【マイクラ攻略-匠への道-】第2回 内装とインテリア(前編)

2014-04-03 15:34 投稿


▲マイクラ匠への道まとめ▲

『マインクラフト』(以下、『マイクラ』)世界の家というのは大抵、冒険の拠点であり、チェスト・かまど・ベッドさえあれば機能する。しかし今回は、そこをあえて内装にもこだわり、“機能的には何の意味もないけど、家らしい家”を目指して作ってみたい。

現実世界で“自分の理想の間取りの家を建てて住む”というのは金銭的にもなかなか難しいことだが、『マイクラ』はそれを可能にしてくれる。「将来、俺はこんな家に住むんだ……!」という夢を持っている人にとって、『マイクラ』は格好の間取り練習材料にもなるはずだ。

それでは、前回、屋根の講義の過程で製作したログハウスを元に、ちゃんとした2階建ての家に仕上げていくまでの過程を紹介していこう。

【マイクラ攻略-匠への道-】
☞ 第1回 脱・豆腐宣言
☞ 第2回 内装とインテリア(前編)
☞ 第3回 内装とインテリア(後編)
☞ 第4回 立地に合わせた家作り(前編)
☞ 第5回 立地に合わせた家作り(後編)

2階へのアクセス手段は、異世界へ誘うトキメキ装置

まず、ログハウスを2階建てに増築し、階段をつけてみる。幅1マスでも昇降はできるが、余裕をもって幅は2マスとっておこう。このとき、一直線式よりは、中間地点で踊り場を作って方向転換させると西洋建築らしさが出る。

▲各階の天井までの高さも、前回の講義通り、4マス確保。

ログハウスを脱却するため、壁に”Chiseled Quartz Block“を使い、床はフローリングを意識して木ブロックのままにする。”Chiseled Quartz Block“はサバイバルモードだと集めるのが大変なブロックだが、クリエイティブモードなら使い放題だ。

このとき、1階の天井がそのまま2階の床になりがちだが、あえて1階と2階の仕切りは2マス取ろう。模様替えなどで2階の床を一部分だけ別のブロックに変えたりするときに、1階から見上げたら天井もそのブロックに変わってしまうのを防ぐためだ。

▲こうするだけで、マイクラにありがちなログハウスから、一気に“ふつうの家スメル(臭)”がプンプンしてくる。住めるだけに。

家具が何もない無機的で薄暗い空間は、引っ越し直後のワクワク感も感じさせる。

このままでもいいのだが、現実世界の住宅の階段では、だいたい落下防止のために手すりなどがついていることが多い。そこで、ちょっと工夫を凝らしてみよう。

▲鉄柵パーツを使って、落下防止を兼ねた装飾。

実際の2階建てで「なんか、こういうのあったなー」感はわかってもらえるのではないだろうか。

階段下の空間がデッドスペースと化しているので、ここも有効活用してみる。

▲階段の下といえば収納。

今回の家は1階と2階に1室ずつのシンプルな家にしているが、拡張・増築するならば、ここから隣の部屋に続く道を作るのもいいだろう。

螺旋階段

さて、階段は、もう1種類ある。

オシャレハウス御用達の、螺旋階段。ハイセンス臭を撒き散らしつつも省スペースで設置できるのがポイント。

先に紹介したノーマル階段は、いざ設置するとかなりのスペースをとるのに対し、この螺旋階段は3×3スペースあれば2階まで繋げることができる。作りかたも、見てわかる通り、中心にフェンスパーツを積み上げ、その周囲をハーフブロックで段々にしていくだけだ。

▲階段の下から2階を見上げると、さすがにこのままでは薄暗すぎる。

たいまつなりグロウストーンなり、明かりを設置してもいいのだが、ここは窓を作って採光を試みよう。

▲階段の先の踊り場に窓を作るだけで、一気に印象が変わるのがわかる。
なんということでしょう。不気味な2階への道は、青空を四角く切り取るヘブンズ・ドアーへと早変わり。2階への通過道でしかなかったはずの踊り場が、ふと、足をとめて、外の景色を眺めてみたくなるステキ空間へと変貌を遂げたのです。(声:あの人)
▲ここも前回の鉄則通り、決して窓を大きすぎないように作るのが重要。

踊り場ということで天井までが高いのを利用して、通常より若干縦に長めの窓にしている。現実世界でいうと、開け閉めをしないタイプの窓だろうか。

光は採り入れまくればいいってものでもない。があってこそが際立つ。壁と窓が作り出す光と影のマリアージュこそ、室内を魅力的な空間に育て上げる舞台装置なのだ。

仕上げに、踊り場の真上にあたる天井部分も天窓に改造。これで明るさの確保は完璧となった。

▲螺旋階段の場合も、真上の天井部分に天窓を作るのがオススメだ。
▲明るさが劇的に違うのがわかる。

天上からの仄かな光が照らす階段のステップは、まるで2階へ舞い上がる反重力ポールダンス。早く2階に行ってみたくてしょうがなくなる度では、先の階段と甲乙付けがたい。

明るさの確保

『マイクラ』において、部屋の採光はかなり大事だ。というのも、光源として使えるブロックが少ないことに加え、もっとも手軽で多く使えるものがたいまつだからだ。せっかく近代風の家を作り上げても、照明がたいまつでは、なんとも調和を崩す。ほかの光源ブロックは、クリエイティブモードなら気軽に使えるが、サバイバルモードだと集めるのも一苦労なものばかり。手軽に明るさを確保するには、やはり採光を考えた作りが大事になってくる。

一応、たいまつを照明として有効活用する方法もある。シャンデリアだ。

いちばん下のはたいまつではなくグロウストーンを利用したシャンデリアだが、それ以外はすべてたいまつを使用したシャンデリアっぽいもの。建物の大きさや必要な明るさによって大きさを調整するといいだろう。今回の家では天井の高さや建物の規模から採用していないが、写真のように天井が高い洋館・豪邸といった建物では有効な照明だ。

照明に関してはひとまずこんなところにして、それでは1階から、家具の搬入を始めるとしよう。☞ 第3回 内装とインテリア(後編)

(著者/夢崎)

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