【インタビュー】祝100万DL!軍勢爽快バトル『戦国X』が描く未来に迫る

2014-12-20 12:00 投稿

新要素“防衛戦”のその先にあるものは?

リアルスタイルから配信中の爽快軍勢バトル『戦国X』(センゴククロス)。自分の城下町を発展させながら武将を育成し、日本全国を舞台にしたシングルプレイ用の“合戦”やほかのプレイヤーとの対戦を楽しめるストラテジーゲームだ。ストラテジーというと少しハードルが高い印象を受けるが、AIのバランスが秀逸で、初心者でも武将を配置するだけで、兵士がワラワラと戦う軍勢バトルを手軽に楽しめるのが大きな特徴。

そんな本作がこのたび100万ダウンロード突破という節目を向かえ、過去最大のアップデートとなる新モード“防衛戦”の実装を行った。そこで今回は、本作の運営プロディーサーとディレクター、プランナーの3名にインタビューを実施。これまでの運営を振り返りつつ、未来の『戦国X』について語ってもらった。

141218_sengokux_release_005
141218_sengokux_release_001
▲現在、聖夜を題材にした“防衛戦”のランキングイベントが開催中。ランキング上位のプレイヤーには超極レア★5の茶々や江などが贈られる。

[関連記事]
※【読プレあり】『戦国X』祝100万DL突破!豪華キャンペーン&新システムが実装!

IMG_0547

運営プロデューサー:K.T(写真右)
運営責任者。『戦国X』のアップデートの方向性を決定する偉い人。
運営ディレクター:Y.H(写真中)
開発から関わっている初期メンバー。運営の実務を担う人。
プランナー:T.K(写真左)
アップデートの仕様やイベント、新機能の企画立案を担当。“防衛戦”の仕様を組んだのもこの人。

――まずは100万ダウンロード達成おめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

――振り返って100万ダウンロード達成までのスピード感はいかがでしょうか?

K.T:ワンテンポ遅い、というイメージですね。というのも、サービス当初、開発も運営も同じチームが担当していて、新機能の実装やアップデートがスピード感を持ってできていなかったです。開発はゼロからイチを作り出すのに長けているのですが、運営にはまたべつの能力が必要になりますからね。そこで、運営と開発のチームを分けることになったんです。

――K.Tさんが運営の責任者になったのはいつごろのことでしょうか?

K.T:責任者として関わるようになったのは、今年の10月からです。

――チームを分けたことで変わった点はありましたか?

Y.H:ある程度完成度が高くなったら、とりあえず1回出してみようという形にしたので、仕様の策定から実装、ユーザーからのフィードバックを受けてからの改修までのスピードは上がりました。

――なるほど。今回、防衛戦が新たに実装されましたが、こちらはいつごろから動いていたのですか?

Y.H:実装が決まったのは2014年10月ですね。

――ということは、新モードの開発を2ヶ月で(笑)。

K.T:今回が過去のアップデートの中で、いちばんキツかったよね(笑)。

Y.H:そうですね(笑)。

K.T:敵を攻める合戦とは、AIの動きが逆になるのです。笑い話ですけど、合戦のAIをそのまま使うと守るべき本丸のほうに弓矢を撃ったりとか(笑)。ですからAIは防衛戦用にイチから作り直したのですが、騎馬はどうする、鉄砲は壁の内側と外側のどちらから撃つのかとか、いろいろな話が出てしまって。

T.K:結局、最短でまとめるために、各兵科の特徴付けは、壁を越える、越えない、索敵する範囲のふたつだけのシンプルな作りにしました。

K.T:上級者向けにしすぎると仕様をどんどん追加してしまうので、ある程度、見てわかりやすいものだけ入れることにしました。ただ、今後運営していく中で、AIの動きは少しずつ調整していく予定です。

――ちょうどAIの話が出たのですが、サービス当初と比べるとAIの動きもだいぶよくなりましたね。

K.T:最初がアホすぎました(笑)。AIは賢すぎてもアホすぎてもダメで、そのバランスがすごくむずかしいんですよ。マップを増やしたり、敵を変えたりすると、「おい、どこいくの!」みたいな予想しない挙動をするので、アップデートするたびにAIはマイナーチェンジしていますね。

T.K:ユーザーさんが深く考えなくても遊べるようにAIを調整しています。だからストラテジーとは言わず、“爽快軍勢バトル”と謳っているというところもあるんですよ。

――今回の防衛戦は見た目は合戦と同じですが、攻めから守りになることでガラリとゲーム性が変わりました。デッキにも防衛用が追加され、遊びの幅が広がったように思いますが、そもそも、なぜ防衛戦を入れることになったのでしょうか?

K.T:理由はふたつあります。ひとつは、ストラテジーとしてはシステム的に目新しい要素があるわけではないので、うちの会社独自の違う視点のおもしろさを作りたかったんです。もうひとつは、いろいろな武将を活躍させるためです。これまでたくさん武将を手に入れるチャンスはあったのですが、それを有効活用する場が少なかった。そこで、各兵科の価値を見直して、活躍の場を作ろうと思いました。

T.K:合戦では、マップごとに有効な武将や兵科を色濃く反映していたわけでなく、ユーザーさんに攻略法を発見してもらう形でした。防衛戦では、兵科をより特徴付けることで有利不利を明確にしているので、攻略法が分かりやすくなっています。

――現状、防衛戦は決められたマップで行われていますが、今後、自分の城下町を守りながら戦えるようになるんでしょうか?

K.Tそれも考えています。ただ、そうなるとマップをもっと作りやすくしたり、施設を手に入りやすくしたり、使い勝手を改善する必要があるので、すぐにというわけではありません。

――可能性はありそうですね。ちなみに、防衛戦ではどんな武将が有効なのですか?

Y.H;敵の攻撃力や移動速度を下げるダウン系の戦技を持つ武将が使えると思います。いままで眠っていた武将が活躍するチャンス!(笑)

K.T:防衛戦に特化した武将の追加も考えていて、今回のイベントで1体、2体は入れる予定です。

――合戦や防衛戦など、ひとりでも楽しめるモードが豊富なのが本作の特徴だと思いますが、ユーザーと対戦するPVPについてはいかがでしょうか?

K.T:一定数は遊んでくれています。ただ、全体で見ると箱庭部分だったり、合戦だったりをひとりで遊ぶ人がほとんどですね。よく聞く話ですが、日本人はPVPを好んでやるタイプではないのだと思います。運営側としては、もう少しPVPで盛り上がるかと思っていたのですけどね。

――では、今後はソロプレイ関連のアップデートが中心になっていくのですか?

Y.H:その辺は臨機応変にやっていき、ソロプレイオンリーにはしません。ソロプレイを拡充しなくてはならないことは分かりつつも、いちばん盛り上がるのは、じつはPVPのイベントなんです。新規機能を実装して、出てきた答えが予想していたものと違うことも多いので、アップデートの方向性は運営していく中で変わっていきます。

K.T:うちの小松(清志社長)からは、「レイドやろうよ!」と言われたこともあります(笑)。ストラテジーとはいえでも、隣の人を感じたいという人もいると思うので、現段階ではソロの防衛戦を追加しましたが、ソロ一辺倒にするつもりはありません。

――PVP好きのプレイヤーにとってはうれしい答えですね。

K.Tシステム上、そこを考えて作っているので、基本はストーリーを追加して、ビギナーをワンランク上に押し上げながら、ゆくゆくはPVPや防衛戦に参加してもらえるようなサイクルを目指したいです。

Y.H:じつはPVPのマッチングの仕様も変更する予定です。PVPは資源の奪い合いがメインなのですが、資源がカンストしてても、攻めたい、攻められたい人が多い。だったら、がっつり戦いたい人の願望を叶えようじゃないかと。強いプレイヤーどうしが戦えるように、かなり細かなマッチングの仕様を入れるつもりです。

――好きなだけ戦いなさいと(笑)。

Y.H:1日にPVPを200回以上もプレイされている方もいらっしゃいますからね。時間にすると10時間以上もPVPで遊んでいることになります。

――それはすごい!

K.Tダウンロード数が増えるにつれて、ユーザーさんのニーズも細分化していくと思うんですよ。いまは、合戦やPVPで勝つために、より強いステータスの武将を求めるユーザーさんが多いですが、これからはストーリーや絵師さん、キャラクターなど、ユーザーにフックする部分が多様化していくと思います。「ただ、勝ちたい」という欲求を満たすだけでなく、いろいろな楽しみを提供していきたいですね。

――では、さきほど、小松社長から「レイドを入れよう」というお話があったとのことですが、今後そういった展開も?

K.T:レイドはここ最近出てきた話なんです。ソロプレイが拡充してきた中で、横の広がりをもっと感じたいという意見が出ています。最近は薄い繋がりのスマホゲームが流行っていますが、もう少し密に協力するような作りもアリなのではないのかと、いろいろ話してはいますね。

――ちなみに、先日、毛利家が追加されましたが、つぎに入れる武将もすでに決まっているのですか?

Y.H:検討中です。個人的には伊達とか、島津とか、有名どころは入れたいです。

K.T:合戦のエリアで、東北、四国、九州が空いてしまっているので、早くそこを埋めたいですね。あとは年代ごとに武将を追加しているのですが、違う路線で別の時代とコラボするのもおもしろいかなと思っています。常設化しなくてもイベントとしてだしたいという話はでていますね。

――まだまだやることは尽きない感じですね。期待しています!

戦国X(センゴククロス)

ジャンル
リアルタイムストラテジー
メーカー
リアルスタイル
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 7.0以上、Android 4.2以上

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧