『ドラゴンクエストX』の齊藤陽介プロデューサーが語る『ドラゴンクエストX　dゲーム版』

『ドラゴンクエストX』プロデューサー齊藤陽介氏に直撃

ドコモのゲームプラットフォーム”dゲーム”にて配信が開始された『ドラゴンクエストＸ 目覚めし五つの種族　オンライン（以下DQX）』。対応機種も続々と追加されており、スマホでいつでも『DQX』の世界を楽しむことができるようになった。今回は、『DQX』プロデューサー齊藤陽介氏に『ドラゴンクエストX　dゲーム版』について直撃インタビューを行った。

[関連記事]
※『ドラゴンクエストX　dゲーム版』がスマートフォンを含む14機種に対応
※ドコモのスマホで手軽に遊べるdゲーム版『ドラゴンクエストX　目覚めし五つの種族　オンライン』

Q.『DQX』をdゲームでサービスを展開しようと思ったきっかけは？

齊藤陽介氏（以下齊藤）　やはり、”オンライン”というキーワードで敬遠されていた方も多かったと思うので、常時オンラインにつながっている環境でプレイできるようにしたいという思いが強く、dゲームでのサービス展開をしたいと考えました。

Q.既存のユーザー、新規のユーザーに向けて、それぞれdゲーム版をどのように利用してもらいたいと思われていますか？

齊藤　通信環境やデバイス（ハードウェアコントローラ）の有無によってどこまでガッツリ遊ぶかは変わりますが、まずは一人で遊ぶ分には問題なく遊べるはずなので、未経験の方にはまず一度触って欲しいですね。

既存ユーザーの方は外出先などで、ちらっとINできる環境としては最高の環境なのではないでしょうか。わたしは釣りと畑への水やりに重宝しています（笑）

Q.『DQX　dゲーム版』で苦労された点、工夫した点などを教えてください。

齊藤　やはり仮想パッドのボタン位置や大きさでしょうか。お客様のご要望しだいで、まだまだ改善の余地はあると思います。それと「通信環境が不安定な場合」の処理をどうするか（現状は一定の時間で切断するようにしている）。こちらは「画像が荒くなってでも遊べているうちは切断しないと欲しい」という要望もいただいているので、そこは検討の余地はあると考えています。

Q.dtab対応から約4か月、14機種対応して約1ヵ月。ユーザーからの反応や手応えはいかがでしょうか？

齊藤　遊んでいる方からのご要望はまだまだありますが、「クラウドって、ここまで出来ちゃうの？」という驚きの感想を頂いています！　わたし個人の感想としても「クラウドは未来の遊び」と思っていました。

Q.上記の反応を踏まえて、今後改良していきたと思われているポイントは？

齊藤　「自分の持っているスマホにも対応して！」というご要望がたくさんきているのですが、こちらは弊社だけで決められない部分も多いので、今後も関係各所と協議を重ねていきたいと思います。

Q.まだ『DQX』をプレイしていない『DQ』シリーズのファンに向けてひと言お願いします。

齊藤　『DQX』の世界はゲームの内外でまだまだ広がり続けています。今回dゲーム版が開始したことで、今まで遊べる環境がなかった人にも手に取れる機会を増やせたと思います。もちろん、遊ぶための機会を増やしていくだけではなく、これから始める方が気持ちよく遊んで頂けるような改良も継続して行っております。この機会に是非『DQX』を遊んでみていただきたいですね。

(C)2012-2014 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.