ブシロードの新作特撮番組『ファイヤーレオン』制作発表会で、噂の新作ゲームがそのベールを脱ぐ

2013-03-18 21:46 投稿

●プロレス×ヒーローの新たなカタチ

ブシロードは、2013年3月18日に同社原作の新作特撮番組『ファイヤーレオン』の制作発表会を開催。発表会では、ブシロードの木谷社長をはじめ、『ファイヤーレオン』に出演するキャスト陣が総出演した。さらに、発表会の最後には、かねてから発表されていた、ご当地ヒーローを題材にしたスマートフォンゲーム『全国ヒーロースラッシュバトル』の概要についても一部発表された。新番組『ファイヤーレオン』は4月6日(土)より、毎週土曜日午後10時~10時30にTOKYO MX、サンテレビにて放送予定。

 ▲発表会にはプロレス技で敵と戦う新ヒーロー、”ファイヤーレオン”も駆けつけてくれた。

 

■『ファイヤーレオン』ストーリー
主人公の剛藤タケルは20歳の大学生。幼いころからプロレスラーに憧れ、いずれは誰にも負けない最強のレスラーになりたいと、日々トレーニングに励んでい る。タケルには、幼いころからの純粋な憧れだけではなく、もうひとつ、強くならねばならない理由があった。彼がまだ小学校6年生のときに遭遇した、ある謎 の事件。この事件によって両親が失踪。警察は不慮の事故として、この事件をまるで闇に葬るかのように処理した。タケルは事故を起こし炎上する車の中で、薄 れゆく意識と戦いながら、両親を連れ去る邪悪な存在を確かに見たのだ。「あれはいったいなんだったのか?」。両親を失い、孤独な影を背負ってしまったタケ ルではあったが、もともと温和で、人懐っこくやさしい性格の彼の周りには、応援してくれる人々も大勢集まっていた。

そんなある日、悪のプロレス組織” ジャード”が運営する秘密の地下プロレスから、プロレスラーと猛獣のDNA操作で生み出されたバイオレスラーが突如脱走し、タケルと草柳ひいなの目の前に 現れる。タケルは自身の危険も省みず、バイオレスラーと対峙するが……。

 

まずはじめに、ブシロードの木谷高明代表取締役社長と、『ファイヤーレオン』の総合演出を担当し、秋田のご当地ヒーロー、”超神ネイガー”の生みの親でもある、有限会社エフツーゾーンの海老名保氏が登壇。本作の概要を語ってくれた。

▲ブシロード木谷社長(写真左)と『ファイヤーレオン』の総合演出を務めた海老名氏(写真右)

 

まず、海老名氏が『ファイヤーレオン』について、「プロレスという体を張って戦うファイティングスピリッツが込められた、肉体派の新ヒーロー」と説明。その新しい形をヒーロー番組の制作を行うのがブシロードになる。トレーディングカードやアニメとのタイアップで業界を牽引するブシロードが、アニメとはかけ離れた実写の特撮番組を制作することについて、木谷社長は「新しいことに挑戦してみたかったということもありますが、それ以上に、今ではアニメなどのタイアップが増えすぎてしまっている印象がありました。そこで、あえて昔懐かしい実写ヒーローに挑戦してみたくなったんです」と発言。現在のアニメ市場を取り巻く環境と離れ、実写ヒーローにあえて挑戦し、「全国のご当地ヒーローのポータルみたいな存在になることを目指している」と語った。

 

 
 ▲発表会では、『ファイヤーレオン』のお面を付けて登場した木谷氏。

 

 
 ▲「ネイガーのような、今までにない新しいヒーローキャラクターのジャンルを作りたい」と海老名氏

 

続いて、『ファイヤーレオン』に出演する、剛藤タケル役の椎名鯛造、草柳ひいな役の紗綾、草柳ユウ役の三森すずこ、もとみ役の徳井青空、ラ・ドール役の浦えりかが登壇し、本作にかける意気込みを語ってくれた。さらに、スペシャルゲストとして、第2話にゲスト出演している新日本プロレス所属の後藤洋央紀選手と本作の主題歌を担当する森嶋秀太も登壇した。

 
 ▲「タケルは最強のレスラーを目指している少年ですが、まだまだ弱くて力もありません。色んな人の力を借りて、徐々に強くなっていくタケルの姿を見てもらいたい」と語る椎名。

 

 
 ▲「2クールあるので、最終話まで全力でひいなを演じていきたい」と本作への意気込みを語った紗綾。

 

 
 ▲「いつもは腐男塾という男装アイドルユニットで活動をしているので男らしくしているのですが、今回は女性らしさを出しながら、楽しく悪役を演じていきたい」と意気込みを語るのは、実際の衣装に身を包んで登場した浦えりか。

 

 
 ▲カフェを経営するひいなの姉の草柳ゆう役を演じる三森すずこは、「役の中でも外でも紗綾ちゃんにお姉さんと慕ってもらえるようにがんばっていきたい」と述べた。

 

 ▲役どころに合わせて竹刀を持って登場した徳井青空は、「劇中でも竹刀を振り回したりして元気いっぱいなので、活発に動いてきたい」と意気込みを語った。

 

 ▲本作が俳優デビューとなる後藤は、「試合よりも緊張した」と撮影時の心境を暴露。さらに、第3話には後藤と同じく新日本プロレスに所属する内藤哲也選手が出演する旨も発表された。

 

 
 ▲ふだんは声優として活動している森嶋秀太は、『ファイヤーレオン』のオープニングを担当。森嶋にとって、これがデビュー曲となる。森嶋は楽曲について「正義を貫き悪を倒す、ファイヤーレオンの雄姿が伝わってくるような楽曲になっています」と述べた。

 

キャストによる挨拶の後は、かねてから発表はされていた、ご当地ヒーローを題材にしたブシモの新作スマートフォンゲームの正式タイトルとゲームの概要が、ゲームのプロデューサーであるブシロードの高橋暁広氏と、開発を担当した面白法人カヤックの松尾憲氏によって発表された。ゲームの正式名称は、『全国ヒーロースラッシュバトル(以下、スラバト)』。この『スラバト』は、『ファイヤーレオン』と同じ世界を舞台にしたスマートフォン専用ゲームとなっており、ユーザーは、秘密兵器”スラッシュソード”を用いて、各地のご当地ヒーローとともに全国の悪の組織と戦っていく。ちなみに、現時点で30を超えるご当地ヒーローが登場することが決定しており、今後も増えていく予定だ。

 

 ▲「ご当地ヒーローを題材にするにあたって、郷土愛や地元愛というところを大切にしてゲームを作ってきました。今後は、名産品なども増やしていき、地元トークのきっかけになってほしい」と語る高橋氏。

 

 ▲ゲームシステムを解説する松尾氏。

ゲーム内ではヒーローカードを用いてヒーローを召喚し、スワイプアクションによってパワーをためていくといった、アクション性の高い内容になっているとのこと。なお、ご当地ヒーローが使う必殺技もそのまま登場する予定だ。各地の名産を集めることができ、それによって図鑑を埋めていくといったコレクション要素もあるとのこと。

▲写真左の下画面にある、玉のようなものをスワイプアクションで切ることによって、パワーを貯めるようだ。

 
▲カードにはレア度があり、レア度によって能力・デザイン・ポーズが変わることもあるようだ。

 

『スラバト』は、ブシモと連携することによって、チャット機能も使用できる。さらに『ファイヤーレオン』との連動企画として、テレビで放送された内容がゲームに反映されたり、テレビに出た問題をゲームで答えれば特別アイテムが手に入ったりなど、さまざまな企画も用意されているようだ。なお、本作のリリースは2013年6月予定。『ファイヤーレオン』を見ながらリリースを心待ちにしよう。

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