【E3】スマホ最高峰のFPS『モダンコンバット5』の先行体験を動画でお届け

2013-06-12 04:00 投稿

●あの美しい水の都が戦場に!

アメリカ軍ファントム隊とエドワード・ペイジ率いるテロリストとの壮絶な戦いを描いた前作からおよそ半年。沈黙を破り、ついに最新作の情報が明らかになってきた! 制作がこれまでのモントリオールスタジオからブカレストスタジオに変わったらしく、どのような雰囲気に仕上がっているのか楽しみだ。既に行き着いた感覚さえあった前作からどのようにパワーアップしたのか、デモ版を先行プレイしたぞ。

 


▲こちらが新作のロゴ。キャンペーンはもちろん、マルチプレイも楽しみだ!

 

ちょうど前日に『モダンコンバット4』のキャンペーンモードをクリアーしていたこともあり、期待とともにデモ版を体験させてもらった。今作のオープニングはほの暗い水中から始まり、戦場に浮上するとすぐに赤いマスクの部隊と戦闘になる。デフォルトでダッシュボタンが左側になっているほかは、操作方法に大きな変更はなさそうだ。

最初に感じたのは、戦場から感じる雰囲気の違いだった。前作は近代的な施設やビルディングでの戦闘がメインだったが、ここは違う。観光客で賑わっているような、ヨーロッパ風の市街地が戦場になっているのだ。敵を片付けて周囲を見渡すと、水辺が見えた。そのグラフィックに思わず息を呑む。水面に反射する光や波紋、映り込む風景が恐ろしいほどのリアリティをもっていたからだ。さらに見渡してみると、ポールを発見。その先端には見覚えのある旗があった。カラーリングは左から緑、白、赤……そう、ここはイタリアだ!

敵の攻撃は激しく、伝統的な建物がつぎつぎと崩れていった。ここで再び息を呑むことになる。物が壊れる描写が、前作以上に丁寧に描かれているのだ。とくに驚いたのは倒壊音。レンガ造りの建物が崩れたときに聴こえたサウンドは、まさにその材質の物が壊れるときに発する音だった。

細部のこだわりも尋常ではない。主人公がふと腕時計を見る場面があるのだが、その腕についていたかすり傷は、モバイル端末のゲームとは思えないほどの生々しさだ。このように一瞬しか映らないシーンにも妥協は見当たらない。このこだわりがブカレストスタジオの特徴なのだろうか?

ゲームを進めていくと、何度か場面転換する。このデモ版は前半のおいしいところを繋げて構成されているらしい。もっとも印象に残ったのは、高速ボートを疾走させてヘリの猛追から逃げるという緊迫した場面だ。ボートに設置された機銃で反撃ができる。ヴェネツィアンゴンドラが家々に囲まれた水路を悠々と進んでいるような環境だ。そんなところでドンパチやり合うのだからたまらない。逃げるボートに向かって巨大な塔が倒れてきたり、敵の増援部隊がボートで迫ってきたりと、とにかく派手な演出が矢継ぎ早に続く。それはまるで、テーマパークのライド系アトラクションを体験しているかのような感覚!

この逃走戦の途中で画面がスローになり、主人公たちの乗るボートは沈められてしまった。ゲームロフトの担当者の話によれば、デモ版はここで終了らしい。製品版では逃げ切ることができるのだろうか? それとも、敵に捕まってしまうような展開が待っているのだろうか? 妄想は膨らむばかりである。デモは10分程度のプレイだったが、濃密な時間を過ごすことができた。

●前作とのリンクやマルチプレイの新要素は果たして?

今回のデモ版は字幕も含めてすべて英語だったが、製品版では日本語字幕で楽しめるそうだ。そして、前作のキャンペーンモードをプレイした身としては、やはりアイツの存在が気になる。名前は伏せておくが、前作はある人物が黒幕宣言をするというラストだった。続編が出ることを暗に告げていたのだ。その伏線は、今作で回収されるのだろうか?

また、『モダンコンバット』といえば、マルチプレイを楽しみにしているファンも多いはずだ。デモ版にはマルチプレイは収録されていなかったので、今後の発表に期待したい。リリースされればマルチプレイが大きな盛り上がりを見せるだろうから、いまのうちに前作を遊んで、感覚を取り戻しておくのはいかが?

 


▲先行プレイのようすはこちら!

 



▲こちらからはE3で公開されたトレーラーを視聴できる。この美しい町で何が起こっているのだろうか?

 

モダンコンバット5

メーカー
ゲームロフト
配信日
配信日未定

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