【魔法使い見習いさとるりと黒猫のウィズ】第11回「イベントでうはうは！」

イベントでうはうは！

諸君。この原稿を書いている時間は朝の7時43分である。私がこんな早起きをするはずもなく、夜を徹したのである。

なぜって？

魔道杯に参加するためだよ！！

実は私は熱を出してしまい、この大事なイベントに乗り遅れたのである。この原稿を書いている今も38度強の熱があるわけだけど、これ以上出遅れるわけにはいかない。

こんな熱を出したのもきっと編集部からの「もっと人気の出る原稿を書けよ」という重圧と、皆様からの「ハイエーテル5つはお前にかかってるんだからな」というプレッシャーのおかげである。

ああ、ありがたや……。

だから今も、こうして体力が回復するのを待っているのである。私のじゃないよ、黒ウィズの回復ね。1戦20も体力を消耗するなんて結構なイベントね……と思っていたけど、私の体力はきっともっと削られているに違いない。まあ楽しみだからいいんだけど！

デッキが安定してきた！　これで勝つる！！

そんなわけで、熱を出しながら魔道杯に参加した私。

実は私、今水のカードにSカードとAカードが揃っているおかげで、とっても安定しているわけですよ。コロプラさんに「トーナメントに勝つにはどうしたらいいですか？」という質問を投げたら、「同じ属性でそろえるといいですよ」と言われた私。その当時はとても同じ属性で揃えられるほど戦えるカードが無かったのだけど、10連ガチャのおかげで、水デッキはとても安定しているの。

メンバーを紹介するわね。左からピノ、ハヅキ、チヒロ、アスカ、ルリよ！

ピノはみんな散々うらやましがってたからわかるよね。ふふん。チヒロも初期のころに引いたカード。ハヅキは前回10連ガチャで引いたカード。ショートカットなのに大きなおリボンがついてるのがカワイイと思うの。Sカードなのにこのさらっとした紹介、いいでしょ？

私Sだからといって、贔屓とかしない主義なの。

アスカは、この名前だけど男の人。きっと飛鳥時代から来たのねって感じの男性。

そしてルリ。この子気まぐれて1回クリスタルガチャ引いたら出たんだけど、ニコ生で鳥居みゆきさんが「股がガッバーってなってる子！」って言ってた子よね？　確かにこの袴のデザインどうなってんのじゃ……。でもさとるりと同じ“ルリ”だから大切にすることに決めた。私も太眉メイク、好きだし。

といわけで、このメンバーで魔道杯に出場しようと決めた私！

ゲートインよ！

初めての優勝。

ところが……！

水属性のカードを揃えた私を待っていたのは、見事なまでに水単色パネルのなさ。

何これ？　嫌がらせ！？

それとも私がウィズのこといじめてばかりいたから！？　やっと水が出ても2色問題。やめてよ！　水しかいないんだから旨みがないわ！

結果、惨敗……。

これはもう怒った！　コロプラさんのアドバイスを無視して、強いカードだけで揃えることにしたわ！

メンバーはこんな感じ。

「デッキコストオーバーしてんじゃん！　お前、嘘つくなよ！」と思ったきみ。鋭いね。

実はこのトーナメントのあと、メンバーを進化させたから、今となってはこのメンバーで組めなくなってしまったのよ。ちゃんとトーナメント出る前にスクショを撮っておけよって感じですね。たいへん失礼いたしました。

メンバーは攻撃系が中心。火の属性のリビーちゃん、私がこの子引いたとき誰からもうらやましがらなかったけれど、この子連続攻撃はするわ、スキルでダメージを与えるわで強いんだから。

スキルでダメージといえば、このおじいちゃんとアーサーもそう。おじいちゃんに無理させるなんてよくないから、あまりエースデッキには組み込みたくなかったんですけど、なんたっておじいちゃん、スペシャルスキルが“雷属性の大ダメージ”ですよ！　“大”ダメージなんて初めて見た！

熱のせいか、この日の私は冴えていた。いつも熱出していたほうがいいのではないかと思うほど。しかし、1位とは4秒もの差がついている。やはり私は回答が遅いらしい。

でも！　最終で見せた！

おじいちゃん、アーサー、リビーの全体攻撃スキルで、なんだかよくわからないけどとてつもなく硬い敵の体力を半分ぐらい削る。これすごいリードだわ。まさに末脚暴走。今の私ならダービーで優勝したウオッカにも勝てるかもしれない状態。

からの！

きたわー！

初勝利！！　賞金なんとなんと100万円！

ポット狩るよりいいじゃん！　これでお金不足で進化させることができなかった私のカードたちを進化させることができる！！

ということで、順位をあげることよりも賞金が嬉しい私なのであった……。貧乏って悲しいね。

そして怒涛の、「さとるり、カードを進化させまくる」の巻に続くのであった！

さとるり／ライター Twitter:@st_ruriko 出版社で健康系雑誌のムック・雑誌の編集業務を行う傍ら、ゲームメディアの記事を制作する日々を送る。一時期ゲームのシナリオ制作にも携わっていたものの、才能の問題か、仕事がめっきり来なくなってしまったためにファミ通App編集部に土下座。なんとか仕事をもらい、今に至る。三度の飯よりゲームが好き。

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