著名クリエイターたちが新作を続々発表! ソーシャルゲームサイト“entag!”の最新タイトルを独占取材!
2012-06-28 11:08 投稿
●「ゲームらしいゲームを」その言葉の意味とは?
女性向けのゲームを主力に展開してきたソーシャルゲームサイト“entag!”が、このたびスマートフォン向けゲームの新作タイトルをリリースすると発表。既報のとおり、ゲームメーカー“メディアーノ”が手掛ける新作タイトルには、鈴木裕氏など著名なゲームクリエイターも参加しており、期待が高まるものばかり。それら新作をいち早く体験できたので、今回はその模様をリポートする。メディアーノの林真佐人氏は、「スマートフォンでは、ボタンや画面を押す(タップ)だけ、カードを集めるだけの単純なゲームだけではつまらない。私たちが、その文化とは違った、もっとスマートフォンの特性を生かしたゲームを作り出していく」という言葉を残しており、現在主流となりつつある、ソーシャルゲームへ殴り込みをかける意思を表明。はたして、どのようなゲームが発表されるのか? ファミ通App独占となる情報は、以下の通りだ!
●新作タイトルは、全5種類!
このたびの取材で明らかになったゲームは、全部で5タイトル。まだタイトル未定のものもあるが、それぞれのタイトルを、少し遊んだ感想を交えてご紹介していこう。
■戦国デュエル鬼札
若い女性に人気がある、戦国時代をテーマにしたRPG。ゲーム概要を極めて端的に述べると「戦国武将のカードを集めて戦わせる」という、王道のソーシャルゲームに似たもの。だが『戦国デュエル鬼札』は、よくあるカード集めとは違い、バトルの中に“ゲーム性”が加えられているのだ。通常のソーシャルゲームは、デッキを構成したら、あとはバトルのボタンをタップするだけ。しかし、『戦国デュエル鬼札』では、手札の中から場に出すカードを選んだり、場でカードを合成したりと、リアルタイムの要素が織り込まれている。なお、手札はカードの山から5枚ランダムで選ばれるシステムとなっているため、どのような状況においてもうまく立ち回れるような戦略も必要となってくるのだ。カードを集める楽しさはモチロン、“ゲームとしての楽しさ”が含まれたタイトルである。
<プレイレポート>
ライトユーザーでも楽しめる“カードゲーム”といったイメージ。バトル時のカード選択に、タップではなくフリックを採用している。リアルタイムストラテジーのようなひねりのきいたカードバトルだ。カードに描かれたイラストもカッコよく、特に女性には人気が出そうなタイトル。
【戦国デュエル鬼札】
メーカー:entag!
配信日:Android版 2012年7月4日配信予定
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Android OS 2.2以上の端末(一部非対応機種あり)
■ガラクタ戦記ブリキウス
ガラクタの王国を発展させるシミュレーション要素と、スクラップのモンスターを倒すディフェンスゲーム要素が含まれたRPG。ディフェンスゲームの操作は、画面タップが移動、および攻撃と至ってシンプルだが、連れだって冒険する仲間とのフォーメーションを整えたり、スキルを発動させるタイミングを計ったりと、遊び応えがある。ディフェンスゲームにはユニークなボスモンスターも存在しており、そこでは迫力あるバトルが楽しめる。ボスモンスターをはじめとする登場キャラクターのデザインは、『サルゲッチュ』のキャラクターデザインをされた米倉俊之氏が担当しており、その雰囲気を端々に感じることもできる。シミュレーションパートも至ってシンプルイズベストな作り。ディフェンスゲームで獲得した素材を投資して王国の城や施設を強化していくというシステムだ。なお、施設が成長していくと、新たな武器が作れるようになるなど、特典が付随されている。
<プレイレポート>
「これはアクションではなく、リアルタイムストラテジー(RTS)なのでは?」というのが、正直な感想。もちろんボスが存在していたり、ボスの部位破壊を狙いながら戦うという点はアクションっぽいのだが……。道中の戦闘では、仲間のフォーメーションを考えたり、スキルを使うタイミングを考えたりという要素のほうが色濃く、どうしてもRTSに感じてしまう。ジャンルの区分はさておき、戦略性の強いゲームであることは確かだ。短い時間で遊べるので、ちょっとした休憩時間に遊ぶにはもってこい!
【ガラクタ戦記ブリキウス】
メーカー:entag!
配信日:Android版 2012年7月12日配信予定/iOS版 2012年秋頃
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Android OS 2.3以上の端末(一部非対応機種あり)/iOS4.0以上の端末(予定)
■いつでも対戦エンタグランプリ
『セガラリー』シリーズや、海外で人気の『スターウォーズアーケードシリーズ』などの数々の人気アーケードゲームを生み出したゲームクリエイター、佐々木建仁氏が送る新作レースゲーム。このタイトルでは、従来のようなコースを周回するレースではなく、一定区間を制限時間内に走り抜け、ゴールを目指すというルールを採用。これが一昔前のアーケード版のレースゲームを遊んでいるような、ノスタルジックを味わわせてくれるのだ。また、それだけでなく、ゲーマー心を刺激する“車体のカスタマイズ”という要素も搭載している。しかし、このゲームの最大の魅力は、なんといってもオンライン対戦が可能であるという点。開発者によると、電波状況がよければ、3G回線でもラグを感じることなく対戦でき、日本全国のユーザーとランキングを競えるようになるという。
<プレイレポート>
海外で行われたとある展示会で、驚くほどの人気を呼んだという『いつでも対戦エンタグランプリ』。実際にプレイをしてみると、人気の理由がよくわかった。まず、グラフィックがキレイ! レース中に巻き起こる、細かな土埃なども忠実に表現されるのだ。スピード感あふれるレースゲームで、ここまでキレイなグラフィックが描けるとは、正直驚き! 車体のカスタマイズも忘れてはならない。カスタマイズの組み合わせは、ベース車両(4種類)をもとに数十種類もあり、車好きにとって最高のシチュエーションなのだ。このグラフィックの美しさと、操作方法、お気に入りの車という3要素がマッチしてか、ついついゲーム中に引き込まれてしまう。今回は体験できなかったが、3G回線での“リアルタイム通信対戦”にも期待したい。
【いつでも対戦エンタグランプリ】
メーカー:entag!
配信日:Android版 2012年7月下旬頃
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Android OS 2.3以上の端末(一部非対応機種あり)
■entag!格闘(仮)
PremiumAgency開発の“3Dグラフィックス(描画)エンジン:千鳥”により、スマートフォン最先端のグラフィック、アニメーションを実現した格闘ゲーム。従来のスマートフォンの格闘ゲームは、端末を横持ちにしてプレイするのが主流だが、本作は縦持ちのまま遊ぶことができる。操作方法も、ボタンをタップしてコマンドを入力するのではなく、フリックやタップを駆使した、スマホならではの動きを採用。わざわざ端末を横に持ち替えて両手で持たずとも、片手でスッと起動してパッと遊べるのだ。もちろん、親指の簡単な動きでコンボもキメられるほか、キャラクターに装備させたカードを使用することで、必殺技“スペシャルアーツ”も発動できる。このカードの組み合わせによって戦略が変化し、ほかの格闘ゲームにはない駆け引きが生まれるのだ。さらに、本作にはほかのプレイヤーが育てたキャラクターが対戦相手となる“バーチャルPvP”を搭載。カードによってカスタマイズされたさまざまなキャラクターと、つねに新鮮なバトルを繰り広げることができる。本作は、スマートフォンという特殊なインターフェイス向けに最適化された操作方法が追及された、新しい格闘ゲームと言えるだろう。また、将来的にはオンライン対戦への対応を予定しているとのこと。
<プレイレポート>
難しいかと思われたコンボも、意外と簡単。フリックの文字入力に慣れていれば、誰でも簡単に格闘ゲームを楽しめる。昨今の格闘ゲームは敷居が高いため、こういった参入しやすいシステムは、ビギナーにとってはありがたい。また、こちらも美しいグラフィックで描かれており、臨場感のある格闘が体験できる。
【entag!格闘(仮称)】
メーカー:entag!
配信日:Android版 2012年8月下旬頃
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Android OS 2.3以上の端末(一部非対応機種あり)
■ガンガン海賊団(仮)
今もなお人気が絶えず「続編を!」という声をよく聞く『シェンムー』。その生みの親である鈴木裕氏がプロデュースする作品が、コチラ。まだ鋭意開発中ということだが、イメージとしては海賊をテーマとしたシューティングアクション+ソーシャルゲームというものになるそうだ。今回はイメージボードのみの発表となった。
シューティングパートは、アーケードゲームのシューティングのように、出てきた敵を撃って倒していき、時間内にエリアを突破していくというシステムが想定されているとのこと。さらにそこに、仲間との協力プレイや、誰が先に強力なボスを倒せるかを競う競争プレイなど、ソーシャル要素が加わる予定だという。
<プレイレポート>
鋭意開発中ということもあり、実際にはプレイできなかったので、資料を見たイメージを書き留める。従来、アーケードゲームのような一人称シューティングを家庭で遊ぶには、専用のコントローラーが必要となってきたケースが圧倒的に多い。スマートフォンでアーケードゲームとまったく同じ体験ができるわけではないが、タッチ操作とはおそらく相性がいい。スマホ1台でアーケードゲームの疑似体験ができるというのは楽しみだ。また、ソーシャル要素にある競争プレイというシステムにも興味がある。イメージとしては、モバゲーが運営する『ファイナルファンタジー ブリゲイド』にある飛空挺団。突如現れた敵を、みんなでいっせいに攻撃し、誰が先に倒せるかを競うというものだ。ここに、どんなオリジナルの要素を込めてくるのかが、注目のポイントとなるだろう。そしてなにより、“あの”鈴木裕さんの作品だ。期待せずにはいられない! 詳細が気になるぞー!
【ガン!ガン!海賊団】
メーカー:entag!
配信日:Android版 2012年9月頃/iOS版 2012年9月頃
価格:無料(アプリ内課金有り)
対応機種:Android OS 2.3以上の端末(一部非対応機種あり)/iOS4.0以上の端末(予定)
今回紹介したゲームすべてに共通しているのは「クリック(タップ)するだけ、カードを集めるだけのゲームではつまらない」という言葉通り、どのゲームにもゲームらしいひねりがしっかりと含まれているという点。これらの新作、そしてこれらを配信するentag!が、ソーシャルゲーム業界にどのような影響を与えるのか、今後の展開には注目しておくべきだろう。
[外部リンク]
※entag!の公式サイトはこちら
■entag!とは
3Dアバターを利用した仮想旅行やブログ、コミュニティなど、ゲーム以外のコンテンツも提供しているソーシャルゲームプラットフォーム。メールアドレス登 録などの面倒な設定をすることなく、RPG・ペット育成・バトル系・恋愛シミュレーション・パズルなど、多彩なゲームがプレイできる。
※メディアーノの公式サイトはこちら
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