スクエニ完全新作『HEAVENSTRIKE RIVALS(ヘブンストライク ライバルズ)』を先行プレイ!

2015-04-22 12:14 投稿

事前登録が開始された『HeavenStrike Rivals』とは?

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日本国外で先行リリースされていたスクウェア・エニックスと北米のMediatonic社による共同開発タイトル『HeavenStrike Rivals(ヘブンストライク ライバルズ)』が、日本国内でもリリースされることが明らかになった。

米国市場では人気となっているこのタイトルだが、日本では無名。ここでは、その人気となったゲームのシステムなどをお伝えしていこう。

※今回プレイしたものは英語版のため、スクリーンショットは英語。日本版は、もちろん日本語対応されているとのこと。

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ルールとユニットの基本

本作は、3ラインでの攻防をくり広げるターン制のストラテジーゲーム。ざっくりとした説明をすると、ユニットを自陣から出撃させ、敵陣最奥にいるキャプテンを攻めるというルールの戦略ゲームだ。

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戦闘がはじまると、15人で構成された自身のデッキの中から4体のユニットがランダムで選択可能となる。そして次ターンになると選択できるユニットが1体ずつ追加されていく。このユニットを出撃させるには、ユニットそれぞれに設定されたコストを消費しなくてはならない

コストは毎ターン2ずつ、消費されたものも含めてコストの総計が10になるまで補給されていく。

つまり、どうコストをやりくりしても、戦場にいるユニットのコスト総計が10以上になることはない。また、このコストは味方ユニットが倒されると、そのユニットのコストは返ってくるようになっている。

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配置されたユニットは、その移動量に応じて毎ターン自動で進行をしていくが、プレイヤーは状況に応じてユニットの移動ラインを変更することも可能。

敵の配置や進行に合わせて侵攻ラインを変更していくのが攻略のポイントとなってくるぞ。

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ユニットは、それぞれファイターディフェンダースカウトガンナーメイジプリーストというクラスに属しており、ユニットの基本行動はこのクラスによって変わってくる。

下記にて、それぞれのクラスの特徴と基本行動を紹介していこう。

■クラス紹介

【ファイター】

fighter

主戦力になりえるクラス。HP、攻撃力ともにそれほど高くはないが、クラススキル:暴怒(Fury)は攻撃をするたびに攻撃力が1ずつ増えるため、長期戦になるほど力を発揮する。

回復で支えつつ上手く立ち回らせると、手に負えないほどの強さを手に入れられる。

【ディフェンダー】

deffenders

クラススキル:挑発(Taunting Strike)は、同じラインにいる敵を挑発(タウント)し、ライン移動をできなくさせる。

総じて高いHPを持っており、その耐久力とクラススキルにより敵の侵攻を阻害する役目を担う。

【スカウト】

 
scouts

移動力が高いが、HP、攻撃力ともに低め。しかし、クラススキル:二連撃(Double Strike)により2回攻撃が基本行動となるため、見た目以上のダメージをたたき出せる。

耐久力がないため使いどころは難しいが、バトル序盤など、まだ盤面が固まっていない状況ではその瞬発力を発揮した戦いが期待できる。

【ガンナー】

 
gunnner

移動力は極めて低いが、遠距離行動が可能。クラススキル:貫通弾(Piercing Shot)は、攻撃範囲に複数の敵がいた場合、そのすべてにダメージを与えるという強力なもの。

アタッカーという印象を持つかもしれないが、ガンナーはユニット個々のスキルが支援用であったり、攻撃用であったりとそれぞれに大きく差があるため、ユニットによりサポーターになるのか、アタッカーになるのかと、活躍の場がはっきりと別れる。

【メイジ】

mage

ガンナーと同じく、移動力は低いが攻撃力、攻撃範囲が広いという遠距離攻撃タイプのクラス。クラススキル:爆破(Blast)は、攻撃対象を中心に、2×2の範囲にダメージを与える。

ラインを越えた攻撃が可能であるため、後方からのアタッカーとして活躍する。

【プリースト】

priests

移動力、HP、攻撃力、攻撃範囲すべてが低く、戦力にはなりにくい。しかし、クラススキル:巡回治療(Heal)はラインを越えて味方を回復する能力となっており、前線で戦うアタッカーが活躍するにはなくてはならない存在となっている。

プレイヤーは、自分のデッキの中に、この6クラスをどう組み込んでいくかというところから戦略を立て、戦っていくことになる。

バランス良く組み込むのか、突破力を重視するのか、耐久力を重視するのか。さまざまなシチュエーションを考えてのデッキ編成が楽しめるようになっているぞ。

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選択可能になるユニットがランダムなため、シチュエーションを限定しないユニット編成が肝になる。また撃墜されたユニットは戦闘中に再度使用することができないため、戦況に応じてどのユニットを場に出すかも重要だ。

大逆転のカギとなる”スキル”

本作には3種類のスキルが存在する。ひとつめは、前述にもあるクラスそれぞれが持っているクラススキル。ふたつめは、ユニットそれぞれが保有するユニットスキル。そして3つめは、キャプテン(プレイヤー)が持つキャプテンスキルだ。

ここでは、前項で触れたユニットスキルを除く、ユニットスキルとキャプテンスキルについて説明していこう。

★ユニットスキル

ユニットスキルは、ユニットによりさまざまなものが存在する。

敵を攻撃するもの、味方の攻撃力を上げるもの、相手の攻撃力を下げるもの、敵の動きを止めるもの、規定ターン数は身動きが取れなくなるが無敵になるもの、毎ターン自身の攻撃力を1ずつ上昇させていくもの、といったように、種類はさまざま。

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このユニットスキルは、それぞれ発動タイミングがあらかじめ設定されているのもポイント。

その多くはユニット出撃時に発動となっているため、ユニットを適当に出していっては非常にもったいないことになってしまう

敵がいないのに、敵ユニットの攻撃力を下げるスキルが発動したり、味方がまだ誰も出撃していないのに、出撃中の味方ユニットの攻撃力を上げるスキルが発動したりなど、そういった無駄が後々の不利を招くこともある。

ユニットの配置はユニットスキルをよく確認してからにするといい。

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★キャプテンスキル

キャプテンスキルは、プレイヤーが任意のタイミングで発動させられるスキルで、その種類は全部で8種類。

■キャプテンスキル一覧

【救済術】
味方ユニット1体のHPを瞬時に5回復する(クールタイム:6ターン)

【流血の渇望】
出撃中の味方ユニットすべての攻撃力を1ターンだけ2上昇させる(クールタイム:9ターン)

【火炎嵐】
出撃中の敵ユニット全体に2のダメージを与える(クールタイム:9ターン)

【癒しの波動】
出撃中の味方ユニット全体を4回復させる(クールタイム:9ターン)

【背水の陣】
出撃中の味方ユニット全体の被ダメージを1ターンだけ0にする(クールタイム:9ターン)

【炸裂する稲妻】
出撃中の敵ユニット1体に3のダメージを与える(クールタイム:6ターン)

【奮起の号令】
出撃中の味方ユニット1体に攻撃力2を付加する(クールタイム:9ターン)

【守備の盾】
出撃中の味方ユニット1体を2ターンの間無敵にする(クールタイム:9ターン)

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キャプテンスキルは、クールタイムを挟めば何度でも発動可能。キャプテンスキルの発動により戦況が覆ることもありうる非常に強力なスキルだ。

キャプテンスキルは、デッキの設定画面で変更できるので、デッキの編成や所持ユニットのスキルによってキャプテンスキルを設定するといいぞ。

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HP&攻撃力から垣間見える戦略性の奥深さ

さて、まじめにゲームの基本を抑えたところで、さっそくプレイレポートを行っていこう。本作をプレイしてまず目に入ったのが、ユニットの攻撃力、HPの低さ

最近のゲームはHP、攻撃力が数千、数万というのも珍しくなくなってきているが、本作は総じて一桁である。これにより何が起こり得るのか? それは馬鹿げた強さを持ったユニットで力押しというプレイができなくなっている、ということだ。

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最近のゲームに慣れていると、これには違和感を覚えるが、本作は戦略ゲーム。そう、戦略により勝利を掴みとるゲームなのだ。

パラメータが一桁なので計算がしやすくなっており、次ターンがどうなるか予測することで、戦略が活きるようになっているのである。

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また、コストが有限というのもいい。無限にコストが補給され続けてしまうと、戦局を優勢に運んでいるほうが無限にユニットを出し続けてしまい、絶対に逆転できなくなってしまうからだ。

その点、コストが有限であり、なおかつ倒されてしまったユニットのコストを回収できる本作では「一気に味方を倒されてしまったが、コストが大量に戻ってきたので、また一気に出撃させて戦況を押し返す」といった逆転劇も可能になっているのだ。

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しかし、この理論でいくと「いくら倒しても、敵は戻ってきたコストでどんどんユニットを出してきて、決着が付かなくなってしまうのでは?」という疑問に行き着く人もいるだろう。だが、その心配は無用。

敵も最大15人のデッキで攻めてきているので、15人すべてを倒してしまえば、もうユニットを呼び出すことはできなくなる。また、うまく戦略を立てれば、いくらユニットを出撃させても、1ターンのうちにそれらを撃破して有り余る攻撃で押し切るということも可能になっている。

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いやはや、本当によくできたストラテジーだ。海外ではもうPvPも始まっており、そこも大いに賑わっている。

日本では、まだ事前登録が始まったばかりだが、これからどのような展開を見せ、どのような盛り上がりをしていくのか、注目していきたい。

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HEAVENSTRIKE RIVALS (ヘブンストライク ライバルズ)

メーカー
スクウェア・エニックス
配信日
今春配信予定
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS/Android

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