タップ、タップ、タップ! で戦うインフレ・ヒーローアクションゲーム『Tap Titans』。滑らかなグラフィックと、やり込み魂に応えるディープさを備える本作の魅力をお届けしよう。
1兆への道もダメージ1から
プレイヤーの分身となる主人公は、赤いマフラーをなびかせるニクいあんちくしょうだ。画面をタップすると、剣でモンスターに攻撃するのだが、最初はダメージ1のみ! だが、モンスターを倒して手に入れたゴールドでレベルアップさせると、与えるダメージも大きくなるのだ。
レベルを上げていくと、ダメージや費用が天文学的な数字になっていく。単位のKは1000、Mはミリオンだから100万、Bはビリオンで10億、Tがトリリオンで…一兆…。つぎはえーっと、aa!? なんだこの単位、見たことないぞ……。さらにbb、cc、dd、ee……と続きます。
ひとりじゃないってステキなコトね
主人公には仲間がいる。彼らヒーローたちはゴールドと引き換えにアンロックされると、フィールドでともに戦ってくれるのだ。一定のタイミングで攻撃し、プレイヤーがアプリを中断していてもアタックし続けてくれる。
▲最初のヒーローは侍の末裔である“剣士 タケダ”。タケダをアンロックすると、さらに新たなヒーローが登場。どんどん仲間を増やしていこう。
▲ヒーローは総勢30名! 後に出現するヒーローほど強い。それこそケタ違いなくらいに……。
▲ヒーローたちもゴールドでレベルアップ! 一定レベルに達するとスキルを覚えられるぞ。タケダだってレベルを上げればこれだけ強くなるのだ!
ユニークなモンスターたち
本作は、1ステージにつき10体のモンスターが出現。コワイ系やカワイイ系、ヘンテコなものまでバリエーション豊かだ。10体目はボスモンスターで、30秒以内に倒せばつぎのエリアに進めるのだ。ステージが進むにつれ簡単には倒せなくなるが、時間内に倒せなくても、何度でも挑戦できる。ザコを倒しまくって主人公やヒーローを強化し、十分に実力がついたらボスに再チャレンジしよう。
▲動きがかわいらしいモンスターや、やられ顔が愛嬌たっぷりのコも。
▲10ステージごとにエリアも変わる。出現モンスターもエリアごとに変化!
▲ボスのHPの下の白いゲージが、制限時間を示す。これよりもHPの減りが遅ければ、改めて挑戦するが吉。
スキルでグイグイ攻める!
主人公は必殺技やクリティカル率アップなど、6種類のスキルを覚えられる。スキルは1度使うとクールダウンに時間が必要となる。うまく使ってボスを効率的に倒していこう。スキルもレベルを上げるほど強力なものになるぞ。
▲シャドウクローンは主人公の分身を呼び出すスキル。ダメージ量は主人公と同じだが、人間の指では不可能な速度で攻撃してくれるのだ。
妖精の贈り物☆
お金が足りない! 超絶インフラな本作に、つねにまとわりつく金欠感。でも、そんなときにうれしいのが妖精からのギフトだ。時折、フワフワと飛んできて、タップすると宝箱を落としていく。中身はゴールドだけでなく、ヒーローのスキル効果が発動したり、課金アイテムのダイアモンドが入っていることも。また、稀にゴールドを大量獲得できる宝箱のモンスターが出現することもある。
▲妖精は意外と頻繁に出現するので、ダイアモンドも貯まりやすい。ダイアはゴールドに引き換えたり、便利な効果を発動させられる。
▲うれしい宝箱のチェスターソン! ゴールドちょーだい!!
モンスターの逆襲!!
モンスターはサンドバッグにあらず……。ボス戦では、ヒーローたちが倒されることもあるのだ。やられたヒーローは、復活するまで、かなりの時間を要する。戦力がダウンするのは何とも痛い。ダイアモンドで即復活できるが、使うか悩ましいところ。
▲上司……とは、たぶんボスのこと。たまに日本語訳がフシギなところもあるが、そこはご愛嬌。ちなみに被害を受けるヒーローはランダムだが、アンロックしたばかりの主力ヒーローが倒されたときは、震えた……。
クエストや愉快な機能も
本作はトロフィーやデイリークエスト、統計データなども充実している。おもしろいのが、設定メニュー内の電卓モード。カムフラージュ用の機能なのだ。見た目は電卓アプリでふつうに計算もできるのだが、ここでのタップが主人公の攻撃としてカウントされている。つまり、電卓叩いて仕事しているフリして、じつはモンスターを斬りまくっているわけだ。
▲よく見ると左上に、所有ゴールド数と、秒間ダメージを表す数値DPSが表示されている。こちらの表示もスイッチでON・OFFが可能だ。
スゴいアイテム“アーティファクト”
レリックというアイテムを獲得すると、ヒーローたちの特別な装備“アーティファクト”に引き換えられる。アーティファクトの種類はさまざまで、ダメージを増加させたりスキルを強化するのだ。
強くしてプレステージへ
主人公をレベル600にすると、“プレステージ”が実行できるようになる。プレステージとは、アーティファクトやレリック、ダイアモンドを引き継いでリセットすること。主人公もヒーローたちも、最初から育て直すことになるが、リセットの際にボーナスとしてレリックをもらえるのだ。これをくり返してアーティファクトを集めていけば、最強チームができあがるというわけだ。
▲リセットはちょっと勇気がいるけれど、アーティファクトがあれば後々ラクになる。あれだけ苦戦していた1周目がウソみたい。
▲プレステージには目新しいモンスターも出現。また、ユーザーで競い合うトーナメントにも参加できるようになる。
『Tap Titans』をプレイして、モンスターはもちろんだが、途方もない数字とも戦うゲームという印象が強まった。「あとちょっとで買えるのに!」というジレったさと、アンロックの達成感も束の間、つぎなるヒーローの費用に突き放される感じ。ある意味マゾいゲームだと思う。でもなぜかクセになる、中毒性が高い作品です。
Tap Titans
- メーカー
- Game Hive Corp.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(アイテム課金あり)
- 対応機種
- iOS 5.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 この App は iPhone 5 に最適化されています。Android 4.0 以上
- コピーライト
- © 2014 Game Hive Corporation