【MWC2014】メルセデス・ベンツに装備されたスマホ連携システムがかっこいい

2014-02-27 16:19 投稿

すべてがつながった

スペイン・バルセロナで現地時間2014年2月24日から27日にかけて開催中の、世界最大級のモバイル通信関連の発表会“Mobile Wolrd Congress 2014(MWC2014)”。

サムスンやソニーといった人気ブースが建ち並ぶホールの中に、やたらと人だかりを集める場所があった。それが、Qualcomm(クアルコム)ブース内に展示されている1台のクルマ。

 
 
▲デザインもさることながら、カラーのマットブラックがよりイカス! 表面加工も少しざらついた感じになっていて、指紋がつきにくい仕様に。ブース前を通る人が思わず触りたくなってしまうからナイス判断か(笑)。

クアルコムは、アメリカ・カリフォルニア州にある通信技術および半導体の設計・開発を行う企業。CDMA方式の携帯電話用チップでは、ほぼ独占に近いマーケットシェアを保持している。そのほか携帯電話向けのアプリケーションの開発も行っていて、数多くの特許を保有。それらライセンス料による大きな収益源を持つ、アメリカでは知る人ぞ知る一大メーカーだ。

では今回、クアルコムはブースの一角にイカしたメルセデス・ベンツを置き、筆者の心を奪い去って、いったい何をしているのか?

いや、そんなことどうでもいいのだ……。

単純に「このイカしたベンツに乗ってみたい!!!!」

という衝動が抑えきれず、筆者は同行している通訳さんそっちのけで乗車したワケです、ハイ(笑)。

▲この近未来的なデザイン。運転席も見ただけで、ゾクゾクする! 
 
▲車内のケーブルにスマホを接続すれば、コントロールパネルと連携。コントロールパネルはタッチでも操作可能だが、物理コントローラも装備されていた。
 
▲カーナビや音楽、電話などスマホ内にあるアプリと連動して、車内で利用できるシステム。
 
 
 
▲クルマの基本情報も把握されており、コントロールパネルで確認できる。こちらはタイヤの空気圧をチェックしている画面だ。

乗車後、興奮が収まってからスタッフの方に話を聞いてみると、

「今回、スマホとクルマの連携を強化したOS“QNX”とプロセッサー“Snapdragon”の魅力を紹介するため、今回このようなコンセプトカーを設置しました。ですが、別にスマホとクルマに特化したものというより、我々としては“Snapdragon”が幅広く高性能なアプリケーションソフトであることを伝えていきたいと思っています」(クアルコムスタッフ)

はて、“Snapdoragon”?? どこかで聞いたことあるような……。

そう、それはFirefox OSの記事で紹介した、Firefox OS搭載のスマートフォンがどれもクアルコムの“Snapdragon”を使用していたのだ。ここでようやく話がつながりました。

[関連記事]
※iOSとAndroidに第三の勢力……Firefox OSがクル?

ちなみに、今回紹介したQNXは2016年ごろに実装予定とし、とくにメルセデス・ベンツとのパートナーシップを結んでいないとのことだ。もしかしたら、どのメーカーのクルマにも標準装備されるものかもしれない。

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