『バーコードフットボーラー』 祝1蹴年! 阿部Pが明かす『BFB』のこの1年

2013-12-14 00:00 投稿

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サイバードから配信中のスマートフォン向けアプリ『バーコードフットボーラー』。2012年12月12日の配信から1年が経過したいまもなお、App Storeでは安定した順位をキープし続けている。数少ない“成功したアプリ”のひとつと言っていい本作のプロデューサー阿部淳氏(熱烈なレッズサポ)に三度インタビューを敢行。ここまでの道のりと、今後の展望について語ってもらった。

▲サイバードの『バーコードフットボーラー』プロデューサー、阿部淳氏。

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まずは振り返ってみましょう

――配信からここまでを振り返って欲しいのですが、社内ではどういう反応でした?

阿部淳氏(以下、阿部) 企画から含めると2年くらいかかりまして、反応的にはかなり賛否両論あったゲームでした。会社的にもかなりチャレンジングなゲームだったので、いける、いけないみたいなものに関しては、曖昧なところが少なくて、両極端な反応がありました。いま思えばおもしろかったのは、いけるといった人たちの応援の空気があって、最初のお客さんというか、開発段階のテストプレイなどを通して、非常に力になりましたね。熱狂的なファンが社内にいるというのは嬉しいことですよ。

――賛否両論ということで、賛のほうは開発陣の意図したところに共感されたんだと思いますが、否のほうはどういう意見があったんでしょうか?

阿部 阿部 そもそも3Dのサッカーゲームが市場にないという状況ですね。流行らないからないんじゃないかという判断も当然ありますよね。

――そこから配信にこぎつけたわけですけど、開発陣のなかでイケると感じたのはどれくらいのことですか?

阿部 配信は12月だったんですが、夏くらいには試合シーンが完成してましたが、やはりそこのタイミングだと思います。

――配信後のユーザーの反応はいかがでした?

阿部 こちら側はマニアックなゲームを作ったので受け入れられるのに時間がかかると思っていたんですが、監督さん(BFBプレイヤー)たちの反応は予想以上に早く好印象で広まってくれましたね。

――もともと押し出していた3Dのサッカーゲームという部分はどうでした?

阿部 サッカー好きな人が作ってるよね」という意見はいただいていて、嬉しかったですね。その部分が伝わるかどうかっていうのはわからないじゃないですか。だから驚きましたし、すごいなと思いました。

――やる方も現実のサッカーが好きってことですよね。

阿部 そうですね。いいか悪いかは置いておいて、僕がサッカー好きというのは事実なんで、この伝播の速さにはびっくりしました。

――運営型のゲームということで苦労されたことも多かったんじゃないですか? 最大のピンチの瞬間っていつでした?

阿部 iOS版の初期から遊んでいただいている監督さんはご存知だと思いますが、最初の代表戦ですね。あのときは試合数無制限でやっていたこともありまして、開催時間中の最初と最後の負荷がすごくて、この負荷は当時日本でもトップクラスのものだったと思います。もちろんある程度の想定はしていて、人気ゲームの5倍くらいの負荷に耐えられるサーバー構成にしていたのですが、それでギリギリといった感じでした。

『BFB』2012-2013トピックス

――ちょっと話を変えてこの1年のトピックス的なところをお聞きしたいのですが、BFBってコラボ企画にすごく積極的ですよね。『のぼうの城』なんて配信前からでしたよね。もともと決まっていたんですか?

阿部 そうですね。バーコードを使うってことでコラボがしやすいようには作っていました。変わったものがやれるのは架空選手でやらせてもらっているところのメリットかなと思っていて、おもしろければなんでもやるという姿勢でやらせていただいています。とくに『ジャイアントキリング』さんや『シュート』さんなんかはサービス開始のずっと前からお話させていただいていました。

――実際は違いますけど、イメージ的にはつねに何かしらのコラボをやっているって感じでしたよ。

阿部 メインのコラボは日本代表の吉田選手、清武選手、イタリアのブッフォン選手と続けさせていただいてまして、架空選手のゲームなので変わったものがやりやすいという反面、サッカー好きなら実在選手を使いたいという気持ちもやはりありますので、そこはぜひやっていきたかったんですよ。

――なるほど。でも個人的にはマンガ系のコラボが熱かったです。どのキャラクターも漫画のなかではすごい能力を持っていたので。

阿部 あの2作品は僕と同世代が好きであろうものということで、絶対にやりたいと思っていました。なにより私自身がファンだったわけですけど(笑)。吉田選手たちと同じような位置づけでやっていこうということは計画していました。あとはなるべくおもしろい部分として、バーコードカップは褒賞になる選手をおもしろいものにというのを裏のテーマとして持っています。そういうわけで一平くん、セルジオさん、パッカくんとどれも曲者をあえて揃えました。サッカーファン以外も楽しめるようにというのが狙いのひとつですね。ただ、これの路線も最初の『のぼうの城』が受け入れられたからできたことですね。これでゲームの方向性も少し決まりました。王道じゃなくてアンダーグラウンドで突っ走ろうと(笑)

――といいつつ、マジメ系も充実してますからね。

阿部 そうですね。ここもやはり抑えておかないといけないですから。まだ全貌は明かせないんですが、12月の後半に大型のタイアップが控えています。

――初期は福田さん(元サッカー選手福田正博氏)のコラボなんかもありましたよね。

阿部 あれはもう私自身のコダワリ(※阿部氏は熱烈な浦和レッズサポーター)で、実在選手のコラボ第1号は福田さんということでやらせていただきました。

――サッカー情報専門新聞紙のエルゴラッソも絡めてのものでしたからサッカーファン的にも「お!」と目を引くものでしたね。

阿部 さいたまスタジアムで号外として配ったものなんですけど、内容的には福田さんにその年のJリーグの展望を占ってもらうというものになって、「これ本当はJリーグが作るものなんじゃないか?」と思いつつも、記事の内容は完璧でしたね(笑)

――『BFB』はオマケっぽい扱いでしたもんね(笑)。いろいろあったコラボのなかでいちばん反響が大きかったのはなんですか?

阿部 やはりブッフォン選手のものですね。7月後半に香港版も出しまして、そちらではまだ許諾の関係で出せていないんですが、問い合わせがすごいんですよ。

あとは忘れられないのは吉田選手で、こういうことをやるんだっていう我々の意思表示が見せられたかなと。あとおもしろかったのはDoleのラカタンくんというキャラクターです。相当攻めたものだったと思うんですが、監督さんたちには受け入れてもらえました。上位の人ほどチームに入れていたりしたのは予想外でしたね。マスコット替わりに使ってるのかなと。個人のブログでラカタンくんの物語を書いてくれた人もいました。だからBFBのなかではラカタンくんの知名度は非常に高いので、Doleさんにも貢献できたのかなと。

――実在選手のブッキングの選考基準とかって何かありますか?

阿部 皆さんが知っているということが第一で、あとは欲しいと思ってくれるようなスキルをつけるということをいつも意識しています。交渉事がすべてうまくいくとは限らないんですが、おかげさまで超有名どころと言われる選手とやらせていただいているというのはありがたいことです。

――話を少し戻しますが、代表戦はスタート時からバリエーションがすごく増えましたよね。

阿部 お客様の声が大きな理由になっています。最初に関して言うと試合数無制限で、とにかく勝ち数を増やすために4~5時間体力勝負になってしまったので、我々の方でもつらいと感じました。そこで100試合という制限を設けました。バーコードカップなんかもバーコード選手だけの大会をしてほしいという声に応えたものです。★4以下選手のみの大会なんかも同様です。あとは上位陣と新規プレイヤーとの差というのは広がる一方ですから、ゲームのおもしろ味のひとつである勝つことを味わうために作った、レベルで制限するアンダー20や40の大会、いろんな選手を使う楽しみを感じてもらうための★制限大会なども要望から反映したものです。

――結構いろいろな要望を叶えてきていますが、まだ実現できていないものもあるんですか?

阿部 国籍ごとの大会をやってほしいというのはいただいていますね。あとはいままでと違う日時での大会ですね。ナイトカップという夜の時間帯に最大試合数を30試合に設定したライトな大会なども開催しました。今後もある程度お客さんの要望に沿った形でやっていければと思っています。

――そういえばAndroid版はかなり遅れての配信となりましたね。

阿部 もっと早く出したかったのですが、7月末になっちゃいましたね。ただ、全体で120万DLを達成したうちでかなりの数を占めるようにはなってきています。ですが、このゲームは3Dを用いたリッチな創りになっているので、Android版では、OS4.0以上を対応機種とさせていただいている現状でして、遊べていないお客さんに大変申し訳ないです。

ちょっとブレイク!『BFB』にまつわる数字アレコレ

ここで『BFB』にまつわるさまざまな数字についても聞いてみたのでその結果をご紹介。

・現在の選手総数……1129人

・過去に配ったゴールドガチャチケット総数……ゴールドガチャ688万回分のチケット

・過去に生み出されたバーコード選手の数……130万種類の選手

・ひとりの人が名づけた最高数……1948体

・代表戦の開催回数……第27回(2013年12月6日時点)
※バーコードカップやアンダー大会などは含まず

・代表戦総試合数……2880万試合

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――いま開発陣がオススメする選手はだれでしょう?

阿部 誰にでもオススメできるのは『ジャイアントキリング』のコミックス29巻のバーコードから生成できるジーノ選手ですね。能力的にもかなり強いです。じつは30巻でもタイアップが決まっていまして、違う選手がでるので楽しみにしていてください。

――ジーノ選手のスキルは何がついているんですか?

阿部 エレガントパスというオリジナルのスキルがついています。通常のスキルよりも強いですから、本当にオススメですね。とくに初期のチームには欠かせないと思いますし、上級者のチームにもアクセントとして入れるのにいい選手ですよ。

――では、課金しても構わん!という人向けのオススメ選手は誰でしょう?

阿部 新しいスキルを持った選手が配信されることになっていまして、“クリドナ”と言えばサッカーファンなら元ネタがわかると思います(笑)。

――おお! ついに出ますか!

阿部 はい。クリドナはカットインドリブルという新スキルを持っていまして、非常に有効なことはもちろんですが、演出シーンがカッコいいです(笑)。

――そこは重要ですよね。

阿部 その新しい試合シーンが出やすいので、ぜひ使ってほしいんです。

――クリドナを獲得するしかないですね(笑)。

阿部 クリドナ以外にも新スキルを持った選手は出ますよ。シュート系のスキルだとダイレクトシュートという新スキルがあります。これは、いままでクロスに合わせるシュートはヘディングだけでしたけど、ダイレクトシュートは足元で合わせるスキルです。こちらも新しい試合シーンが追加されるので非常にオススメです。

攻守を盛り上げる新スキル5つ追加!

――スキルがすごく重要なゲームだと思うんですが、調整はかなりされてきたんですか? 初期の頃は無回転キックが強力でしたよね?

阿部 いまも強力なんですが、今回は無回転のミドルシュートを防ぐスキルとしてGKのパンチングというスキルを入れます。無回転キックの選手でレベルをマックスとかにされているようだと、ミドルシュートは結構な確率で発動するんですよね。しかも発動するとほぼ止められないんですが、パンチングが発動すれば今後は防ぐことができます。

今回は5つの新スキルを入れるのですが、ほかにはレジスタというゲームの組み立てに大きく影響を及ぼすスキルと、カバーリングというDFにつくスキルがあります。カバーリングは、いまのゲームの得点パターンのひとつであるスルーパスを防ぐスキルになります。これでDFのタイプの分け方も広がってくるのかなと。現状スーパークリア一辺倒になっているので、今後はカバーリング持ちも選択肢のひとつになるのかなと思います。

それと、いままでポジションは大きなくくりの4つしかなかったんですが、ポジション内でさらに細分化して、戦術力の上がり方を変えていきます。たとえばDFの場合センターバックならセンターバックに必要な能力で戦術力が影響して、サイドバックならサイドバックに必要な能力を見られるという具合ですね。

感謝の気持ちを伝えたい1蹴(しゅう)年記念イベント

――新イベントが追加されるようなんですが、いったいどういうものなのでしょうか?

阿部 今回レジェントミッションというイベントを新たに提供します。タイミングとしてはつぎのアップデートになりますが、これまでにない画期的なものになります。12月の後半にプレイベントという形で実施していくとことになりそうです。

~レジェンドミッションの流れ~

・特定の選手から挑戦を受ける
・試合ごとにお題が設定される(4-4-2で勝てなど)
・ミッションの達成度に応じて、褒賞が入手できる

この褒賞は挑戦をしてきた選手のスキルを奪えるというものになります。奪ったスキルはスキルボールというものになりまして、どの選手でもつけることができるんです。スキルの最大数は3つまでなので、3つ持っている選手は入れ替えになりますし、ひとつやふたつしか持っていない選手は空いたところに入れるようになりますね。

――★の少ない選手に高レベルのスキルを付けることも可能なわけですね。

阿部 はい。レジェンド選手の高レベルなスキルを自分の好きな選手につけるといったことも可能なわけです。たとえば★6なのにスキルがドリブルテクしかない残念な選手の代表としてネタ的に有名なアルタガ選手も、強いアルタガとして生まれ変わることができるんです(笑)。しかもそういう選手って、スキルがないぶんステータスが高かったりするので、スキルがセットできるとよりいい選手になる可能性があるんですよね。

――この1蹴(しゅう)年記念のイベントは細かいものも含めて22個もあると聞きました。めちゃくちゃすごいことになってますね。

阿部 今回、最初にお話ししましたけど、1ヵ月続くかわからない状態でスタートした『BFB』がおかげさまで1蹴(しゅう)年を迎えることができるというのは、プレイしてくれた監督さんのおかげというのが正直な気持ちです。そこで1蹴(しゅう)年のイベントをやるにあたってのキーワードは、もう“感謝”しかないなと。その“感謝”のひとつの形として、1蹴(しゅう)年記念ガチャというものを今回用意します。これは“★7選手が必ず出る”というものなんです。1回だけですけど、絶対に★7選手を入手できます。もし持ってる選手と被ってしまったらスミマセン(笑)。一応条件として、タイアップコラボの選手や、新規で追加される選手、レジェンド選手は入っていないんですけど、それ以前のすべての選手は入っています。

――これ、いまから始める人にとっても相当おいしいですよね。

阿部 そうですね。多くの人にやってもらいたいというのもやっぱりありますので、あとはこういうイベントがあるよと誘ってほしいなということで、3人誘っていただいたらもれなく本間選手をプレゼントします。友達招待もリセットします。今回は一度誘った人も大丈夫なようにするので、途中でやめちゃった人なんかを招待していただければなと思っています。20人がんばって招待していただけると、ブラジルの若手ナンバーワンFWのあの選手をプレゼントします。もちろん★7です。

――おお、旬な選手が来ましたね!

阿部 どうしてこういうことをするかというと、少し今後の展開も睨んでます。今後は監督さん(ユーザー)同士が対戦するという機能だけでなく、コミュニケーションもできるようにしたいと考えています。まだ実装時期は未定ですが、チャット機能も入れていきたいですし、友だち同士のローカルな大会ができるような対戦機能を入れていきたいと思っています。監督さん同士で対戦を楽しむオフ会とかをやっていたりするんですよ。だからそういうことをもっとやりやすくしてあげたいんですよね。

――オフ会まで開かれているんですね。熱烈だなあ。

阿部 やっぱりコミュニケーションの力ってすごいので、そこに繋げられるように招待機能を活用してもらいたいなと思っています。

それと、ひとつビッグニュースを教えちゃいます。12月19日に1蹴(しゅう)年記念のアップデートを予定してまして、そのタイミングで実在選手のタイアップを発表します。

――え! 今度は誰ですか!?

阿部 まだ詳細は明かせませんが、ギリギリ言えるところだと“サッカーの母国”、“弾丸ミドル”のふたつのキーワードから予想してみてください!

――では最後にこれから2年目を迎える『BFB』ですが、そこに向けた抱負をひとつお願いします。

阿部 何度も言っていますが、どこまで続くかわからなかった『BFB』が1年続いて、想像していた以上に大きなものになるとは本当に予想していませんでした。これはひとえに支えてくれた監督さんたちのおかげです。その感謝を伝える手段としては、このゲームをよりおもしろくすることに尽きます。それはまだまだ途上だと思っていますので、今後ももっと楽しめるゲームにしていきたいと思っています。コミュニケーションを含めた新しい形をお見せしていきたいですね。このゲームのひとつの狙いとしては、サッカーが好きな人をサッカー漬けにさせたいということがあります。2014年はサッカー界的にも大きなイベントがあります。そこに向けてもっとそうなれるようなゲームにしていきたいですね。『BFB』は監督さんのご意見でいろいろ変わってきたゲームですので、もっともっとご意見をいただいて、もっともっとおもしろいゲームにしていきたいと思います。今後もよろしくお願いします。

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バーコードフットボーラー

メーカー
サイバード
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、Android

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