
スクエニが本気で挑むストリーミングサービス”DIVE IN”のキーマンに訊く(後編)
2014-09-12 00:01 投稿
タイムラグはほとんどなし『FF XIII』も快適にプレイ
スクウェア・エニックスが10月19日からサービスをスタートさせるストリーミングサービス”DIVE IN”。これまで、同サービスのキーマンへのインタビューを通じて”DIVE IN”の秘密に迫ってきた。
後編となるここでは、DIVE IN開始と同時に配信される『ファイナルファンタジー VII』(以下、『FF VII』)と『ファイナルファンタジー XIII』(以下、『FF XIII』)の作り手側から、北瀬佳範氏(文中、北瀬)に話を訊いた。
北瀬氏は『FF VII』ではディレクター、『FF XIII』シリーズではプロデューサー(ともにオリジナル版)を務めた人物でもある。
※本記事は週刊ファミ通2014年9月25日増刊号の内容を一部転載したものです。
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──北瀬さんにはDIVE INで配信される『FF』シリーズについておうかがいしたいと思います。DIVE INサービス開始時に『FFVII』と『FFXIII』がラインアップされますが、ローンチタイトルになった経緯について教えていただけますか?
北瀬 ひとつは、HDのハイクオリティーなゲームが、スマホとタブレットで遊べる、というインパクトから『FF XIII』シリーズに白羽の矢が立ちました。また、PCベースで開発されたタイトルのほうが、DIVE IN向けに移植しやすい、という開発側の事情もありました。『FF XIII』シリーズは、もともとPCベースで開発を進めており、最終的にPS3とXbox 360にそれぞれ落とし込んで、製品版のクオリティーに仕上げる、といった開発工程のタイトルでした。ですので、今回は、製品の一歩手前で止まっていた開発環境用のPC版を、商品レベルにフィニッシュしよう、という作業でした。つまり、今回はユーザーへのインパクトと、開発的にも負担が少ない『FF XIII』シリーズが適していたわけです。
──操作まわりのユーザーインターフェースに関しては、いろいろ試行錯誤もあったのでは?
北瀬 そうですね。家庭用ゲーム機はボタンがたくさんあるので、それをどうスマホ、タブレットでストレスなく操作できるようにするか、というのは、じつはいまも詰めている段階です。その部分は、『FF XIII』シリーズのメインプログラマーが担当しているのですが、画面を覆うように仮想入力ボタンを表示させるので、各ボタンを画面にどのくらいの大きさで表示させるか、といった視覚的な部分で、最後まで試行錯誤をくり返しています。
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──今後開発する新作などは、スマホ、タブレット上での操作も念頭に置いた開発も必要に?
北瀬 操作まわりはDIVE INを意識したインターフェースを構築する必要も出てくるかもしれません。
──レイテンシーの問題もなく、プレイは快適にできているようですね。
北瀬 はい。『FF XIII』はRPGですが、アクション性が高い作りになっています。それでもWi-Fi環境下なら問題ないレベルで快適にプレイできています。私自身、最初は、入力に対して反応が遅れてくるのでは、という半信半疑なイメージを思っていたのですが、違和感はありませんでした。画面もサーバー上では家庭用ゲーム機版同様に1280×720ドットの解像度で処理されているので、グラフィックも遜色ありませんし。
──スマホ、タブレットで見ると、画面が小さい分、よりキレイに見える印象です。
北瀬 初めて動いているところを見たときは、仕組みは知っていても、やはり驚きはありました(笑)。
──内容的には、家庭用ゲーム機版の忠実な移植なのですか?
北瀬 はい。家庭用ゲーム機版は、発売後にパッチを当てて、イージーモードなどが追加されましたが、DIVE IN版はそれも反映された最終形のものが配信されます。『FF VII』については、オリジナル版にはない倍速モードなどが入ったPC版の内容を踏襲しています。
──『FF XIII-2』以降はダウンロードコンテンツがありましたが、それはどうなるのですか?
北瀬 ダウンロードコンテンツはコラボレーション衣装など、他社様が絡むもの以外は、可能な限り盛り込もうと思っています。また、『ライトニングリターンズ FF XIII』に関しては、現在、まさに開発中ですので、序盤に入手すると強過ぎる衣装などは、もしかしたら入手条件を変更するかもしれません。
──DIVE INサービス開始を機に『FF』シリーズをプレイする人に向けて、ひと言お願いします。
北瀬 DIVE INではWi-Fi環境があれば、場所を選ばずスマホ、タブレットで『FF XIII』のようなハイクオティーなゲームが楽しめます。『FF VII』はオリジナルをプレイしたことがないという若い世代の人もいるかと思います。そういった世代の方にぜひ一度プレイしてもらいたいですね。
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