【新作】とことんリアルにこだわり抜いたオンライン麻雀アプリ『Maru-Jan』に挑戦

2015-04-24 12:00 投稿

流行にはとりあえず乗るのが勝ち組の条件

 
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【Maru-Janで遊ぶ】

誰が一番強いのか。

空はなぜ青いのか。

リンゴが木から落ちるように……

 
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というわけで、いきなり某雀王様の熱いセリフのパクリから始まったのだが、いま、麻雀界は相当アツいことになっている。

『東風荘』(PC)に始まり、ゲームセンターなどにも導入されたオンライン対局の普及によって、大きく競技人口を増やしたと言われている麻雀。さらに近年ではニコニコ生放送を始めとした対局配信も増え、観る環境、遊ぶ環境ともに充実してきているのだ。

経済評論家の勝間和代氏が最高位戦日本プロ麻雀協会という最古参の団体でプロになったことも話題に新しい(ちなみに、とあるネット番組で対局が配信されていたが、ものすごく強かった……)。

そんな麻雀人気の一翼を担っているのが、スマートフォンやタブレットでも楽しめる、オンライン対局アプリ。

今回は、新たにAndroid版アプリが配信されたオンライン麻雀の老舗、『Maru-Jan』のプレイインプレッションをお届けする。プレイには、すでに配信されているiPhone版を使用した。

秀逸な3つの特徴

『Maru-Jan』は、シグナルトークによって2004年にリリースされ、現在までに会員数80万人を数える老舗アプリ。スマートデバイスでのアプリ版配信以前より、PC向け(Windows)に配信されている。

その特徴は、

美麗で見やすいグラフィック
②“鳴き指定”など細かいオプションが充実
③個人成績は1019種類もの項目で保存

といったところか。ひとつずつ説明していこう。

①美麗で見やすいグラフィック
実際に牌を触って麻雀を打つ人ならわかると思われるが、牌のデザインがかなりリアル

そのぶん、グラフィックに割くデータ量も多く、動きももっさりしがちと勝手に思っていたのだが、とくにWi-Fiにつないでいなくても違いを感じないレベルだった。

スピードが変わらないなら、とうぜんキレイなほうがうれしい。“こだわり”を前面に出した麻雀ゲームだけあって、「さすがです!」という感じ。

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②“鳴き指定”など細かいオプションが充実
鳴きのありなし、オート理牌などはよくある機能だが、“鳴き指定”ができるのはおもしろい要素。

オンライン麻雀の場合、鳴き選択のラグによって手を読まれてしまうこともある。とくに、字牌の1枚目スルーのときなど、うっかり長考状態にしてしまうと2枚目を出してもらえなくなってしまうのだ。

鳴き指定を入れることによって、鳴く牌と鳴かない牌を決めてしまえばそんな悲劇は避けられるようになる。ただ、画面が小さいとちょっと操作しづらいのがネックか。

 
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③個人成績を1019種類もの項目で保存
こちらは、ロビー画面から“個人成績”をタップすると別窓でブラウザが立ち上がり、詳細な成績を参照できる。

“逆転1位”とか“起親1位”といったユニークな項目も用意されているので、長く打っているとじつに読み応えのあるデータができあがっていくのだ。

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麻雀では自分が残したデータを見て傾向を分析することも、かなりいい勉強になる

たとえば、筆者は自分では“腰の重い高打点狙いの門前派”と言っているのだが、データを見る限りは副露率が40%近く、平均和了点も6000点ほど。

これが、全国のプレイヤーの平均点に限りなく近く、けっこう鳴いているし高打点でもないことがよくわかる。

この詳細なデータは、特別なツールを使わなくてもゲーム内ですべて用意してくれるので、データ好きなプレイヤーにはとてもありがたい。

気になる料金システムは……

『Maru-Jan』では、

①東風卓
②東南卓
③三麻

の3つのルールが用意されており、さらに東南卓では“割れ目”ルールや、競技団体に所属するプロとも対局できる“リーグ戦”などを楽しめる。

 
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いちばん多くの人で賑わっているのは東南卓(標準ルール)で、常時100人以上のプレイヤーが遊んでおり、どの時間帯でも比較的スムーズに対局が可能だ。

リーグ戦や三麻、東風卓(標準ルール)なども、対局相手に困ることはほとんどない。

気になるプレイ料金だが、これは卓によって異なり、東風なら1ゲーム80ポイント。東南なら通常&割れ目ルールが1ゲーム150ポイント、リーグ戦が200ポイントで、三麻では100ポイントとなっている。

ポイントは、2015年4月7日現在で

380ポイント(+雀貨5枚)=480円
760ポイント(+雀貨10枚)=960円
1520ポイント(+雀貨20枚)=2000円
3800ポイント(+雀貨50枚)=5000円
7450ポイント(+雀貨98枚)=9800円

の5種類の買いかたが用意されている。時期によってはボーナスポイントが付与されることも。

雀貨は、イベント対局の参加料などとして使うことができるもので、通常の対局でも一発、赤ドラ、裏ドラ、役満上がりなどの祝儀としてもらえることがある。だいたい、

東風が1ゲーム100円
東南が1ゲーム200円(リーグ戦なら250円

といったところか。ちなみに、どのゲームでも1着を取ると開始時に支払ったポイントが戻ってくるので、極端な話1着を取り続ければ、永遠に無料で遊べるということにもなる。

筆者もそれをやってドヤ顔で本記事を書こうと思ったが、5ゲームくらいプレイして1回しか勝てなかった。あまりに“ふつう”すぎて涙が出そうである。

 
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1着を取るとポイントが返還されたり、4着になるリスクが低いこともあって、いわゆる“ラス回避”的な打ちかたをするプレイヤーが少ないのも『Maru-Jan』の特徴に数えてもいいかもしれない。

それはつまり、仲間とのセットやフリー雀荘などで打つ状況に限りなく近いもので、よりリアルな状況でプレイできるということ。

ふだんからフリー雀荘にも行く筆者にとっては、こちらのほうがホッとする一面もある(もちろん、「ラス回避だからおもしろい!」という人も多いと思うが)。

多少プレイ料金は高めかもしれないが、そんな環境で快適なプレイができる本作は、そういった要素に負けないくらいの魅力を備えたアプリである。

今回のプレイで失ったプライドを取り戻すためにも、これからも打ち続けていくつもりだ。でもまぁ、とりあえずサブアカウントを作ってからかな……。

(ライター・ギャルソン屋城)

日本一麻雀が強いヤツが決まる!

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全国麻雀選手権は、競技としての麻雀において、日本一麻雀が強いのは誰かを決める大規模な全国大会。2013年に第1回大会が開かれ、このたび第3回大会開催が決定となった。

・賞金総額1000万円(優勝賞金500万円)
・参加費無料
・参加者全員に全日本ランクを付与

大会は、オンライン麻雀とリアル対局を行うハイブリッド方式を採用。総参加人数は4万人以上が想定されている(第1回大会参加者数は46351名、第2回大会参加者数は37481名)。

大会名称
第3回全国麻雀選手権
主催
株式会社シグナルトーク
後援
サンケイスポーツ、SANSPO.COM、iza、zakzak、SankeiBiz
日程・会場
一次・二次予選
2015年4月9日(木)~6月30日(火)
⇒オンライン麻雀「Maru-Jan」での対局
準決勝
2015年7月19日(日)都内 麻雀店
ファイナル
2015年8月2日(日)都内 スタジオ
⇒準決勝大会以上は全自動卓リアル麻雀での対局
参加資格
満18歳以上の日本国籍を有する者
賞金
賞金総額1000万円
(優勝賞金500万円)
参加方法
『Maru-Jan』公式サイト内の大会公式ページより参加登録。参加費・登録料無料。
参加受付
2015年4月9日(木)~6月30日(火)

【Maru-Janで遊ぶ】

Maru-Jan

メーカー
SignalTalk
配信日
配信中
価格
基本無料(アイテム課金あり)
対応機種
iPhone、Android

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