【TGS2014】KingとMachineZoneの両名が語る日本ユーザーの印象と成功の秘訣

2014-09-18 23:08 投稿

海外スマホゲームトップ対談

東京ゲームショウ2014(2014年9月18日~21日)のビジネスデイ初日、CyberZのブースでは、“海外スマホゲームトップ対談”が行われた。

登場したのは『キャンディクラッシュ』などを手がけるKing社のアレックス・デール氏と、世界80ヵ国でトップセールスランキング上位を記録する『Game of War-Fire Age』を配信するMachineZone社のニール・ナカガワ氏だ。

世界規模の大ヒット作を生み出した両名が、CyberZ USAの深見一平氏を司会に迎え、海外から見た日本市場の特徴や海外市場で成功する秘訣などを語ってくれたぞ。

●アレックス・デール氏(写真中央)
Microsoft社などで、マーケティングの責任者を歴任。2011年10月からKing Digital Entertainment最高マーケティング責任者に。30年来の日本ゲームファンでもある。

●ニール・ナカガワ氏(写真右)
MachineZone社のマーケティング事業部長として『Game of War-Fire Age』をはじめ、MachineZone社が手がけるヒットタイトルのグローバル展開を担当する。

スマホ市場の成長著しい日本の印象は?

日本を含め、中国、韓国、台湾とスマホゲームの市場が急速膨らむ東アジア。そんな中、世界で成功を収める両名の目に、日本はどう映っているのか?

これにアレックス氏は、「ゲームの歴史が長く、ゲーム人口が多いので、重要なマーケット」と語る。一方のニール氏も、「日本のユーザーは忍耐強く、長く遊んでくれる」と好印象だった。また、ニール氏は、「日本のユーザーはコミュニティを作るのが得意で、その中で友だちでもあり、ライバルでもあるといういい関係性が成り立っている」と、日本のユーザーの特徴を挙げた。

▲ここ数年で倍の伸びを見せるアジアのスマホ市場。

異なる国での成功の秘訣

『キャンディクラッシュ』のヒットで一躍日本でも知名度がアップしたKing社だが、じつは日本の特有なマーケットに参入当初は手こずったようだ。これを打開するため、「日本に拠点を置き、現地のマーケティングチームに任せることで、現在のヒットにつながった」とアレックス氏は明かす。同じくニール氏も、「ローカライズでは各国に拠点を置き、その国に合わせた売りかたを模索する必要がある」と同調する。『Game of War』ではその国々のユーザーの質問や改善要求に真摯かつ迅速に応えることも重要視していることも教えてくれた。

そして、海外挑戦しようとする日本のゲームメーカーに対しては、「必ずローカルチームを作ろう。そして、ヨーロッパではSNSの繋がりを使うのがもっとも効果的」(アレックス氏)と、アドバイスしていた。

▲「日本ではテレビCMが効果的だった」(アレックス氏)と。国ごとのマーケティングの違いも語ってくれた。

参考にしている会社、ベンチマークしているタイトルは?

進行役の深見氏の「日本の企業やゲームで参考にしているモノは?」という質問には、「社員の多くは『ソニック』や『スーパーマリオ』が好きな人が多いので、そこにインスパイアされてますね。また企業では、ホンダやソニーなどのローカルマーケティングを得意としている会社を参考にしている」とアレックス氏。一方、ニール氏は「特定の会社、タイトルではなく、各国でサービスを展開して上手くいっている会社のいいところを積極的に取り入れています」と。両者とも、貪欲に他国や他のゲームのいい点を取り入れたからこそ、いまの成功があるようだ。

これからの新規タイトルについて

MachineZone社は、数本の新タイトルを日本やアメリカ、韓国で配信予定とのこと。「ジャンルは?」との質問に、ニール氏が片言の日本語で「ヒ・ミ・ツ・デ・ス」と答えると場内は爆笑に。King社では新たに配信開始した『ペットレスキュー』のタイトルを挙げるとともに、『キャンディークラッシュ』にも新たな動きがあることを教えてくれて、海外スマホゲームトップ対談は幕を閉じた。

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