【新作】『信長の野望』の戦略性そのままに 超お手軽で対戦要素まであった『モバノブ』

2014-05-30 11:00 投稿

“アタマがよくなるゲーム”って触れ込みは事実!?

2014年5月29日からサービス開始となった、携帯合戦シミュレーションゲーム『モバノブ』。本作の魅力や見どころを紹介しよう。

※ゲーム開始はこちらから

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『信長の野望』マニアもそうでない人も!

時は来た!

湯漬けを駆けつけ一杯、飛び出す俺。

……念のために言っておくと、破壊王(※1)ではない。織田信長の、桶狭間の戦いにおけるエピソードの引用である。

アッツアツの湯漬けをかきこめるとは、信長の舌はどうなっているのか。猫舌でお茶漬けはいつもふやけた状態で食べることを余儀なくされている筆者には、想像しがたい行動である。

そんなことはどうでもよい。

モブキャストの看板シリーズと、コーエーテクモゲームスが誇る歴史シミュレーションゲームの金字塔『信長の野望』がコラボレーションし、夢のゲーム『モバノブ』がついにサービス開始となった。開発スタッフいわく、「知恵と戦略を駆使する、アタマがよくなるソーシャルゲーム」なのだそうだ。

※1 破壊王……プロレスラーの故・橋本真也氏のこと。蝶野と組んで挑んだ猪木&坂口戦の前のインタビューで、「時は来た……それだけだ」という名言を残す(タッグを組んだ蝶野も吹いた)など、万人に愛されたレスラーだった。

▲登場する武将は、『信長の野望』シリーズのグラフィックが使われているうえ、細かい能力値などの監修はコーエーテクモゲームスのスタッフが常駐し、ガッチリ管理しているとのこと。ちょっとマニアなファンもひと安心!

本作はファミコン版『全国版』(※2)以来のファン歴26年を誇る、自分のような『信長の野望』のオールドファンから、「なんぞこれ、キャラも濃ゆいし迫力がパねぇ!」とひと目でビビッと来た一見さんまで、幅広いユーザーが楽しめるであろう、期待の作品だ。この記事では、そんな『モバノブ』がどんなゲームなのかを説明していこう。

基本的な流れとしては

①20人の武将を使って軍団を“編成”
②1日5回、自動で行われる“戦乱”で戦う
③“戦乱”で勝利すると“石高”をゲット

上記の①~③をくり返して石高を高めていき、全国統一を目指す

戦乱での戦い以外にも、空いた時間は任意でほかのプレイヤーと戦う“遠征”を行ったり、さまざまなイベントに参加することができる。そこで得た“ポイント”や“名将登用チケット”を使って、新たな武将を“登用”して軍団を強化していくのだ。

『モバプロ』を始めとした、モブキャストのゲームをプレイしたことがある人は、それらでおなじみのシステムが本作にも使われているという認識でいい。

※2 ファミコン版『全国版』……1988年3月にファミリーコンピュータで発売された、シリーズ第2作『信長の野望・全国版』のこと。非常にお高い価格設定だったことでも知られ、当時小学生でお小遣いが週100円だった筆者は友人に借りてプレイした。

▲これが基本画面。“遠征”や“イベント”など、おもなコマンドは画面を左右にスワイプして呼び出すことになる。
▲“戦乱”での合戦は1日5回、決まった時刻に自動的に行われ、結果は次回ログイン時に発表される。内容次第で、新たに武将を登用できる“ポイント”などがもらえるぞ。

頭を悩ます戦略要素がこれでもかと

メインとなる“戦乱”は自動的に行われるので、放置していてもゲームはどんどん進んでいくということになる。これだけ聞くと、「やることないじゃん!」と目をひん剥いてしまう方もいるかと思うが(※3)、まさかこれで終わりでは「知恵と戦略を~」とのたまった開発スタッフの立場がない。とうぜん、アタマを使う要素がいくつもあるのだ。

その代表が、“1週間ごとに武将の能力が変化する”という要素である。本作では、ひとりのプレイヤーにつき最大20名の武将を所有することができる。その武将ひとりひとりが、毎週能力を変化させていくのだ。

彼らは、加入後10週間かけて成長し、衰えていくことになる。たとえ織田信長クラスの超強力な武将(※4)でも、10週間経てば並以下の能力になってしまう。つまり、彼らの衰えを考慮した編成を行わなければならないということだ。

※3 筆者にクレームを送るような早まる前に、まずは最後まで読んでほしい。
※4 超強力な武将……『信長の野望』シリーズでは、織田信長、武田信玄、毛利元就、北条氏康、徳川家康、豊臣秀吉、明智光秀、伊達政宗、真田昌幸あたりが隙のない能力構成を持っている定番の強武将。

▲右上の“期数”に注目。これが、加入してから何週間経ったかを表している。この数字が増えていくにつれ、能力は変化していく。

そのほか、戦いに臨む“陣形”や、各武将に設定された“兵科”、さらには豊臣秀吉なら“豊臣家”、山県昌景なら“武田家”といった所属大名を揃えることによる“ボーナス”も発生するので、編成にこだわるとものすごくアタマを使う必要が出てくるのだ。

▲魚鱗や鶴翼、雁行(※5)など、陣形によって、最適な武将を配置した際のボーナスが設定されている。その上がり幅は、ある程度の武将の能力差など問題にならないくらい多かったりするので、けっこう考えどころ。

※5 いずれも有名な陣形の名前。雰囲気は似ているが、『艦○れ』のキャラクター名ではない。

また、各武将には“士気”が設定されており、これも放っておくとどんどん下がっていく。士気が低いと、能力をフルに発揮できないこともあるようなので、あまり看過できない要素と言える。

これを上げるには、“遠征”で勝利することが必要となる。遠征に勝つと、士気が上がるほか、新たに武将を手に入れるための“登用”に使う“ポイント”が手に入ることも。

▲遠征では、任意でほかのプレイヤーに戦いを挑める。負けてもとくにペナルティーはないので、ガンガン戦って自軍の強化に役立てたい。

先述したように、放置プレイでも問題はない。その一方で、少しこだわろうとすると途端にやることがたくさん出てきて、ヒマそうに見えたのがいつのまにやら本作のことばかり考えている状態に。こうなったら、もう我々はモブキャストの掌の上である。よくできたゲームだと言わざるを得まい。

今後は、いわゆる“ギルド”的な要素である“同盟”や、各種イベントが実装され、さらにやりごたえのあるゲームになるのだとか。『信長の野望』シリーズで培った我が知恵がどれだけ役に立つか(※6)、いまから楽しみである。

※6 覚悟はできている。

※ゲーム開始はこちらから

モバノブ

メーカー
モブキャスト/コーエーテクモゲームス
配信日
配信中(PC版は6月26日予定)
価格
基本無料(一部課金あり)
対応機種
iPhoneはiOS5.0以上、Android2.3以上
備考
※スマートフォン標準搭載のブラウザよりご利用ください。ゲーム・アプリの推奨環境についてはアプリごとに異なりますので、各アプリ内にてご確認ください。推奨外のOS、端末、また標準ブラウザ以外の環境でのご利用、は正常に動作をおこなわない場合がありますので、サポート対象外とさせていただいております。ご了承ください。

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