テレビの大画面でスマホゲームを!Googleが“Nexus Player”を2月下旬に日本発売

2015-01-29 14:35 投稿

テレビでもAndroidゲーム

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テレビ画面上で、youtubeや映画、音楽、Androidゲームなどを楽しめるプラットフォーム“Android TV”を搭載した端末“Nexus Player”を、2月下旬に日本国内で発売することをGoogleが発表した。価格は12800円[税別]。全国のY!MobileショップおよびGoogle Playで購入できる。

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2015年1月29日にGoogleで行われた発表会では、Google Play アジア太平洋地域統括副社長 クリス ヤーガ氏が登壇。「(Android TVは)製品ではなく、プラットフォーム。さまざまなパートナー企業からAndroid TV向けのデバイスやコンテンツがでることに期待したい」とし、オープンプラットフォームとして、スマホやタブレットと同様にAndroid TVでもコンテンツやサービスの拡充を行っていく旨を示唆した。すでに、2015年春にAndroid TVを搭載したテレビをソニー、シャープ、フィリップスが発売することを正式発表している。

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▲Google Play アジア太平洋地域統括副社長 クリス ヤーガ氏。

“Nexus Player”は、HDMLの入力端子が付いたテレビに接続し、“Android TV”上で公開されているコンテンツやサービスを利用できるよいうもの。利用には端末に加え、Wi-Fi環境とGoogleアカウントが必要になる。

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ホーム画面上にはyoutubeやGoogle Playのほか、hulu、ビデオマーケット、ホットペッパービューディー、料理サプリといったサードパーティ製のアプリなども表示される。画面上部のコンテンツはオススメリストと呼ばれ、ユーザーの利用履歴に応じて最適なアプリや映像などがピックアップされるとのこと。

“Android TV”の操作は基本的にリモートコントローラで行う。“Nexus Player”にも、リモートコントローラが同梱されているが、Google Playで配信中の『Android TV Remote Control』を使えば、スマホやタブレットでも操作が可能になる。

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そして、やはり気になるのがゲーム。ゲームも同様に物理的なコントローラでの操作するため、コンシューマライクな体験ができるのが大きな特徴。発表会ではスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーIII』、バンダイナムコゲームスの『ソウルキャリバー』のデモプレイが披露された。

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既存のスマホやタブレットのアプリは、Android TVに対応する必要があり、そのままの状態では利用できないとのこと。スマホやタブレット向けアプリの場合、Googleの審査なしでGoogle Playで公開できたが、Android TVの場合は審査が入るという。審査基準の詳細不明だが、最低限コントローラへの対応は必須になるようだ。

“Nexus Player”の同梱コントローラでも操作できるが、ミドルコアで複雑な操作が必要なタイトルは、別売りのゲーム専用コントローラを使うことも可能。発売日、価格は未定だが、Android TV対応のゲームコントローラもリリースが予定されている。接続はbluetoothで行うため、既存のbluetooth対応コントローラでも操作は可能だが、Android TV対応の場合はホーム画面に戻るホームボタンとバックボタンが追加されている。

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実際に画面を見てみたが、スマートフォンやタブレットの高解像度化が進み、それに応じたゲームの解像度も高くなっているため、テレビで見ても違和感は一切なし。もともとスマホやタブレット向けのゲームだったことを忘れてしまうほど、自然なプレイを実現していた。いまはスマホやタブレットで遊ぶためのゲームを探しているが、今後はまずゲームありきで、ユーザーが意識することなく、シーンに応じてシームレスに最適なデバイスで遊べるようになるかもしれない。

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