『乙女ぶれいく!』出演声優インタビュー いっしょに暮らしたいオートメカノはだれ!?

2012-09-03 20:41 投稿

●本当の乙女を目指す(!?)声優へインタビュー

乙女ぶれいく!』は、スクウェア・エニックスから配信中の美少女育成ゲーム。“オートメカノ”と呼ばれるアンドロイド少女の育成とコミュニケーションを楽しむ作品だ。今回は、オートメカノのキャラクターボイスを演じた上村彩子(早乙女 乙芽)、堀江由衣(早乙女 すぴか)、荒川美穂(ヴァージニア・S・サオトメ)の3人にアフレコ中の秘話や自分の演じたキャラクターについての感想を聞いてきたぞ。

※本インタビューはアプリの配信まえに行われました。

 ▲画像左から荒川美穂、上村彩子、堀江由衣。(敬称略)

 

――まずはご自身が演じられたキャラクターの魅力や、収録中のエピソードをお聞かせください。

上村 私が演じたキャラクターは早乙女 乙芽(さおとめ おとめ)ちゃんといって、すごく素直で前向きな女の子です。収録中は、私が甘いものが大好きだということを知ったスタッフのかたが、つねに私のまわりには甘いものを置いてくれたというエピソードがあります(笑)。どんどん甘いものが増えていって、最終的にはお持ち帰りの甘いものまで持たせていただいて、本当に幸せな収録でした。雰囲気も和気あいあいとして、賑やかで楽しかったですね。

――天真爛漫な乙芽と上村さんに共通点はありましたか?

上村 乙芽ちゃんはとにかく素直でうれしいことをうれしいって表現できる子なんですけど、私は真逆なので、つねに台本をみてうらやましいなって感じていました。私もこんな素直な子だったらいいなって思ってました。

荒川 私から見ると上村さんと乙芽ちゃんはすごく似ていて、可愛らしくていいなって思いましたよ!

――では、堀江さんは自分の演じた早乙女 すぴかにどういう印象を受けましたか?

堀江 いちばん最初にすぴかちゃんのイラストを見せていただいたときに、すぐにカワイイな~って思いました。お話を聞くと3人の中でいちばん表に出す乙女度が高いみたいなんですね。実際の収録でも最初のころ、女の子らしさを前面にだして主人公に接していくんですが、じつはその女の子らしさは作っているものだということなので、そういった部分は意識して収録していました。

――キャラクター説明にもちょっと計算高いとありますね。

堀江 そうなんですよ。だから女の子らしさを計算高く出しているキャラクターですね。でも一回すぴかちゃんは喧嘩別れみたいなシーンがあったので、ゲームを進めていくと段々本心や本音が出てくるんです。

――堀江さん自身と似ているなと感じる部分はありましたか?

堀江 そうですね、序盤はとくに本音を隠すタイプでストレートに感情を見せていく子ではないんです。そういったところでは私と通じる点はあるかなって思いました。私もリアルツンデレみたいなところがあって、どうしてここで素直に言えなかったんだろうと後悔するときがあるので、すぴかちゃんの気持ちがわかるなって思ってました。

荒川 私はすぴかちゃんをパッと見たときの乙女っぽさや柔らかさが堀江さんと似ているなって感じました。

上村 私も! 堀江さんとちゃんとご挨拶できたのは最近なのですが、同じことを感じました! 意識レベルの高さといいますか、3人の中でずば抜けて自分磨きをしている部分や、雰囲気はとっても近いと思います。私はすぴかちゃんのシナリオを最後まで見たんですが、最後の最後でもう大好きになっちゃいました!

堀江 いやいやいや(笑)。でもありがとうございます。そんなことを言ったら、乙芽ちゃんの可愛らしさや明るさ、無邪気なところが上村さんを見たままだと思いますよ! 荒川さんは一見キャラクターとは違う印象ですが、一本武士っぽいところがあるような気がするんです。芯の強さはヴァージニアちゃんに通じる部分があるなって感じました。ほかのキャラクターのストーリーに出てくる場面では。やっぱりひとりひとりの言葉遣いや雰囲気がけっこう違うなって感じましたし。

上村 あ、言葉遣いというか呼びかただと、荒川さんのヴァージニア・S・サオトメのことを乙芽は「ヴァーちゃん」と呼ぶんですけど、それが「“おばあちゃん”みたいに聞こえちゃうんですけど、いいんですか?」っていう話はありました(笑)。

荒川 それでなんて言われたんですか?

上村 おばあちゃんでいいって言われました(笑)。

荒川 あ、やっぱりそうなんですね(笑)。

――では荒川さんが演じられたヴァージニア・S・サオトメはどうでしたか?

荒川 いま話がありましたけど、乙芽ちゃんからはヴァーちゃんと呼ばれていて本人はすごく真面目なのでやめてって言い続けていましたよ。ヴァージニアちゃんは武士みたいな性格のキャラクターなんです。なので、言葉がすごく丁寧なので台本を読むのに苦労しましたね……。難しい言葉がいっぱい出てくるんですよ!

――ああ、たしかに「雪花菜丸」を「きらづまる」とはふつう読めませんよね。

荒川 そうなんですよ。ほかにもたくさん読めない単語があって本当にたいへんでした。

――荒川さんとキャラクターとの共通点はありましたか?

荒川 そうですね、意地っ張りではないんですが素直になれない部分が自分に似ているなって思いました。 演じていた中でよかったのは、主人公に対してだんだん惹かれていって恥ずかしいけど心地いいなって部分が少しずつ出てきたところですね。彼女にはすごくストイックな面もあるので、そこは見習いたいなって考えています。

●いっしょに暮らしたいのは自分が演じたオートメカノ

――それぞれのキャラクターを演じる際に気をつけたポイントやその中で気にいっているセリフはありましたか?

上村 えっと、乙芽ちゃんは語尾に「っ」をつけるのが印象的で「元気だよ」ってセリフでも「元気だよっ」という感じで発音するのが“乙芽語”と言われています。収録中はよく「もう少し乙芽語で」って何回もお願いされました。なので語尾の“っ”を強調するのに苦労していましたね。印象に残ったセリフは、乙芽ちゃんは全体的に甘い感じでしゃべるのでマスターを呼ぶときの甘い感じが大好きです!

堀江 私は先ほども話した通り、少し計算高い性格なので、女の子らしさを全面に押し出せるように気をつけていました。

荒川 私のヴァージニアちゃんはけっこうきつい感じなので主人公と話すときにでる照れとのギャップを意識しました。気に入っている所は、ちょっと感動するシーンなので今はまだ言えないんです……。クライマックスで歌を口ずさむシーンがあるのでそこが気に入っているとだけお伝えします(笑)。

――ゲームではキャラクターたちが色々なコスチュームに着替える着せ替えシステムがあるようなのですが、何かお気に入りのコスチュームはありましたか?

上村 主題歌CDをお買い求め頂いた皆さんにプレゼントされるアイドルっぽい衣装があるんですけど、それがすごくかわいらしくてお気に入りです!

荒川 私は基本的に部屋着が好きなんですが、ほかの衣装もすごくステキで、堀江さんが演じられた早乙女 すぴかちゃんのカラータイツの私服が一押しです!

堀江 あのカラータイツかわいいよね! あれはけっこうすぴかちゃんらしいなって私も思いました。ほかにもすぴかちゃんは白いワンピースみたいなコスチュームがあってこれがすごくかわいいと思いました。

――ご自身がもしオートメカノの3人と暮らせるとしたらどの女の子を選びますか?

上村 私はやっぱり乙芽ちゃんですね。床に転がっているゴミひとつにも一生懸命な感じがして、そういう素直な彼女に元気がもらえる気がします。

荒川 なかなか甲乙つけがたいですね……。でもやっぱりヴァージニアちゃんですかね。お料理をしているシーンがすごく不器用でかわいかったので、萌えポイントかなって!

堀江 みんな自分のキャラクターなんですね。じゃあ私もすぴかちゃんで(笑)。友だちといっしょに暮らしているような感じになるかなー。紅茶を飲んだりして、とっても女の子らしい生活ができる気がします。

――3人のオートメカノには好きな言葉を覚えさせられるのですが、覚えさせたい言葉はありますか?

上村 せっかくなのでふだん言わないようなセリフがいいですね!

荒川 そうですね!

上村 流行りの言葉を言わせてみたいですね。ヴァーちゃんに流行りの言葉を言ってもらいたいです!

荒川 きっと意味がわからないで言ってる感じがいいんですよね。

堀江 私はもうすでにひとつ教えているんです。“ほっちゃん”って言葉を“マジ天使”って出るように教えてみました(笑)。皆さんもぜひ!

――それいいですね(笑)。

●いきなりのバトル展開

――バトルがあると聞いたときはどう思われましたか?

上村 映像を初めて見せていただいたときに、すごく本格的な戦闘シーンに驚きました。かっこよくて気持ちも高ぶりましたよ。

堀江 「急にきた!」という感じですけど、でもよく考えたら登場シーンからなんか怪しい感じはしてたんですね。謎が謎のまま残っている感じはしていたので、逆になるほどなって思っちゃいました。

――戦闘シーンでは必殺技の名前を叫ばれたということでしたが、なにか気をつけた点はありましたか?

上村 乙芽ちゃんの必殺技は溜めがあるんですね。攻撃前に叫ぶ名前のときにグッとためてから発散する感じに力をいれました。映像をみないとなかなか想像しづらくて、目の前でながれる映像に合わせて叫べて楽しかったです。

荒川 私の必殺技はまた難しい漢字4文字の技名なんですが、映像に合わせて力強く叫んだところですね。

堀江 技名に関してはとくに苦労はしなかったんですけど、すぴかちゃんのシーンを初めて見たときは思っていた以上に激しい戦闘シーンになっていて嬉しかったですね。

上村 まさかすぴかちゃんのあのメガネが(笑)。

堀江 そうそう!まさかあのメガネがねってビックリしちゃいますよ。

――印象に残っている個性的な敵キャラはいますか?

上村 “カボチャ”が出てくるんですが、「え? かぼちゃが!?」とびっくりしました。後は“11”が画面にでてきて、最初は敵が出てこないなって思っていたらその“11”が敵だと言われて笑っちゃいました(笑)。そのあたりはプレイする皆さんにも検証してもらいたい部分ですよ。

堀江 ゲームを触らせてもらったときに、“てるてるぼうず”みたいな敵が2段階に変化するのが、シュールで怖かったです。それがいちばん印象にのこってますね。

荒川 私はまだ実際に戦闘シーンはみていなくて名前くらいしかわわからないですけど、これってわりと身近なものが敵としてでてくるんですよね? こんなのとどうやって戦うのか想像するだけで楽しみです!

上村 身近なもので戦いたくない敵は……スイーツですね(笑)。

荒川 あー、わかる! 絶対に戦いたくないです!

堀江 好きなものとは戦いたくないですもんね。

上村 甘いものとはちょっと、無理ですね。

荒川 がんばって食べちゃえばいいんですよ!

堀江 でも逆にかわいらしいクマのぬいぐるみが襲ってきたりしたらそれはそれで怖いかも。

――主題歌『見つけなくちゃ! 乙女心!!』の収録はいかがでしたか?

堀江 レコーディングの順番は私が最初でした。個人的に好きなメロディーラインで、ストレートに乙女っぽい歌じゃないところがこの作品らしいですよね。歌詞も作品にあった内容で、アフレコしていたときと同じ感じで歌えてありがたかったです。

上村 つぎが私で堀江さんの歌声に合わせてレコーディングをしました。まだ完成品は聞いていないんですが、仮歌を聞いた段階ですごくいい曲で、メロディーも一度聞くと頭の中をつねにぐるんぐるん回っているくらい記憶に残りやすいです。家で練習をしている段階から曲を通して歌いきることができなくて、本当にどうすればいいんだろうと苦労しました。

荒川 私が最後にレコーディングをしたので、上村さんと堀江さんの声が入った曲を聴いているんですよ。それぞれのキャラクターのイメージにあった歌い方をされていたのでいい曲だなって思いました。曲自体はいわゆる中毒性の高いもので、上村さんもおっしゃったように印象に残るフレーズです。使用されているオープニングバージョンとCD化されたフルバージョンはちょっと違っていて、CDは後半ですごく盛り上がるので、ぜひCDのほうも聞いていただきたいです!

――では、キャッチコピーにも使われている“本当の乙女”とは何だと思いますか?

上村 自分で嫌味なく乙女感を出すんじゃなくてまわりから愛されることが乙女なのかな? 本当の乙女を目指すのは難しいですね。

堀江 いいこと言いますね。私も乙女はまわりの人が決めるものだと思います。でもやっぱり難しいですね。大人になっても純粋な気持ちをもって何かにときめけることが大事だと思います。

――では最後に『乙女ぶれいく!』ファンの皆さまへコメントお願いします。

上村 今回スマートフォンでの女の子の育成ゲームなんですが、私も少しプレイさせてもらいまして、自分の持っている携帯を開けばつねにその子がいるというのがすごく魅力的だなとおもいます。その子に自分が言葉を教えたりいっしょに楽しむ事ができますし、プレイしていただければそれだけで『乙女ぶれいく!』の魅力がわかると思うので、登場する3人ともプレイしてほしいです!

堀江 ご飯をあげたりお着替えさせたりとかっていう、ちょっとしたコミュニケーションで相手と親密になれるゲームです。スマートフォンだとタッチした部分によって返事が違ったりして、距離感が近く感じられるのがいいところなので、それぞれのキャラクターたちと触れ合ってもらえればうれしいです。

荒川 スマートフォン用のゲームであるにも関わらず、すごい量のボイスをとっていただいたんですよ! よくこんな小さな物の中にこれだけのボイスがはいっているなって思うくらいすごいんです。これは私たち女の子がプレイしてもすごくキュンキュンしちゃうんですよ! だから、そういう気持ちを皆さんにも楽しんでもらいたいです。

 

■ボリュームたっぷりの声優インタビュー、いかがだっただろうか? 明日からは開発陣へのインタビューを2日連続で掲載するぞ。こちらはさらに大ボリューム&大暴走の内容となっているのでお楽しみに♪

 

乙女ぶれいく!

メーカー
スクウェア・エニックス
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、Android
備考
1キャラクター 1000円[税込]
キャラクターセット 2500円[税込]

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