思わず「ブ~ン」と言いながら指を滑らせたくなるレースゲーム『DrawRace 2』

2012-01-11 11:58 投稿

●ライン取りとアクセルワークという基本部分を徹底的に追求

レースゲームというのはスピードを競うハラハラ感も大事だけど、ドライバーとしての自分をどれだけゲームに投影できるかというのも重要だと個人的には思うわけですよ。その点この『DrawRace 2』は真上からの俯瞰視点でコースを指でなぞらせるという、子どもがおもちゃで遊ぶのに近い感覚でレースができちゃうわけ。もちろん子ども騙しのゲームをおすすめするほど筆者は温くない。指を滑らせるスピードは車のアクセルワークにも反映されるので、絶妙なライン取りとそれを可能にするアクセルワークが超重要! 走るコースをレース前にすべて入力するので、ライバル車はある意味ゴーストカーであり、時間の目安でしかないわけで、ゲーム中はひたすらストイックに車の挙動をイメージしながら丁寧に、かつ速やかに走行ラインを作り上げていくというわけ。

▲コース2周分のラインを一筆書きで一気に書き上げる。指の滑らせるスピードを変えるとエンジン音も変わるので、それを頼りにスピードを調整のがポイント。

 

▲オーバルコースは高速の戦いになるので、楕円を2回、一筆書きで一気に書き上げる感じに。ちょっと角度が急になっただけでもオーバーステアになりかねないので、緊張感はハンパないッス!

対戦モードもそういう感じだから、走破タイムを競うラリーに近い感覚ですな。公式の“World League”は、同程度のポイントを獲得している人とレースをして上位2位以内に入ればポイントをゲットできるシステム。練習走行で慣らしたあとに本番の入力(途中で最初からやり直すことはできるけど、最後まで入力するとそのあとは訂正不可)が完了しちゃうとレースに突入するので、筆者は何度も下書きをしたあと清書して課題を提出した書道教室を思い出したが、感覚は分かってもらえるだろうか……。ライン取りに集中できるちょっとした時間があれば楽しめるゲームだし、難しいコーナーをイメージ通りに走り抜けたときの感覚は何とも言えない達成感があるので、レースゲームが好きな人からやっておくべき良作です!(平野テツヤ)

▲一日ごとに成績が更新される公式戦“World League”。ひとり用モードの“Career”と違い、上位に入れなかったから再挑戦というわけにはいかないので、指先にも自然と力が入る。

 

▲“World League”に参加した初日はラクにポイントを稼げたからちょっとなめてました。正直すんません。

【DrawRace 2】
メーカー:Chillingo Ltd
配信日:配信中
価格:85円[税込]
対応機種:iPhone/iPod touch、iPad
備考:英語版のみ

(C) RedLynx 2011, All Rights Reserved

この記事のタグ

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧