデッキを構成し、戦うこととなる。

ざっくりとしたゲームの進行は以下のようになる。

【ゲームの進行】
1.プレイヤー両名は、操作するメイガスと、メイガスにつける装備(メモリ)を選択(スマートフォンで操作)
2.さまざまなフェイズを進行して先手がターン終了、ターンが相手に移る
3.これをくり返し、相手のメイガスのHPをゼロにできれば勝利となる
※1:プレイ中、被ダメージやターン経過で上昇するゲージを消費すればファイナルイクエイションという必殺技が利用できる
※2:詳細ルールは本日より公開されている公式サイトを参照のこと

また、本作はアプリのみでのプレイにも対応するという。デジタルとしてのカードがどう扱われるのかといったことは明らかにされていないが、アプリのみでの対戦でもカードを使った対戦と同じルールで遊べるとうになっているそうだ。

これにより、ちょっとした空き時間でもデッキ構築やプレイングを楽しみ、プレイヤースキルを習熟させることが可能になるという。

プレイヤー数の拡充も狙った企画

TCGの市場拡大を目指すプロジェクトという背景も担う本作は、本作のプレイヤー数の拡充を狙うための戦略も同時にスタートさせる。その最たるものが、トレーディングカードショップ専用Free Wi-Fiサービス“TCG Community Network”の設立。

これは、全国各地にWi-Fiスポットを持つワイヤ・アンド・ワイヤレスの協力によりスタートするサービスで、TCGのショップが申し込むことによって、プレイヤーは店舗で無料Wi-Fiスポットを使った対戦プレイが可能になるという。

また、ショップを支援するためとして公認店舗に貸出用タブレットや充電ケーブルなど、インフラ設営の支援も行っていくという。また、期間限定ではあるが公認店舗でサービスを利用したプレイヤーにデジタルアイテムをプレゼントするという企画も行われる。これにより、プレイヤーがショップを利用するメリットが格段に増え、ショップとプレイヤーのWin-Win関係を築こうという戦略のようだ。

全国各地で先行体験をしよう!

本作は、今後プレイヤー数の獲得を目指してさまざまなプロモーションも企画。雑誌とのコラボ企画で限定カードを配布したり、ニコニコ生放送を通じてゲームの魅力を伝えていくとのこと。

そんな本作は2015年9月10日よりサービス開始予定。スターターデッキ(カード50枚、一部ランダム封入)は各トライブ(勢力)それぞれ税抜き1000円での販売。ブースターパック(7枚入り、ランダム封入)は350円での販売となる。

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なお、本作は販売に先立ち全国各地でビギニングツアーを開催。以下のスケジュールを辿り全国各地で先行体験会を開催し、ツアーに参加したプレイヤーにはビギニングデッキがプレゼントされるという。

【ビギニングツアースケジュール】
7月 5日:大阪会場@難波御堂筋ホール
7月12日:東京会場@六本木ヒルズ 森タワー
7月20日:名古屋会場@名古屋デザインホール
7月26日:博多会場@博多スターレーン

また、それとは別に来る6月24日に六本木ニコファーレでプレミアムビギニングライブの開催も決定。こちらは抽選申し込みより当選者のみが参加できるプレイテスト兼、本作主題歌のライブも行われるそうだ。抽選申し込みは公式サイトにて受付中。

※公式サイトはこちら

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最後に、発表会に登壇したKADOKAWA 専務執行役員の芳原世幸氏は、本作に関して「実際に体験してみないとわからないことばかりだと思う。これからたくさんのイベントを用意するので、ぜひそれらを利用して、まずは本作に触れていただきたい。最近は、テレビ、読書、インターネット、ゲーム、スマートフォンとさまざまなコンテンツが出現しており、可処分時間の消化方法は人によって多様な方向性を示しており、各コンテンツメーカーは、それを奪い合っている状態だ。本作は、そんな中にあってスマートフォンの中にいる時間とカードで遊ぶという時間を融合させる、新たなコンテンツだと思う。そして、この試みは新しいTCGユーザーの開拓になるのではないか、3社の開発力を融合させることができたということで、業界が目指していたステージが1歩進むのではないかと考えている。今回の企画は、ちょっとした試みではなく、本気の取り組みだ。これを機に、今後とも新しい遊びを提案していきたい」と本作に対する意気込みと信念を語り発表会は幕を閉じた。

カードゲームの詳細やアプリの事前登録受付は公式サイトにて本日よりスタートしている。気になる人は早速アクセスしてみてはいかがだろうか。

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