【注目レビュー】なぜかヤギゲー大人気！ 中でも特に異彩な『Goat Simulator』とは！？

人類の夢を実現させた新技術!?

ここ最近、海外を中心にどうやらヤギのゲームが世間で流行っているらしい。

iTunesストアやGoogle playで“ヤギ”と検索すれば、それはもう、けっこうな数のタイトルがひっかかる。

その追い風を感じ取ってはいたけれど、ヤギの眼に若干の恐怖感を持っていた俺、深津庵はそれ以上踏み込むことを避けてきた。

そんなある日、もともとはPCゲームとして世に放たれた問題作『Goat Simulator』のアプリ版が姿を現したからビックリ。

“なぜ問題作なのか？”
“なぜヤギなのか？”

アプリ版があるならやらなきゃなるまい。さっそく『Goat Simulator』をダウンロードだ！

嘘だろ、そんな空想したことないし、夢に思ったことだって0.1％もないわ！

っていうか、どんな技術!?

こいつはヤバイい。時代に乗り遅れちゃう。

なぜヤギなのか？

ともかく、まずはいまもっとも流行りのこのヤギゲーを遊んでみるぞ!!

「俺、ヤギ。みんな破壊」

なんということだ。これが新技術、夢の装置なのか!?

何の説明もなく、四つん這いになった俺。こんな格好、ぎっくり腰のときくらいだ。

忘れられないあの痛み。トイレにも行けない屈辱的な日々。

家族の手を借りてズボンを下ろすのはもう嫌だ。

体、動けぇ～！

①寝転がる
②頭突き
③ジャンプ
④ベロで掴む
⑤変身
⑥スローモーション

あ、動いた。

本当に俺はヤギになったらしい！

観察その1

無敵の破壊王である

これは早々にわかったことだけど、このヤギはとんでもなくタフで、触れたものをぶち壊す危険な存在。「俺に触れると焼けどするぜ」とか、もうそんな次元を軽く超えていた！

屋内の家具なんかも破壊！　さらに……

動かせるものの大半はベロで引っ張ることが可能。

破壊や特定の条件を満たして得るスコアに応じて、新たなる動物に変身できるのだけど、そのラインアップに関してはのちほど！

観察その2

アトラクション要素も豊富

ざっくりとたとえるなら海外の田舎町。そんな印象を受ける本作の舞台には、たくさんのオブジェが用意されている。

たとえば、建築現場のクレーン。

水の入っていないプールに併設された滑り台を……

vsヤギのバトルまで！

観察その3

悪の儀式でレボリューション!!

街のはずれにある山道。たいまつを頼りに登っていくと、明らかに禍々しさを感じる魔法陣が現れる。

魔法陣をよく見ると外周に“5”の文字。つまり、こうである。

“5つの生贄を捧げよ”

悪魔のような姿になっちゃった！　わけがわからないよっ。

我輩はヤギである。が……

ヤギ以上の生命体であることは十分理解した。

破壊の限りを尽くし、さまざなアトラクションでスコアを稼いだり指定される目標を達成すれば……

全7種の動物(ヤギ系統含む)に変身できることもわかった。

高いところが好きだといわれるヤギゆえに、爆破やトランポリンなどでやたらと舞い上がろうとするのかな？

そーいえば……“馬鹿と煙は高いところが好き”なんて言葉もあるよね。

どうしてヤギなのか。

明確な答えは製作者のみが知るところだけど、久々に“バカゲー”と賞賛できるゲームに出会えたことは事実。

今後、PC版には実装されている新しいステージの拡張や、変身できる動物の種類が増えることに期待したい！

(ライター：深津庵)