スマホ版『ドラクエII』が12月20日まで半額セール!

2013-12-05 20:12 投稿
![]() |
『ドラクエ』こと『ドラゴンクエスト』。いまさら説明するのもおこがましいほど有名過ぎるこのゲームが、世に現れたのは1986年のこと。当時の私は1作目である『ドラゴンクエスト(以下、DQ1)』を遊べるハード、ファミリーコンピュータを持っておらず、友人がプレイしている様子を指をくわえて眺めていたものです。
けっきょく、自分でプレイできたのは3作目である『ドラゴンクエストIII(以下、DQ3)』が発売される直前。2作目『ドラゴンクエストII(以下、DQ2)』と合わせて3作品を、1週間足らずで終わらせてしまった覚えがあります。当時の私をそこまで夢中にさせる何かが、この作品には含まれていたのでしょう。
[関連記事]
さすが伝説 スマホ版『ドラゴンクエストⅠ』が5日で300万ダウンロード
配信初日で100万DL突破! 『ドラゴンクエスト』無料DL期間を12月10日まで延長
【新作情報】『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』配信開始! 『ドラゴンクエスト』1作目も100万人限定で無料配信中!
『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』で関連情報をゲット! 1作目の先着無料配信も決定!
数々の名曲がスマホで聴ける 『ドラゴンクエスト』楽曲が11月28日よりiTunes Storeで配信
そうした印象を覚えたのは私だけではなく、その証拠に『DQ3』の発売日には、日本各地のゲームショップに大行列が生まれ、社会現象へ発展するまでになりました。ゲームファンでなくとも知っているほど、一般社会に浸透したゲームタイトルとして、『ドラクエ』シリーズはいまだ不動の地位を築いています。
『ドラクエ』シリーズは新たなゲームハードが生まれるたび、新作や移植作という形で現在まで世に出続けています。去る11月28日にスクウェア・エニックスより配信されたアプリ『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』は、満を持して登場した同シリーズのスマートフォン対応情報アプリです。
同時に提供が開始された『DQ1』は、通常500円のところApp StoreとGoogle playの累計100万人に先着で無料配信される、とのことでしたが、わずか1日でその数を達成してしまいました。これぞまさに大行列の再来、とニュースを見て思いましたが、同時にいまでも『ドラクエ』シリーズに寄せる、ファンの想いの強さに感じ入ったものです。四半世紀を越えて愛され続ける作品など、滅多にあるものではありません。
しかしアプリのおもしろさは、現時点での出来栄えがすべて。ここからは現在配信中の『DQ1』をプレイして、私が得た印象をお伝えしましょう。楽しかった過去のイメージ、思い出補正が多少影響した内容になってしまうかもしれませんが、古参ゲーマーならでは悪癖、とご笑読いただけれは幸いです。
![]() |
![]() |
『DQ1』をダウンロードし、なつかしの“ぼうけんのしょ”を作ってゲームを始めると、真っ先に飛び込んでくるのが精緻なドット絵! もうこれだけで、私などは半分満足してしまいました。スマホの性能や他のゲームアプリのグラフィックを考えれば、いくらでもなめらかな画像にできるはずなのに、あえてそうしない。これは『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』が、シリーズ作品の雰囲気を忠実にスマホ上に再現しようとしている、開発サイドの姿勢の現われだと感じました。ファンはもちろんのこと、ドラクエ初心者にも当時の魅力を伝えてくれるありがたい配慮です。
![]() |
ところで『DQ1』をざっくり定義づけると、コンピュータRPGの正道をいく存在、といえます。敵と戦って得た経験値でレベルを上げ、稼いだお金で装備を整えて、より強力な敵に対抗する力を身につけるという流れは、いまの多くのRPGと変わりありません。ストーリーの目的も、捕らわれの姫を助け出して邪悪な竜王を倒す、という非常にわかりやすいものです。
ただし『DQ1』でプレイヤーが操作できるのは、主人公である勇者ただひとり。敵もつねに1体だけなので、いつもタイマン勝負というなかなかに潔いバトルがくり広げられます。複数のキャラクターでパーティーを組んで戦うRPGと違い、攻撃も回復も全部主人公ひとりで行わなければならないので、むしろアクションゲームに近いノリ。今回が『DQ1』初体験という方は、それを頭に入れてプレイするといいかもしれませんね。
![]() |
懐かしい雰囲気は見た目だけではなく、細かいギミックにもちゃんと再現されています。ラダトームの城にいる通称“光あれ”じいさん、話しかけるとついてくる女性、武器屋ではなく道具屋で売っている“りゅうのうろこ”など、経験者ならば思わず「そんなことあったなぁ……」としみじみ感じ入るものばかり。プレイするほどに頭の引き出しがこじ開けられていくような、不思議な感覚を味わわせてくれます。
一方で、BGMはメロディーラインそのままに、豊かな音質の豪華版へと様変わり。こちらは好みが分かれるところだとは思いますが、個人的には非常に素晴らしく感じました。ドット絵の精密さに、パワーアップした音楽がピッタリとマッチ。ぜひヘッドホン等を使って、しっかり音楽を聴きながら楽しんでいただきたいです。
![]() |
![]() |
出来栄えに感じ入る一方で、ファミコン時代からプレイしている経験者として“これはちょっと……”と思う部分が『DQ1』にいくつか見受けられました。まず操作についてですが、アプリではキャラクターの動きが、入力1回に対して半キャラクターぶん進みます。このため細かい動きができる一方で、とくに街中ではキャラクターに頻繁に引っかかり、ストレスを生み出しているようです。ドット絵のカッチリとした当たり判定が生んだこの現象、今後配信されるシリーズではぜひ改善していただきたいです。
![]() |
また、これは難点というよりは心配ごとですが、プレイ画面を縦画面固定にしたが故の結果、についてです。『DQ1』は主人公とモンスターが1対1で戦うため、バトル画面に表示される情報はわずかな量で収まります。しかし以降は『DQ2』で3人、『DQ3』で4人と仲間の数も増え、敵もそれに合わせて増加します。
縦画面でこれを表示すると、文字やキャラクターが小さくなり、プレイヤーの疲労やバトルの迫力減を招くのではないでしょうか。横画面プレイも可能になれば、状況に応じて自由に選ぶことができ、より遊びやすくなるのでは、と思われます。
![]() |
駆け足でアプリ化された『DQ1』について紹介しました。全体的に素晴らしい出来ですが、修正が必要そうな部分が少し残されている印象を受けました。とはいえ多くの『ドラクエ』ファンが待ち臨んだ今回のアプリ化、ユーザーの評判を反映して今後どんどんプレイしやすくなっていくと思われます。すでにシリーズ初のフル3D作品『ドラゴンクエストVIII』が、12月12日配信を予定していますし、今後とも期待したいところですね。
なお、わずか1日で100万ダウンロードを達成した『DQ1』ですが、その後無料配信期間が12月10日まで延長されました。いまならばこの作品を手軽に試せるチャンスなので、『ドラゴンクエストVIII』配信前にぜひ遊んでみることをオススメします。
(ライター・ぽんせ松本)
[関連記事]
さすが伝説 スマホ版『ドラゴンクエストⅠ』が5日で300万ダウンロード
配信初日で100万DL突破! 『ドラゴンクエスト』無料DL期間を12月10日まで延長
【新作情報】『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』配信開始! 『ドラゴンクエスト』1作目も100万人限定で無料配信中!
『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』で関連情報をゲット! 1作目の先着無料配信も決定!
数々の名曲がスマホで聴ける 『ドラゴンクエスト』楽曲が11月28日よりiTunes Storeで配信
この記事に関連した記事一覧
過去12時間のPV数が高いニュース記事
過去24時間のPV数が高い攻略記事
ツイート数が多い記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
【#コンパス】9月“A.D.D.F.強襲部隊≡9・C≡”シーズン中間発表!全ヒーロー使用率&勝率ランキング
『三國志 真戦』リニューアルを記念した楽曲“新戦”を公開。“戦国ロックの貴公子”大西洋平氏が作詞・作曲・歌唱を担当
『三國志 真戦』同盟兵器“工兵車”が新しく登場するアップデートを実施。リニューアル版をより深く理解できる先行体験動画も公開
【#コンパス】上方修正を受けたステリアが総合首位を獲得!全ヒーロー使用率&勝率ランキング
『グラポケ』リリース100日記念イベントが開幕。バニーガールとカジノディーラーがコンセプトの新衣装&新レジェンドキャラ“カイルム”、“サルキナ”が実装【グランサガポケット】