【先行体験】『パンツァー』二木氏が手がける新作『我が城に敵なし』に期待大!

2014-07-16 20:31 投稿

新タイトルは和風攻防ストラテジー

7月16日、ハンゲーム等のネットワークサービス、ゲームを運営するNHN PlayArtがスマートフォン向け新作タイトル『我が城に敵なし』のメディア向け体験会を行った。『我が城に敵なし』は、最近流行りの攻防型ストラテジーに武将、戦国というテイストを付け加えたものだ。今夏のリリースが予定され基本プレイは無料。

このタイトルに関して、ディレクターの林 智之氏(NHN PlayArt、Studio MAHALO所属)は「誰も見たことがないようなゲームを作ろうと頑張ったので、このタイトルはちょっと難産だった。だが、面白いものに仕上がっているので、ぜひ楽しんでほしい」とコメント。『パンツァ―ドラグーン』なども手掛けた、本作開発ディレクターの二木 幸生氏(グランディング所属)は、「熱さと軽いキャラクター性を持ったゲームなので、多くの人に楽しんでもらえると思う。開発チーム内でもお宝の奪い合いが熱く盛り上がっているので、そこを楽しんでもらいたい」と語る。

▲NHN PlayArt林 智之氏(左)、グランディング二木 幸生氏(右)。

武将を駆使して本丸を落とせ

本作でプレイヤーが干渉できるシステムは、敵城への攻城戦と、防衛を行う施設の築城。攻城戦では武将を3体召喚し、それらの進退を操作することになる。攻撃や移動は基本的にオートで動いてくれるが、移動に関してはプレイヤー側で操作も可能となっている。

敵城の本丸に至るまでの道のりには、最大6つの防衛施設が配備されており、これらを攻略し、本丸を落とすことができればクリアー。本丸攻略を達成すると、その城が抱えている宝物を奪取できる。この宝物は、時間をかけて鑑定をすることで防衛施設や武将ユニット、武将ユニットを強化するアイテムなどが取得できるものとなっている。

防衛施設は、弓兵や足軽などの雑兵ユニットを召喚するものから、雑兵ユニットを回復させるもの、攻め側のユニットを足止めするものまでと多岐に渡る。武将ユニットの特性を活かしながら、これらをどう攻略するかがカギになるようだ。

リリース時点で実装される武将ユニットは、本田忠勝(盾兵)、柳生十兵衛(剣兵)、那須与一(弓兵)、武蔵坊弁慶(僧兵)、服部半蔵(忍者)の6種。武将は今度アップデートで増えていくとのことだが、その詳細はまだ不明だ。

なお、攻城戦はオンラインバトルにも対応。操作できる内容は変わらないが、このバトルに勝利すると敵プレイヤーが鑑定中の宝物を奪取できる。効果の高い宝物には鑑定に時間がかかるため、鑑定が終わる寸前に敵プレイヤーから宝物を奪うのがオンラインバトルの醍醐味になりそうだ。

戦略性が映える防衛

攻城戦に関しては、防衛施設を建設することが防衛のすべてになる。敵は24時間どんなときでも攻城戦をしかけてくるため、最大6個の施設建設可能ヵ所に、どのように施設を配置するかが最大のポイントになる。ただ、プレイヤーにフレンド(同盟)がいる場合は、そのフレンドの武将が防衛を手伝ってくれるため、強力なフレンドがいる場合はNPCの防衛施設とは比較にならないほど堅固なものとなる。

▲敵プレイヤーからお宝を死守するために、自分の城にさまざまな施設を配置。攻撃するだけでなく、ユニットの体力を回復する施設なども存在する。

実際のプレイデモでは、最前面に壁を配置、その後ろに弓兵拠点、弓兵やぐらを配置し、足止めしつつ敵戦力を削る戦法や、足軽、槍兵の主戦場となるであろうポイントに、ユニットを回復させる温泉を配置し、耐久力を上げるといった戦法が紹介された。

今夏の配信に期待!

最後に、筆者が実際にプレイして得た感想をまとめておく。現在バランス調整中ということだが、バランスは取れているという印象。オートでも勝てないことはないが、クリアー時のボーナス(ノーコンティニューボーナス、時間ボーナスなど)は得にくくなっており、マニュアル操作をすればそこそこ忙しく楽しめた。

プレイできたのが序盤ステージだったため、難易度は低かったが、ステージが進めば、どんなユニット編成で挑み、どんなタイミングでユニットを進軍、後退させるのかが戦略のカギになる予感。初期の武将ユニットは6体だが、能力の個性が明確に分かれており、今後さらにユニットの種類が増えれば、戦略の幅が大きく広がりそうだ。ただ、1ラインだけでの攻防において弓兵のリーチが把握できないというのは 気になったところ。

なお、今後のアップデートでは、リリース時点ではNPCしか利用できない“憑きモン(防衛施設に特殊効果を付与する特殊ユニット)”をプレイヤーの防衛施設でも利用できるようになり、戦略の左右するポイントになりそうだ。

まだまだ未知数の部分も多いが、面白くなる可能性を大いに秘めたタイトル。どのような調整がなされてリリースされるのか、楽しみに待とう!

我が城に敵なし

メーカー
NHN PlayArt
配信日
今夏
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS、Android

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