【注目レビュー】新ボウガン登場に心躍る『INTO THE DEAD』とある男の死闘目録

2014-03-30 12:00 投稿

墜落したヘリの生存者が目指す闇の抜け道

『INTO THE DEAD』の配信が始まったのは約2年前。当時、ステージやプレイヤーをサポートするさまざまな機能が未実装だったにも関わらず、多くのプレイヤーに注目された、ようだ。

▲じつにしっくり、そして期待値がギュンと上がるタイトルロゴ。うずく、俺のゾンビ脳がグチュグチュと疼きだす。

本作の存在をいまのいままで知らずにいた、不甲斐ない俺が知ることになったその理由。それが今回のバージョンアップだ。

・新しいランドマーク
・ゲームコンテンツ
・新しいクロスボウ武器

クロスボウ武器、だと!? っていうか、これまでずっと英語でバージョンアップを伝えてきたのに、ここにきて日本語対応。

俺にも読めるぞ! 

約4ヵ月ぶりに行われたバージョンアップが、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン4後期のオンエアに重なっているあたり、こりゃぁ制作側も意識したと言われても仕方ないタイミング。この海外ドラマ+クロスボウというワードで、”ダリル”をまっさきに連想したウォーカーのみなさん。ちょいと、絶望的な世界で死に物狂いな逃走劇に参加してみませんか?

▲墜落したヘリから這い出す主人公。そこは大量のゾンビが群がる最悪の場所だった。

「生きる」
ただそれだけのために前進し続ける彼を操り、行く手に立ちふさがるゾンビの群れを突破していこう!

操作はとっても簡単”横移動&殺る”それだけ

ゾンビに食われないよう左右に移動させながらひたすら走る。それがプレイヤーに与えられた生還への最終兵器。いや、正確にはクリアーのない絶望的な世界だから生還ではないが、こんな世界でも希望を持たなきゃ走ってらんないので、ここは可能な限り前向(前進するだけ)に物事を考えていこう。

操作方法は全部で4種類。デフォルトはいちばん右のタイプだけど、個人的には左から2番目がとても相性がいい。左右に移動させる範囲外をタップすると”FIRE”。つまり攻撃することができるってわけだ。

▲今回自分が選んだ操作の場合、画面両端で左右の移動、中央をタップして攻撃できる。

こんなテンションで楽しんでます!

新しいクロスボウを目指した地獄の始まり

「ひたすら走る」それだけを聞くと薄っぺらいゲームに感じてしまうけど、今作はやりこみ要素が充実している。

1:ミッション項目

走った距離、ゾンビを倒した総数などの達成項目があって、それをコンプリートすると新たなミッションがアンロック。さらに使用できる武器種、ゲームをアシストするサポート要素も充実していく。ちなみに、ゲームが難しくてアンロックできないって人もご安心。走った距離に応じて得られるゲーム内通貨で開放することができるのだ。

▲各ミッションに指定される項目は3種類。
▲ゾンビの群れを駆け抜けながらミッションを達成。
▲ゾンビを狩りまくる特殊ミッションなどもあるぞ。
▲武器はゲーム内通貨でも購入できるけど少々お高い。設定されているミッションを達成してアンロックするほうがお手軽だった。

2:充実したサポート陣営

プレイするごとに、手ぶらで開始される逃走劇。武器はゲーム内に落ちている箱、虚しく立っている墓標に触れることで入手できる。しかしそれだけじゃぁ心細い。そこで役立つのがゲーム開始前に提示されるこの項目だ。

最初から武器を所持した状態で始める”ARMED START”や、段数を増やす”AMMO BOOST”など5つの項目がある。なかでも便利なのがいちばん右の”COMPANION”。なんと護衛のわんこを雇うことができるのだ。しかもこれがとっても優秀。前方に迫るゾンビを一撃で押し倒し、プレイヤーを助けてくれる。

▲雇えるわんこは犬種も充実。
▲ちょっと見にくいけど、プレイヤーより先行して走り、ライン上のゾンビに飛びついてくれるぞ。
▲最初から武器を装備、弾数を増やしたり、スタート位置を変更。いずれもゲーム内通貨”100″で購入できる。

終わりなき絶望的な光景に高ぶる心

ゲーム序盤は視界の開けた高原のような場所を激走。行く手を阻むように伸びる柵を飛び越えると、身の丈を軽々と越す茂みに突入。さらには走ることを否定するかのように木々が立ち並ぶ森など、走れば走るほど迷宮へと身を投じていく最悪な展開。

▲茂みの中にはゾンビが潜んでるから要注意。
▲木に接触すると体勢を崩してしまう。できるだけ開けた場所を走るべし。

ゾンビの数が増えれば、道端に落ちている武器も回収しにくくなる。ヘリが墜落、ゾンビに囲まれた時点でかなり絶望的。それでも走り続ける主人公を操るうちに、いつしか例えようのない快楽になってくるからやめられない。

「これがゾンビ好きの悲しい性か」

俺は武器マニアはないし撃ちたいという衝動も少ない。どちらかといえば、

「絶望感、生きることへの希望」

その欲求が強い。それを適度に与えてくれる今作はとっても心地の良い仮想空間といえる。

し・か・し・だ

本当の絶望はここからだ!

なんてこった。新しいクロスボウって有料だったのかよ! こんな世界になっても、やっぱり世の中は金かっ。

撃ちたい、ダリルのように矢をムダにしない的確なショットをキメてみたい。モヤモヤしたこの気持ち……あ、俺も感染が始まったのか?

俺を食らうゾンビが俺にそう……語りか……け……る。

P.N.深津庵

INTO THE DEAD

メーカー
PIKPOK
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 5.1 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。Android 2.3.3 以上。

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