影絵チックな世界でドラゴン退治するシューティングゲーム『Dragon Hunter II』

●城に迫ってくるドラゴンを撃ち落とせ

ファンタジー世界が舞台のシューティングゲーム。城へと襲いかかってくるモンスターに対し、矢を放って撃退するのだ。敵はおもにドラゴンで、空を飛んできたり水上を進んで来たりして城へと迫り、ダメージを与えてくる。出てきた敵をすべて倒せばステージクリアーだ。敵を倒して得たゴールドを使い、矢や城などをパワーアップすることもできる。

▲かわいい兵士と不気味なドラゴン。どちらも、じつに生き生きと動いてくれるのだ。

●指で弓矢を撃ちまくる爽快感と、ちょっとメルヘンな影絵に惹かれちゃう

お城の下にいる兵士から矢を放つわけだが、このとき発射ボタンを押したりするわけではなく、指で矢の軌道を好きなようになぞって矢を放つ。これが新鮮で、矢を自分で放っていると実感できる。また、視覚的に状況が把握しやすく、非常にとっつきやすい。お城に攻めてきたドラゴンは、火を吐くなどして攻撃してくるのだが、このとき弓を射る兵士ではなく、お城を攻撃してくる。つまり弓兵がやられることはないが、お城の耐久値がどんどん減っていき、0になるとゲームオーバーになってしまうのだ。ここで活躍するのが修理兵で、ダメージを受けた城をトンテンカンという音を鳴らしながら修復してくれる。しばらく敵の攻撃をしのげば、耐久値は再びMAX状態だ。

また、このゲームには食料の概念があり、ステージごとに兵士が消費する食料が尽きるとゲームオーバーとなってしまう。ここでユニークなのが食料を補充する方法で、なんと倒したドラゴンを回収し、それが食べ物になる。力尽きて水上に浮かんだドラゴンに小舟をつけ、肉を切るさまは、なかなかシュールだ。

ドラゴンを倒して貯めたゴールドには、じつにさまざまな使い道がある。たとえば矢の威力をアップさせたり、城の耐久値を高めたりといったものから、お城の修理のスピードを速くしたりドラゴンの肉を素早く切れるようにしたりなどなど。どの要素をどの程度までアップグレードさせるのかという、シミュレーションRPGのような攻略要素も盛り込まれているというわけ。

最後になったが、影絵風の独特なグラフィックは必見。美しくてかわいらしいし、リアルなCGに比べてキャラクターの動きや矢、敵の吐く炎など、プレイするための情報が見やすいという利点もある。教育テレビなどで放映されたような影絵劇を楽しむつもりでプレイすると楽しいだろう。

▲ステージによっては、手ごわいボス敵が登場する。弱点を見極めて攻略しよう。

▲アップグレードの要素は多岐にわたるため、計画的に行わないと行き詰まることになる。

■基本操作

左下にいる弓兵から、目標の敵へ向けて指をスライドさせると矢が飛ぶ。水上を進む帆船には兵士が乗っており、仕留めたドラゴンを回収して食料にしてくれる。ドラゴンはある程度城まで近づかないと攻撃してこないため、早めに倒せば被害はない。右上の隅にあるアイコンをタッチするとポーズがかかり、ゲームを一時中断できるのだ。

▲画面左上には、味方のステータスが表示されている。左からお城の現耐久度/最大耐久度、ゴールド、食料、仲間の数だ。仲間の数はアップグレードごとに増えていき、消費する食料もそれにつれて増えていくため、食料回収用の船や肉を切る兵士のアップグレードも忘れずにやっておこう。

▲アップグレードに使うゴールドは、ドラゴンを倒して稼ぐほか、指定されたアプリをインストールして起動することによっても貯めることができる。