世界に認められたギャルゲー!? 『メガミエンゲイジ!』がギネス世界記録認定を発表

2014-01-31 15:00 投稿

何だ何だ、一体どういうことだ?

ONE-UPがサービス運営している美少女ゲーム『メガミエンゲイジ!』。GREEでも『メガミエンゲイジ!BREAK』が配信されるなど、PCやモバイルで好評のタイトルだ。その『メガミエンゲイジ!』が、とある項目でギネスに認定されたとの情報をキャッチしたファミ通App編集部。「美少女ゲームがギネス認定ってどういうこと?」と不思議に思いつつ、ONE-UPの島嵜直樹氏(以下、島嵜)に詳細を聞いてみることにした。ゲームのことも気になるんだけど、ギネスの話題がめずらしくて、ついそっちを掘り下げてしまいました。

※『メガミエンゲイジ!』公式サイトはこちら
※『メガミエンゲイジ!BREAK』はこちら

▲ONE-UP セールス・マーケティンググループ マネージャーの島嵜直樹氏。

他を圧倒するキャラクター数で認可を勝ち取った

――ゲームでギネスって珍しいことだと思うのですが、そもそもどんな記録を達成したのでしょうか?

島嵜 今回、我々ONE-UPがギネス・ワールド・レコーズさんに相談をして、ギネスブックに新しいカテゴリーを作ってもらいました。どのようなカテゴリーかと言いますと、ざっくりとした和訳ですが“他社の版権キャラクターを世界一多く使用しているビデオカードバトルゲーム”という、非常にニッチなカテゴリーです(笑)。

――なるほど。そのカテゴリーですと、ほかにもライバルになりそうなゲームはどんなものがあるんでしょうか?

島嵜 毛色は全然違いますけど、有名なタイトルで言うと、“いろんな作品のロボットが登場するシミュレーションゲーム”を想像してもらえるとイメージしやすいと思います。その美少女ゲーム版が『メガミエンゲイジ!』というわけです。

――あー、なるほど! 理解できました(笑)。ちなみにそちらのゲームって、どのくらいの規模なのか把握はされていますか?

島嵜 ざっくりと数えてみたのですが、やはり1作品あたりの登場キャラクター数は少ないので、総数は少ないと思います。

――ということは、『メガミエンゲイジ!』はぶっちぎってる感じなんですね。でも何でまたギネスに申請を?

島嵜 ひとつはやはり会社と『メガミエンゲイジ!』の両方の認知度を上げたいというところで、何かおもしろいPRネタを作りたかったから。たとえば「アップデートしました」、「キャラを追加しました」ということでは、もうニュースとしては弱いじゃないですか。それに加えて業界のカンフル剤みたいなものにもなればいいなという考えもありました。ですから、社内で話していて、「(ギネス)獲れそうじゃない? 獲ったらおもしろくない?」というところから始まっているんですよ。

――広報的なところからのアプローチだったのですね。

島嵜 ギネス認定を得ることで、一般の認知を上げていきたいというところも大きな目標としてあります。これは『メガミエンゲイジ!』に限った話ではなくて、もっと大きな意味で美少女ゲームそのものを盛り上げていきたいと思いまして。いまはまだ、あくまで一部の層が遊んでいるというイメージですけど、実際に裾野は大きく広がってきています。日本の代表的な文化になりつつあるんです。ですから、もっともっと業界を盛り上げていくひとつの材料になればいいなと思っています。

――あまりにもめずらしくてふつうにお聞きしたいのですが、申請はいつごろしたのでしょうか? 認可されるまでにどのくらいの時間がかかるものでしょうか?

島嵜 最初にギネス・ワールド・レコーズさんとお話をさせていただいたのは、2013年の6月ですね。ですから認定されるまでに半年以上かかっています。

――そもそもどうやってアポをとるんですか?(笑)

島嵜 ギネス・ワールド・レコーズさんのWebサイトがありまして、そこにアクセスして登録するというフローがあるんですよ。そのあと、何度か打ち合わせを行って、我々の場合は新しいカテゴリーを作りましょうというお話になりました。

――ちなみに……お金ってどれくらいかかるんですか?

島嵜 ギネス・ワールド・レコーズさんのサイトにも載っていますが、まず申請に約30万円。そのあと申請の認可がおりる承認で約70万円ですので、これだけで約100万円はかかりました。ただ、ギネスに認可されるために、さまざまな事項の証明を自分たちでしなければならなくて、そのための費用は別途持ち出しになります。その他、もろもろ含めると結構な金額になってしまいますね。

――おぉ、やっぱりそう簡単にはいかないんですね。

島嵜 はい。ただ、ギネス認定されたことで、こうして取材の機会をいただいたり、ニュースとして取り上げられますので。今後の版権元さんとの交渉にも役立ちますし、『メガミエンゲイジ!』のプロモーション費のひとつとして考えることもできますよね。

――あ、たしかに! ところで今回の記録は何キャラクターで登録されたんですか?

島嵜 正式に認定されたのは、577キャラクターとなっています。この認定証にも書いてあります。

▲こちらが、本物のギネス認定書。なかなかお目にかかれない代物だ!

――ええと、モスト クロスオーバー キャラクターズ……イン ア カードバトルビデオゲームって書いてある! これくらいの英語ならわかります(笑)。『メガミエンゲイジ!』っていうタイトル名もちゃんと入っていますね。でも、今後これを上回るタイトルが出てきたら、当然そちらがこのカテゴリーでは上に行くことになるんですよね?

島嵜 そうですね、別のタイトルが認可されれば塗り替えられてしまいますが……まぁ出てこないと思いますよ。まず獲ろうと思わないんじゃないでしょうか(笑)。

――577キャラクターっていう現在の記録もすでに大記録ですしね。

島嵜 ちなみに認定されたのは577キャラクターなんですけど、ゲーム内に登場するキャラクターは650キャラクター以上です。隠しキャラクターなど、公式サイトで公開していないキャラクターについては、確実な証明ができないという理由で数字からは除かれています。

――つまり実際にキャラクターはもっといるし、今後も増えていくわけですね。

島嵜 毎週ペースで増えてます。いまは18社さんにご協力いただいております。各社さんからどんどん新作が出ていますので、必然的にキャラクターは増えていきます。

――たしかにそうですね。そもそも『メガミエンゲイジ!』は、いつからサービスされているゲームなのでしょうか?

島嵜 2012年8月からです。スタート時は100キャラクター弱からのスタートでした。当時はご協力いただける会社さんも、まだ7社でしたから。

――なるほど。少し話は変わりますが、これまでファミ通Appで『メガミエンゲイジ!』のニュースが少なかったのは、ブラウザゲームだからということもあるのですが、今後アプリ化される予定はないのでしょうか?

島嵜 じつはあります! 『メガミエンゲイジ!』の移植ではないのですが、『メガミエンゲイジ! クエスト』という新作をネイティブアプリで配信する予定です。時期はまだ未定ですが、今年度中(2014年3月)には出したいと思います。

――おお、新作なんですね。どんなゲームなんでしょうか。

島嵜 当然『メガミエンゲイジ』のシリーズ作ですので、その根幹である4人の女神の世界を巻き込んだ戦いという部分は同じです。プレイヤーはさまざまな美少女キャラクターを率いて、それぞれの女神のもとに集い、冥王を倒そうというのが『メガミエンゲイジ! クエスト』の主なストリーラインになります。ブラウザゲームだった『メガミエンゲイジ!』よりも画面演出などは相当力を入れていますし、キャラクターの見せかたにもすごくこだわっていますので、これから順次情報をお伝えしていきたいですね。

▲大地の女神【クロエ】。
▲太陽の女神【エリス】。
▲月の女神【さよ】。
▲星の女神【ティア】。
▲こちらが新作ネイティブアプリ『メガミエンゲイジ!クエスト』のゲーム写真。※画面は開発中のものです。

――よりゲームっぽくなるのはありがたいですね。こちらでも当然たくさんの美少女キャラクターが登場するんですよね。情報、お待ちしております。最後になりますが、ギネス認定、本当におめでとうございました!

※『メガミエンゲイジ!クエスト』ティザーサイトはこちら

メガミエンゲイジ!クエスト

ジャンル
RPG
メーカー
ONE-UP

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